ライプニッツの計算機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 00:21 UTC 版)
「機械式計算機」の記事における「ライプニッツの計算機」の解説
ゴットフリート・ライプニッツが1670年代に考案した、「段付き歯車」などと呼ばれる階段状に歯の付いたドラムと、それとの噛み合い位置により任意の歯数だけステップ回転をする円盤、というメカニズムは、後の機械式計算機に大きな影響を与えた。また彼自身もそれを使用したStepped Reckonerと呼ばれる機械式計算機を製作した。これは乗除算のための機構も持っていた。彼は「立派な人間が労働者のように計算などという誰でもできることに時間をとられるのは無駄だ。機械が使えたら誰か他の者にやらせるのに」と言っていたといわれている。ライプニッツは二進法の唱道者でもあり、そちらものちのコンピュータに影響を与えている。 後述するオドネルのものなどは、「任意の歯数の歯車」として歯が出入りする歯車を利用している。それらとは異なり、ライプニッツの発想に近い、段付き歯車を使い小型化したものに、1948年に登場したクルト・ヘルツシュタルクのクルタ計算機がある。
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