天元術とは? わかりやすく解説

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てんげん‐じゅつ【天元術】

読み方:てんげんじゅつ

算木(さんぎ)を用いて高次方程式を解く高等和算中国の宋・元の時代起こった代数学日本渡来したもので、未知数のことを天元の一と称した。今の開平開立の類。


天元術

読み方:テンゲンジュツ(tengenjutsu)

中国発達した一種代数学


天元術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 06:52 UTC 版)

天元術(てんげんじゅつ)は、中国で生まれた代数問題の解法(高次を含む方程式の解の求め方)である。


  1. ^ 森本光生「算学啓蒙の日本における受容 (数学史の研究)」『数理解析研究所講究録』第1625巻、京都大学数理解析研究所、2009年1月、154-159頁、CRID 1050282677278419968hdl:2433/140291ISSN 1880-2818 
  2. ^ 竹之内脩「古今算法記の遺題について (数学史の研究)」『数理解析研究所講究録』第1317巻、京都大学数理解析研究所、2003年5月、220-226頁、CRID 1050282677150307968hdl:2433/43021ISSN 1880-2818 
  3. ^ 上野健爾「関孝和の数学と大成算経 (『大成算経』の数学的・歴史学的研究)」『数理解析研究所講究録』第1831巻、京都大学数理解析研究所、2013年4月、119頁、CRID 1050282810782004736hdl:2433/194834ISSN 1880-2818 
  4. ^ 竹之内脩「関孝和の解伏題之法について (数学史の研究)」『数理解析研究所講究録』第1064巻、京都大学数理解析研究所、1998年10月、148-159頁、CRID 1050282677151261824hdl:2433/62441ISSN 1880-2818 


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天元術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 00:17 UTC 版)

籌算」の記事における「天元術」の解説

詳細は「 天元術」を参照 高次方程式の解法である天元術は12世紀ごろに生まれた考えられている。このころ未知数記号用いられていなかったため、次数の順に並べた各項の係数算木数字の列とすることで方程式表現していた:159元代数学者李冶は天元術の表記洗練させた。 李冶の『測円海鏡(zh)』第二巻第十四問で提示されている一元方程式 − x 2 − 680 x + 96000 = 0 {\displaystyle -x^{2}-680x+96000=0} は天元術では以下のように表されるそれぞれの段の数字未知数次の係数を表す。1次の段には「元」の字を記す。 元

※この「天元術」の解説は、「籌算」の解説の一部です。
「天元術」を含む「籌算」の記事については、「籌算」の概要を参照ください。

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