吉田光由とは? わかりやすく解説

よしだ‐みつよし【吉田光由】

読み方:よしだみつよし

[1598〜1673]江戸前期数学家。京都の人。幼名与七通称七兵衛出家して庵。毛利重能角倉素庵学び、「塵劫(じんこう)記」のほか「古暦便覧」「和漢合運」などを著した


吉田光由

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 14:58 UTC 版)

塵劫記の、そろばん使用法を解説している頁

吉田 光由(よしだ みつよし、慶長3年〈1598年〉 - 寛文12年11月21日1673年1月8日〉)は、江戸時代前期の和算家である。

人物・生涯

京都の豪商角倉家の一族。久庵と号す。角倉了以は外祖父にあたる。初の和算家・毛利重能に師事した[1]。のち一族の角倉素庵のもとで中国の程大位による数学書『算法統宗中国語版』の研究を行い、それをもとに1627年寛永4年)、著書『塵劫記』を出版した。同書は絵を多用し基礎から応用まで容易に学習出来るように書かれた数学入門の模範と評価された。また、兄と共に北嵯峨に角倉隧道を開いた[2]。晩年には失明し、75歳で没した。墓所は右京区二尊院

著作

図書

現代語訳

脚注

  1. ^ 佐藤健一 監修、山司勝紀、西田知己 共編 『和算の事典朝倉書店、2009年、414頁。 ISBN 978-4-254-11122-4
  2. ^ 川本慎自「禅僧の数学知識と経済活動」中島圭一 編『十四世紀の歴史学 新たな時代への起点』高志書院、2016年。 ISBN 978-4-86215-159-9

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