武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新
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『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』(ぶしのかけいぼ 「かがはんごさんようもの」のばくまついしん)は、2003年(平成15年)に新潮新書で発刊された歴史学者磯田道史の著書。一般向けの教養書で、ドキュメンタリー的なノンフィクションであるが、2010年(平成22年)にこれを原作として映画『武士の家計簿』が製作されている。
注釈
- ^ 一般に右筆(祐筆、執筆)と呼ばれる職で、猪山家としては大出世であるが、加賀藩ではこの職に御算用者を選任することは珍しくなかった。
- ^ その後の猪山家一族の悲運についても書かれているが、家内文書が外部へ流出するまでに至った経緯は記されていない。
- ^ 不正を暴いた功績で抜擢、というのは映画におけるフィクションである。
- ^ 「絵鯛」を用いたのは、実際には妹の熊が数え2歳の時の「髪置祝い」の際で、成之の祝い(これも2歳の髪置祝い)には本物の鯛を出している。
- ^ 映画における人物設定。磯田は、膨大な兵站を処理できる人材として必然的に御算用者が任じられたと分析している。
- ^ 映画では直之の妹の娘とされているが、実際には直之の兄で他家へ養子に出た増田九兵衛の次女である。
- ^ 史実では1855年(安政2年)に当たるが、映画では言及されていない。
- ^ この門は東京大学の赤門として残っているが、この節約法自体を信之が考案したという記述は原作にはない。
- ^ 史実では1849年(嘉永2年)に当たるが、映画では言及されていない。
- ^ 『猪山直之日記』で明らかにされたところによれば、与三八は直之の実のおじにあたる。
出典
- ^ Manami、映画『武士の家計簿』イメージ・ソングに大抜擢! - CDjournal.com ニュース(ウェブ魚拓)
- ^ モントリオール世界映画祭作品詳細『武士の家計簿』(英語)
- ^ a b “2012年記者発表資料(2011年度統計)” (PDF). 最新映連発表資料. 一般社団法人日本映画製作者連盟. p. 3 (2012年1月). 2012年1月26日閲覧。
- ^ 「武士の家計簿」11月27日先行上映 石川県内6映画館で - 北國新聞 2010年7月8日
- ^ 日本映画界は今、サムライブーム 配給5社が共同でキャンペーン産経新聞 2010年10月22日
- ^ 2010年9月9日、北國新聞赤羽ホールで開催された講演会で原作者の磯田道史が発表。
- ^ 原作者・磯田氏が講演 映画「武士の家計簿」 - 北國新聞 2010年9月10日
- ^ 第23回東京国際映画祭 特別招待作品
- ^ 『ハリー・ポッター』が文句なしのV2!!今週は『ヤマト』公開を目前にベストテンが嵐の前の静けさに!!シネマトゥディ 2010年11月30日
- ^ キムタク『ヤマト』が見事首位発進!シネマトゥディ 2010年12月8日
- ^ 映画「武士の家計簿」とのコラボ商品発売! - ファミリーマート ニュースリリース(2010年12月7日)
- 1 武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新とは
- 2 武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新の概要
- 3 外部リンク
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