悲しい色やねんとは? わかりやすく解説

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悲しい色やねん

作者小林信彦

収載図書悲しい色やねん
出版社新潮社
刊行年月1987.12
シリーズ名新潮文庫

収載図書現代小説 1989
出版社徳間書店
刊行年月1989.5

収載図書侵入者
出版社文藝春秋
刊行年月2004.12
シリーズ名文春文庫


悲しい色やねん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 08:23 UTC 版)

悲しい色やねん』(かなしいいろやねん、英題:Love and Action in Osaka)は、小林信彦1987年に発表した短編小説(『小説新潮1988年1月号に発表、1987年12月に新潮文庫から刊行された短編集『悲しい色やねん』にも収録)。また、これを原作とした1988年公開の日本映画である。

映画化前提で題名も決まった状態で小林に「原作小説の執筆」の依頼がされたもの[1][2]。 小林自身も「映画はプロットが違う」と書いているが、「映画での主人公のヤクザ」は小説では間接的にしか登場せず、主な登場人物は作家(語り手、小林の分身)と関西の若手落語家である。また小説中で、題名のモチーフとなったと思われる上田正樹悲しい色やね」にも言及される。

概要

あらすじ

大反で一大勢力を誇る夕張組の一人息子・夕張トオルは、家業を継がずエリート銀行マンとして成功していたが、父の夕張組組長・寿美雄が組解散を願って巡る四国お遍路の先で、喧嘩沙汰を起こして入院。その相手が夕張と勢力を二分する三池組傘下のヤクザだったため、あわや大阪戦争の危機に!抗争を回避したのは、トオルと、彼の高校の同級生で三池組幹部の桐山恵だった。再び友情を確かめる二人。だが、トオルが夕張組を極道稼業から実業へと転身させ、巨大なビジネス・ゲームを目論んだため、勢力拡大を急ぐ三池組との確執が再び発生。トオルと桐山を取り巻く人々をも巻き込んで、一気に関西大抗争へ!

映画

悲しい色やねん
監督 森田芳光
脚本 森田芳光
原作 小林信彦
製作 黒澤満、青木勝彦
出演者 仲村トオル
髙嶋政宏
藤谷美和子
石田ゆり子
音楽 梅林茂
主題歌 上田正樹「悲しい色やね」
撮影 前田米造
編集 冨田功
製作会社 東映、サンダンス・カンパニー
配給 東映
公開 1988年12月10日
上映時間 102分
製作国 日本
言語 日本語
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キャスト

スタッフ

製作

企画はサンダンス・カンパニーの古澤利夫(藤崎貞利)[3]詳細は『それから』を参照)。最初から仲村トオル主演映画として企画された[2]

脚注

  1. ^ 小林信彦『侵入者』(文春文庫)収録の「創作の内幕」より
  2. ^ a b 古澤利夫『映画の力』ビジネス社、2019年、407頁。ISBN 9784828420769 
  3. ^ 『映画の力』、393-398頁。

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