(本)噂のストリッパーとは? わかりやすく解説

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(本)噂のストリッパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 23:57 UTC 版)

(本)噂のストリッパー
監督 森田芳光
那須博之助監督
脚本 森田芳光
出演者 岡本かおり
三崎奈美
宮脇康之
音楽 杉山篤
撮影 水野尾信正
編集 川島章正
配給 にっかつ
公開 1982年9月15日
上映時間 67分
製作国 日本
言語 日本語
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(本)噂のストリッパー』(まるほんうわさのすとりっぱー)とは、1982年9月15日に公開された日本映画日活ロマンポルノの1作品である。正式なタイトルは「(本)」の部分が◯の中に「本」を入れたもの。

監督脚本森田芳光。森田にとっては日活ロマンポルノ作品初監督の作品である。

あらすじ

とある場末のストリップ劇場踊り子を勤めるグロリアに一目惚れした青年・洋一。洋一はグロリアが他の劇場に移ったのも知らず、悶々とした日々を過ごす中、グロリアと肉体関係があった照一にビニ本屋で呼び止められ、グロリアの出演劇場へ赴くことに。そこでグロリアが金欲しさにまな板ショーを行っていることに洋一はショックを受けるが、洋一自身もまな板ショーの虜になってゆく。

キャスト

エピソード

  • 千葉県浦安市に当時実在したストリップ劇場「浦安劇場」にて撮影が行われた。作中では岡本扮するグロリアが浦安の街を闊歩するシーンも収められている。
  • 1980年三原順子との交際が発覚して以来、芸能界を事実上干されていた宮脇康之にとって、まさに起死回生を賭けた作品であった。しかし、宮脇は後年、「あの作品が僕の評判を落とした[1]と、本作品の関係者に対して極めて礼を失した発言を行っている。また、続編も制作予定であったものの、宮脇自身が乗り気でなかった事などもあり御破算となった[1]
  • 岡本かおりの「正式デビュー」作品である。この作品以降、岡本は多数の日活ロマンポルノ作品に出演し実績を積み重ね一般作品に進出するが、一般のテレビドラマ・映画に出演するようになってからはロマンポルノの出演履歴を公式プロフィールから抹消しており、現在のプロフィールでは同じ森田監督の一般作品である『家族ゲーム』を「デビュー作」としている。
  • 森田にとっては前作『シブがき隊 ボーイズ & ガールズ』に次ぐ3作目の作品である。当初は本作が『の・ようなもの』に次ぐ第2作目となる予定だったが、『シブがき隊~』のプロデューサーである増田久雄が「デビュー作で注目を集めた森田を飛躍させるためには次の2作目が重要である」とにっかつ側を説得し、にっかつが快諾して本作が第3作目となった[2]

参考文献

脚注

  1. ^ a b 1998年9月11日放映 驚きももの木20世紀「堕ちた天使 子役のそれから… ケンちゃんの三十七年」より
  2. ^ 増田久雄『太平洋の果実―石原裕次郎の下で』(パルコ出版小学館文庫刊)より

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