スタニスラフ・スミルノフとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 学者・研究者 > 数学者 > 20世紀の数学者 > スタニスラフ・スミルノフの意味・解説 

スタニスラフ・スミルノフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/06 07:47 UTC 版)

スタニスラフ・スミルノフ
Stanislav Smirnov
スタニスラフ・スミルノフ(2008年)
生誕 (1970-09-03) 1970年9月3日(54歳)
ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国レニングラード
国籍 ロシア
研究分野 数学
研究機関 ジュネーヴ大学
スウェーデン王立工科大学
サンクトペテルブルク大学
イェール大学
マックス・プランク数学研究所
プリンストン高等研究所
出身校 サンクトペテルブルク大学
カリフォルニア工科大学
博士論文 ジュリア集合のスペクトル解析 (1996)
博士課程
指導教員
ニコライ・G・マカロフ
博士課程
指導学生
ドミトリー・ベリャーエフ
アンティ・ケンパイネン
主な受賞歴 クレイ研究賞(2001年)
サレム賞(2001年)
ロロ・デヴィッドソン賞(2002年)
ヨーロッパ数学会賞(2004年)
フィールズ賞(2010年)
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

スタニスラフ・コンスタンチノヴィッチ・スミルノフ: Станисла́в Константи́нович Cмирно́в, : Stanislav Konstantinovich Smirnov1970年9月3日 -)は、ロシア数学者。専門は複素解析力学系確率論。現在はスイスジュネーヴ大学に在籍している。2010年フィールズ賞を授与された[1]

経歴

スタニスラフ・スミルノフは1970年、旧ソビエト連邦のレニングラード(現在のロシア連邦サンクトペテルブルク)にて誕生した。1987年までサンクトペテルブルクにある物理学数学の専門高校"физико-математический лицей №239"(フィジコ=マテマチチェスキイ・リツェイ No.239)に通い、1992年サンクトペテルブルク大学を卒業した。後に、アメリカ合衆国カリフォルニア工科大学に留学し、ニコライ・G・マカノフの指導のもと、《ジュリア集合スペクトル解析》(Spectral Analysis of Julia Sets)と題する論文を著し、1996年博士号を与えられた。その後、イェール大学マックス・プランク数学研究所プリンストン高等研究所に勤務した。1998年スウェーデン王立工科大学に移り、2003年からはジュネーヴ大学に在籍している。

受賞

スミルノフは1986年1987年国際数学オリンピックにおいて2大会連続で満点による金メダルを獲得した。

その後、1997年にサンクトペテルブルク数学会賞、2001年クレイ研究賞サレム賞オデッド・シュラムとの共同受賞)、およびゴラン・グスタファソン賞、2002年にローロ・デイビッドソン賞、2004年ヨーロッパ数学会賞を授与された。

そして2010年に、パーコレーションの共形不変性の証明と統計物理学における平面イジング模型(the proof of conformal invariance of percolation and the planar Ising model in statistical physics)に関する功績が評価され、フィールズ賞を受賞した。

脚注

  1. ^ Fields Medal | International Mathematical Union (IMU)”. www.mathunion.org. 2025年6月6日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スタニスラフ・スミルノフ」の関連用語

スタニスラフ・スミルノフのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スタニスラフ・スミルノフのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスタニスラフ・スミルノフ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS