啓蒙活動
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経団連は1946年の発足時から図書館活動を行い、1966年経団連会館の竣工と同時に経団連図書館が開館した。図書館では開館記念に1967年に開催した社史・団体史展示会の評判が良かったため、以降1986年まで7回の展示会を開催し、発足時は350冊程度だった社史・団体史を集中的に所蔵するようになった。1994年オフィスリニューアルにより「経団連レファレンスライブラリー」として衣替えし、2002年日経連との合併で「日本経団連レファレンスライブラリー」となった時点で、社史・経済団体史を約3,900冊、他計36,000冊を所蔵していた。ライブラリーのリファレンス活動は主に会員と事務局向けに行われている。2004年より会員向けに「社史フォーラム」を不定期開催しており、機関紙『日本経団連タイムス』によりその様子を確認することが出来る。テーマも毎回のように「編纂」に関係するものが選ばれており、アーキビストなど製作に関わる関係者への啓蒙活動ともなっている。社史フォーラム各回の開催年月日と講師は次の通り。 第1回 (2004年2月19日) 第2回 (2004年7月14日) 講師:吉野浩行 (本田技研工業)、入野弘道 (日本電気)、武田晴人 (東京大学)、村橋勝子 (経団連) 第3回 (2005年2月24日) 講師:櫻井孝頴 (第一生命保険)、大津寄勝典 (倉敷紡績)、武田晴人 (東京大学)、村橋勝子 (経団連) 第4回 (2006年10月12日) 講師:北康利 (作家)、穎川徳武 (三菱商事)、奥村健治 (キヤノン)、橘川武郎 (東京大学) 第5回 (2007年2月5日) 講師:鈴木國泰 (日本倉庫協会)、井上ひさし (作家)、野村裕夫 (元富士重工業) 第6回 第7回 (2008年7月10日) 講師:橘川武郎 (一橋大学)、松田俊男 (日本郵船)、武田晴人 (東京大学) 第8回 (2009年1月29日) 講師:水口勝史 (立山科学グループ)、富田雄二 (パナソニック)、加藤久男 (元松下電器産業)、武田晴人 (東京大学) 日本経営史研究所が開催していた社史セミナーは、1982年から企業史料協議会に引き継がれた。また同協議会は1992年より、法政大学産業情報センターと協力し、社史編さんの担当者などを対象として、ビジネスアーキビスト養成講座を開講している。
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「啓蒙活動」の例文・使い方・用例・文例
- 彼らに啓蒙活動をしている。
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