シュトゥルム・ウント・ドラングとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > シュトゥルム・ウント・ドラングの意味・解説 

シュトゥルム‐ウント‐ドラング【(ドイツ)Sturm und Drang】

読み方:しゅとぅるむうんとどらんぐ

18世紀後半、若き日のゲーテ・シラーなどを中心にドイツで興った文学革新運動。理性偏重の啓蒙(けいもう)主義に反対し、感情の自由と人間性の解放とを強調した。クリンガーの同名の戯曲に由来する名称。疾風怒濤(しっぷうどとう)。


シュトゥルム・ウント・ドラング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/07 15:37 UTC 版)

シュトゥルム・ウント・ドラング(独: Sturm und Drang)は、18世紀後半にドイツで見られた革新的な文学運動である。古典主義や啓蒙主義に異議を唱え、「理性に対する感情の優越」を主張し、のちのロマン主義へとつながっていった。

時期は、1767年から1785年までとする見方がもっぱらであるが、1769年から1786年、もしくは1765年から1795年とする見方もされる。代表的な作品として、ゲーテの史劇『ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』(1773年)や小説『若きウェルテルの悩み』(1774年)、シラーの戯曲『群盗』(1781年)や悲劇『たくらみと恋』(1784年)など。

名称

この名称は、ドイツの劇作家であるフリードリヒ・マクシミリアン・クリンガーが1776年に書いた同名の戯曲に由来している[1]。

日本でのシュトゥルム・ウント・ドラングは「疾風怒濤」と和訳されたために「嵐と大波」という意味で理解されることも多いが、ドイツ語から直訳するならば「嵐と衝動」が正しい。英語では「Storm and Stress(嵐と圧力)」や「Storm and Urge(嵐と衝動)」などと訳されているようである。また片仮名表記では「シュトゥルム」は「シュトルム」、「ドラング」は「ドランク」とも表記されることがある。

ハイドンのシュトゥルム・ウント・ドラング

1768年から1772年ごろのハイドンの作風についても「シュトゥルム・ウント・ドラング」という語が用いられる。この時期のハイドンは短調の多用やフーガのような対位法的技法の使用など、前後の時代と異なる作風を持つ。20世紀はじめの音楽学者であるヴィゼヴァ(フランス語版、英語版)が、1772年にハイドンの「ロマン的危機」があったとして、この語を使用したのが一般化したものである[2]。

しかし、ハイドンのシュトゥルム・ウント・ドラングはクリンガーの戯曲が書かれるより古い時期のものであること、シュトゥルム・ウント・ドラングが主に1770年代後半の文学運動に対する語であること、ヴィゼヴァのいうハイドンの「ロマン的危機」なるものが根拠を持たないこと、などの批判があり[3]、「いわゆるシュトゥルム・ウント・ドラング」のように表現されることが多い。

ハイドン以外の同時期のオーストリアの作曲家にも同様の傾向が見られ、モーツァルトもト短調の交響曲第25番 K.183 やニ短調の弦楽四重奏曲第13番 K.173(いずれも1773年)を作曲している[3]。

脚注

出典

  1. ↑ ロックウッド 2010, p. 44.
  2. ↑ ウィキソースのロゴ フランス語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:Revues étrangères - A propos du centenaire de la mort de Joseph Haydn
  3. 1 2 Webster 2001, p. 179.

参考文献


シュトゥルム・ウント・ドラング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 06:26 UTC 版)

「ガンダムエピオン」の記事における「シュトゥルム・ウント・ドラング」の解説

『敗栄』に登場。ホワイトファング所属時にトレーズからゼクスに贈られた追加兵装。背部のエピオンウイングに似た形状で、左右の前腕に装着される。メリクリウスのプラネイト・ディフェンサーの技術が応用されており、ツインバスターライフルの最大出力射撃をも遮断する防御形態「ディフェンサー・モード」と、ビームソード基部の左右に装着することで巨大なビーム刃を形成する攻撃形態「ツヴァイヘンダー・モード」の二つの形態を使い分ける。装備した状態での変形も可能。

※この「シュトゥルム・ウント・ドラング」の解説は、「ガンダムエピオン」の解説の一部です。
「シュトゥルム・ウント・ドラング」を含む「ガンダムエピオン」の記事については、「ガンダムエピオン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「シュトゥルム・ウント・ドラング」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シュトゥルム・ウント・ドラング」の関連用語

シュトゥルム・ウント・ドラングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シュトゥルム・ウント・ドラングのページの著作権

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシュトゥルム・ウント・ドラング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのガンダムエピオン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS