ランド‐アート【land art】
読み方:らんどあーと
「アースワーク」に同じ。
ランド・アート
【英】:LAND ART
アースワークス(Earthworks)ともいう。1960年代の後半、アメリカおよびイギリスに興った動向。砂漠、山岳、海辺、雪原など広大な土地を堀り、線を刻んだりしたのちそれを写真に収めて作品とする。あるいは土など自然物が直接画廊に持込まれることもある。ミニマル・アートの影響から「もの」としての芸術を否定しようという気運と反文明的な文化現象とが合体して生れたもので、ロマンチックな表現をとっている。1968年にニューヨークのドワン画廊、69年にコーネル大学でその種の芸術がまとめて発表され、概念芸術の隣接形態として認識された。代表的な作家として、アメリカのカール・アンドレ、ロバート・スミッスン、ウォルター・マリア、ロバート・モリス、マイケル・ハイザー、イギリスのリチャード・ロングなどがいる。
ランド・アート
ランドアート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/25 14:51 UTC 版)
「ロバート・スミッソン」の記事における「ランドアート」の解説
1967年、スミッソンはニュージャージー州の工業地帯の探索を開始し、掘り出された何トンもの土や岩をダンプトラックが運んでゆく光景に魅せられ、これと古代の記念碑とを等しくみなすような小論を書いている。ここからスミッソンは、特定の場所から持ってきた土砂や岩をギャラリーの中に「彫刻」として置き、時として鏡やガラスを加えるインスタレーション『non-sites』のシリーズを開始した。1968年9月には小論『精神の沈降:アース・プロジェクト』(A Sedimentation of the Mind: Earth Projects)を「アートフォーラム」に発表してランド・アートの最初の世代の芸術家達の活動紹介を行い、1969年にはアースワークス作品の制作にとりかかった。
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