綜合主義
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綜合主義(そうごうしゅぎ)は、1880年代末頃、ポール・ゴーギャン、エミール・ベルナール、シャルル・ラヴァル、ルイ・アンクタンらによって提唱された芸術運動。フランス語のSynthétisme(サンテティスム)の訳語。色彩を分割しようとする印象主義への反発として現れた、ポスト印象主義の一潮流といえ、2次元性を強調した平坦な色面などに特徴が見られる。
- ^ 高階 (2008: 204-05)。
- ^ 高階 (2008: 216-19)。
- ^ a b “Synthetism”. Visual-arts-cork.com. 2016年1月13日閲覧。
- ^ “Synthetism”. Encyclopædia Britannica. 2016年1月13日閲覧。
- ^ 高階 (2008: 220-21)。
- ^ 高階 (2008: 218-19)。
- ^ 高階 (2008: 219)。
綜合主義
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ゴーギャンとベルナールによってポン=タヴァンで生み出されたスタイルは、綜合主義と呼ばれる。これは、複数のイメージを結び合わせて総合することによって、印象派とは全く異なる表現を創りだそうとしたものである。対象の忠実な写実を捨て去ること、画家の記憶に基づきながら、画家自身の感情を反映させて制作を行うこと、純色を大胆に用いること、遠近法や陰影を使わないこと、明確な輪郭線で区切られた平坦な色面で描くというクロワゾニスムの技法を用いること、不要なディテールを捨象した幾何学的構図によること、といった原則を打ち立てた。
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