しょうちょう‐しゅぎ〔シヤウチヨウ‐〕【象徴主義】
象徴主義
【英】:SYMBOLISM
【別称】:サンボリスム シンボリズム
サンボリスム。1880年代の後半にフランスでおこった反写実主義的な運動。はじめは、詩人モレアスの「象徴主義宣言」によって明確にされているが、マラルメ、ランボー、ヴェルレーヌらを中心とした、詩語の音楽性を重視し、語音の響きによって内的生命や特別の観念を象徴させようとする文芸上の運動から始った。美術上の象徴主義は、これらの詩人たちの影影のもとに遅れて現われた、反写実主義的な傾向を指すが、文芸の場合ほど明確な主張や運動ではなかった。直接的には、批評家オーリエの論評「絵画における象徴主義」(1891)で「芸術作品の必須条件は、1理念的であること、2象徴的であること。3総合的であること。4主観的であること。5(以上の帰結として)装飾的であること。」と宣言されており、ゴーガンを中心としたポン=タヴァン派や、ドニを理論家としたナビ派を指す。後に象徴主義に対する見解は広まり、神秘的な主題を扱い、宗教的・詩的な観念の表現を試みた世紀末の作品も含まれ、ルドン、モロー、クリムトらが代表的作家とされる。
象徴主義
象徴主義(1893-1902)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/24 00:54 UTC 版)
「ブラジル文学」の記事における「象徴主義(1893-1902)」の解説
反主知主義と主観主義に特徴付けられた象徴主義は、高踏主義が文壇を支配したブラジルにあっては周辺的な文芸思潮に過ぎなかった。黒人詩人クルス・イ・ソウザの『円盾』(1893)、『ミサ典書』(1893)を以てブラジルの象徴主義は始まりを迎え、宗教性を特徴としたアルフォンスス・デ・ギマランイス、リオグランデ・ド・スル州の象徴主義運動を牽引したエドゥアルド・ギマランイスなどが活躍した。
※この「象徴主義(1893-1902)」の解説は、「ブラジル文学」の解説の一部です。
「象徴主義(1893-1902)」を含む「ブラジル文学」の記事については、「ブラジル文学」の概要を参照ください。
象徴主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:11 UTC 版)
バラタナティヤムは、全てのインド古典舞踊と同様、その身振り(アビナヤ)と目標には象徴主義が浸透している。アビナヤの根幹は『ナーティヤ・シャーストラ』の文章に見られ、同書は演劇を観客に美的な喜びを喚起するもので、物語を伝える演者の芸術を通して各個人を官能的な内面の状態へと繋げたり送り込みやすくするもの、と定義している。同書の論じるパフォーマンスアートとは、演者と観客をアビナヤを通して繋ぐことであり、すなわち身体-発話-心と情景とを当てはめる事で、歌や音楽を通して演者が観客に情報伝達することである。この古代サンスクリット語文書における演劇とは、かくして人生のあらゆる側面を称賛し、喜びに満ちた意識状態を与えることに従事する芸術だとされている。 ムードラの例 - バラタナティヤムで象徴となる手指の仕草 (インド古典舞踊における)象徴を介した伝達とは、表現力豊かな仕草とパントマイムが音楽に組み込まれた形式である。仕草と表情は、土台となる物語の感情的な度合いや雰囲気を伝える 。踊りに関するヒンズー教文書では、ダンサーは演技における以下4つの側面に注意を払うことで精神的思想を表現できるようになる。 Angika(ジェスチャーとボディランゲージ) Vachika(歌・朗読・音楽・リズム) Aharya (舞台設定・衣装・化粧・宝飾) Sattvika(演者の内面と外面の状態が共鳴する、物語と観客との精神的指向と感情的なつながり) バラタナティヤムで使用される仕草は、ハスタまたはムードラと呼ばれている。これらの象徴は、片手の仕草(asamyuta hastas)と両手の仕草(samyuta hastas)そして舞踊での手の仕草(nrtta hastas)の3種類がある。これらの仕草は予備演技ヌリッタで提示される。バラタナティヤムのヌリッティヤ段階になると、特定の順番に組み込まれたこれらの象徴が、表情やアビナヤほかの側面を通して意味や感情を持つ文章になる。基本的な立ち姿はアライマンディ(Araimandi)と呼ばれる。 バラタナティヤムには、現代ヨガに見られる弓のポーズ(ダヌーラーサナ)や踊るシヴァのポーズ(ナタラージャ・アーサナ)を含む最低でも20のアーサナが見られる。古典寺院舞踊の108 あるカラナは、寺院の彫像にて表されている。そこには踊りにヨガのアーサナを活用した寺院の踊り娘デーヴァダーシーが描かれている。また、バラタナティヤムがバクティヨガの一形態だとする説もある。しかし、ナタラージャ・アーサナは中世ハタ・ヨーガの文書には見られない。これは20世紀初頭にクリシュナマチャリヤ(近代ヨガの父と言われる人物)によって現代ヨガに導入された様々なアーサナの一つである
※この「象徴主義」の解説は、「バラタナティヤム」の解説の一部です。
「象徴主義」を含む「バラタナティヤム」の記事については、「バラタナティヤム」の概要を参照ください。
象徴主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 21:33 UTC 版)
元々ギリシア語では、知恵という意味の名詞であり、ギリシア神話では神格化されていなかったが、ヘレニズム時代以降、グノーシス主義とも関連して神格化が進む。しかし、独自の女神としての崇拝は希薄である。 智慧・叡智の重視、あるいは崇拝は、古代ギリシアの哲学からある。智慧(sophia)は女性名詞なので、擬人化して把握される傾向があった。キリスト教における聖母マリアは、「神の母(テオトコス)」の称号を備えていたが、ソピアーの智慧の女神としての側面を吸収して、古代のソピアーに取って代わった。[要出典]
※この「象徴主義」の解説は、「ソピアー」の解説の一部です。
「象徴主義」を含む「ソピアー」の記事については、「ソピアー」の概要を参照ください。
「象徴主義」の例文・使い方・用例・文例
象徴主義と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 象徴主義のページへのリンク