詩語とは? わかりやすく解説

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し‐ご【詩語】

読み方:しご

詩に用いられる言葉。詩の言葉


詩語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:34 UTC 版)

「詩」の記事における「詩語」の解説

詩語(en:poetic diction; 詩の用語法)は言語使用される方式を扱う。音声だけでなく、内在する意味や、その音声詩型との相互作用にも及ぶ。多く言語詩型極めて独特な詩語を有しており、詩のための独自の文法方言を持つまでに至っている。これには20世紀後半韻律論好まれたような通常の言葉遣い厳密な使用から、中世ルネサンス期マーカーen:makar. スコットランド詩人を指す)などに見られる非常に華美きらびやかな言語用法までの幅がある。 詩語には直喩隠喩メタファーのような修辞技法イロニーのような口調なども含まれるアリストテレスは『詩学』において「何よりも偉大なことは隠喩名手であることだ」と書いている。モダニズム台頭と共に詩人たちの一部修辞技法重き置かない詩語を選び事柄経験直接表現し口調探求しようとした他方で、シュールレアリストたちは修辞技法をその極限まで推し進め誤転用頻繁に使用した寓話アレゴリー)は多く文化において詩語の中核となっており、古典期中世盛期ルネサンス期西洋顕著であったしかしながら詩は、全面的にアレゴリー的であるよりもむしろ、完全なアレゴリー構築することなし言葉の意味効果深化させる象徴引喩を含むこともある。 詩語の他の強力な要素としては鮮明なイメージ効果のために用いることが挙げられる例えば、予期せぬ、あるいは有り得ないイメージ並置シュルレアリスム詩(デペイズマン)や俳句で特に強力な要素となっている。鮮明なイメージはまたしばしば象徴性にも満ちている。 詩語の多くで、(ホメロスの「薔薇色の指をした暁(の女神)」や「葡萄酒濃き海」のような)短いフレーズやより長いリフレインのようにして、効果を得るための語句反復が行われる。このような反復は詩に頌歌多く見られるような厳粛な調子付加し、あるいは言葉文脈変わればイロニー交えたりもする。例えば、シェイクスピアジュリアス・シーザー』のアントニー有名なユーロジーでは、アントニー繰り返すブルータス高貴な男ゆえ」という言葉真摯な調子から皮肉が滲み出るものへと変化してゆく。

※この「詩語」の解説は、「詩」の解説の一部です。
「詩語」を含む「詩」の記事については、「詩」の概要を参照ください。

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