詩語法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/26 15:02 UTC 版)
『詩語法』(しごほう、Skáldskaparmál)は、スノッリ・ストゥルルソンの『散文のエッダ』の第二部である。『詩人の言葉』(しじんのことば)とも呼ばれており、約50,000語から成る。
これは事実上、北欧神話に登場する海の神エーギルと詩の神ブラギの間で交わされる北欧神話と詩の種類について関連する会話であり、数多くのケニングの由来が挙げられている。ブラギは、様々な人や場所、事物について、体系的なケニングのリスト(en)を列挙している。さらに詩的な言い回しについて、特にヘイティ(heiti)と呼ばれる回りくどさのない詩的な語(例えば「馬」に対する「乗用馬」)の概念について詳細な議論を続け、これらについても体系化している。
ある意味『詩語法』は詩的表現の類義語辞典の初期形態であるといえる。
外部リンク
- 原語によるスノッリ・ストゥルルソンの『散文のエッダ』 (古ノルド語)
- 北欧神話についての CyberSamurai Encyclopedia: 散文のエッダ - Skáldskaparmál (英語)
- 北欧神話についての CyberSamurai Encyclopedia: 散文のエッダ - Skáldskaparmál (古ノルド語)
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詩語法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 05:24 UTC 版)
詳細は「詩語法」を参照 詩の神ブラギがエーギル神に詩の技法の説明をするという筋立て。完全に若手のスカルド(詩人)のための作品で、昔のスカルド詩の引用や、ケニングという技巧の説明などに終始する。だが、途中で神代の興味深い挿話が何篇か紹介されており、神話の資料としても欠かせない。
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