ケニングとは? わかりやすく解説

ケニング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 03:24 UTC 版)

ケニング古ノルド語: kenning 英語発音: [ˈkɛnɪŋ] アイスランド語発音: [cʰɛnːiŋk])は、具体的な名詞の一単語の代わりに比喩的な複合語をあえて使う修辞技法の一つで、迂言法の一種とされる。ケニングの技法は、古ノルド語およびアイスランド語と強く結びついている。関連の深いもう一つの修辞技法であるヘイティと並んで、長きに渡ってアイスランド詩(リームルなど)を特徴づける要素であり続けた。


  1. ^ “Help”, Oxford English Dictionary, https://public.oed.com/help/ May 6、2020閲覧。 
  2. ^ Verse-forms and Diction of Christian Skaldic Verse.
  3. ^ Faulkes (1999)、p. 5/12.
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  5. ^ Faulkes 1991、8:29–31; Faulkes 1987、172.
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  20. ^ Burning Bright – Broadway Play – Original | IBDB, https://www.ibdb.com/broadway-production/burning-bright-1872 May 6、2020閲覧。 
  21. ^ Parini, Jay (1995), John Steinbeck: A Biography, New York: Henry Holt & Co., p. 343, ISBN 0805016732, https://archive.org/details/johnsteinbeckbio0000pari 


「ケニング」の続きの解説一覧

ケニング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/14 05:06 UTC 版)

スカルド詩」の記事における「ケニング」の解説

詳細は「ケニング」を参照 ケニング(kenning婉曲代称法とも)とは、一種比喩であり、ある概念複数単語用いて言い換えることである。たとえば「傷つける」という言葉は「剣」を指す、といった具合である。この語は「名づける」あるいは「認める」という意味をもつ。

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「ケニング」を含む「スカルド詩」の記事については、「スカルド詩」の概要を参照ください。


ケニング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/23 10:56 UTC 版)

スコグルとゲイルスコグル」の記事における「ケニング」の解説

スコグルの名前は、ヴァルキュリャ中でも特によくケニングに用いられる。以下に例を示す。 borð Sköglar 「スコグルの板」(盾) dynr Sköglar 「スコグル喧騒」(戦い) eldr Sköglar 「スコグルの火」(剣) gagl Sköglar 「スコグルの子鵞鳥」(ワタリガラス) kápa Sköglar 「スコグル羽織」(鎖帷子veðr Sköglar 「スコグルの風」(戦いゲイルスコグルの名前はケニングには現れない。3音節であるため、宮廷律で扱うのが難しいためと考えられる

※この「ケニング」の解説は、「スコグルとゲイルスコグル」の解説の一部です。
「ケニング」を含む「スコグルとゲイルスコグル」の記事については、「スコグルとゲイルスコグル」の概要を参照ください。


ケニング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 01:00 UTC 版)

グロッティの歌」の記事における「ケニング」の解説

フロージのために石臼から黄金を碾き出したことにちなんで、黄金は「フロージの粉」というケニングで呼ばれている。 また、詩人スネービョルンが作った詩には、グロッティが海のケニングとして用いられている例がある。同じ詩の中には英雄アムロージ石臼」という表現も海のケニングとして用いられている 。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 07:14 UTC 版)

フノス」の記事における「ケニング」の解説

フノスに関する次のようなケニングの用例みられる詩人エイナルによる、フノス→宝の用例ヴァン花嫁フレイヤ)のしたたかなる娘 ゲヴン(フレイヤ)の娘 詩人エイナルによる、フノス→宝→斧の用例ホルンフレイヤ)の黄金にて飾られたるめぐし子 フレイの姪 ニョルズの娘(フレイヤの子 ほかに、フレイヤを「フノスの母」と呼ぶ用例がある。

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「ケニング」を含む「フノス」の記事については、「フノス」の概要を参照ください。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 04:28 UTC 版)

スルーズ」の記事における「ケニング」の解説

前述ルーン石碑をはじめ、スルーズの名はリーダー格の人物女性対するケニングとして用いられた。後者使用例として、Ormr Steinþórssonが女性題材とした詩の中で用いたhrosta lúðrs gæi-Þrúðrというケニングがある。研究者Anthony Faulkesはこのケニングについて「麦芽の箱(あるいは麦芽汁の)およびエール瓶を持つ者」であるとみている。

※この「ケニング」の解説は、「スルーズ」の解説の一部です。
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