ケニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 03:24 UTC 版)
ケニング(古ノルド語: kenning 英語発音: [ˈkɛnɪŋ] アイスランド語発音: [cʰɛnːiŋk])は、具体的な名詞の一単語の代わりに比喩的な複合語をあえて使う修辞技法の一つで、迂言法の一種とされる。ケニングの技法は、古ノルド語およびアイスランド語の詩と強く結びついている。関連の深いもう一つの修辞技法であるヘイティと並んで、長きに渡ってアイスランド詩(リームルなど)を特徴づける要素であり続けた。
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ケニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/14 05:06 UTC 版)
詳細は「ケニング」を参照 ケニング(kenning、婉曲代称法とも)とは、一種の比喩であり、ある概念を複数の単語を用いて言い換えることである。たとえば「傷つける枝」という言葉は「剣」を指す、といった具合である。この語は「名づける」あるいは「認める」という意味をもつ。
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ケニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/23 10:56 UTC 版)
「スコグルとゲイルスコグル」の記事における「ケニング」の解説
スコグルの名前は、ヴァルキュリャの中でも特によくケニングに用いられる。以下に例を示す。 borð Sköglar 「スコグルの板」(盾) dynr Sköglar 「スコグルの喧騒」(戦い) eldr Sköglar 「スコグルの火」(剣) gagl Sköglar 「スコグルの子鵞鳥」(ワタリガラス) kápa Sköglar 「スコグルの羽織」(鎖帷子) veðr Sköglar 「スコグルの風」(戦い) ゲイルスコグルの名前はケニングには現れない。3音節であるため、宮廷律で扱うのが難しいためと考えられる。
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ケニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 01:00 UTC 版)
フロージのために石臼から黄金を碾き出したことにちなんで、黄金は「フロージの粉」というケニングで呼ばれている。 また、詩人スネービョルンが作った詩には、グロッティが海のケニングとして用いられている例がある。同じ詩の中には「英雄アムロージの石臼」という表現も海のケニングとして用いられている 。
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ケニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 07:14 UTC 版)
フノスに関する次のようなケニングの用例がみられる。 詩人エイナルによる、フノス→宝の用例ヴァンの花嫁(フレイヤ)のしたたかなる娘 ゲヴン(フレイヤ)の娘 詩人エイナルによる、フノス→宝→斧の用例ホルン(フレイヤ)の黄金にて飾られたるめぐし子 フレイの姪 ニョルズの娘(フレイヤ)の子 ほかに、フレイヤを「フノスの母」と呼ぶ用例がある。
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ケニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 04:28 UTC 版)
前述のルーン石碑をはじめ、スルーズの名はリーダー格の人物や女性に対するケニングとして用いられた。後者の使用例として、Ormr Steinþórssonが女性を題材とした詩の中で用いたhrosta lúðrs gæi-Þrúðrというケニングがある。研究者のAnthony Faulkesはこのケニングについて「麦芽の箱(あるいは麦芽汁の桶)およびエール瓶を持つ者」であるとみている。
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