侮蔑語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 02:00 UTC 版)
「異教徒」、「高潔な異教徒」、「邪宗」、および「邪宗門」も参照 民族学者が自然崇拝や多神教の信仰を示すのに"ペイガニズム"という語を用いることはない。自然崇拝と多神教は同じものを指してはいないし、ペイガニズムの語以外にもっと適切なカテゴリ名、例えばシャーマニズム、多神教、アニミズムといった名称があるからである。この「ペイガニズム」という語にはしばしば侮蔑の響きがあり、英語の「heathen」(野蛮人、異教徒、邪宗、邪宗門を信じる者)、「infidel」(不信心者)に相当する。小学館プログレッシブ和英中辞典では「heathen」を邪教(邪宗門、淫祠邪教等の意味)と訳している。 また、pagan はイスラムの用語「ムシュリク」つまり「アラー以外を崇拝する者」を英語へ翻訳する時に通常用いられる語でもある。 (訳注: paganismを「異教主義」、neo-paganismを「復興異教主義」と訳す場合があるが、本項目でも述べられているように、「異」なった宗教や「不信心」者であるというのはあくまでもアブラハムの宗教から見たものにすぎない。ユダヤ教やキリスト教イスラム教といったアブラハムの宗教は、文化史的にはむしろ特殊な例である。そこで、本稿では英語読みカタカナを項目名とすることとする。また、音写"ペイガニズム"であれ漢語訳であれ、元の原語がすでに侮蔑語なので、この語の使用に当たっては注意が必要である。)
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