「異」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/09 16:21 UTC 版)
ゾルグ家によって支配されている。「異」はものごとの境界を操る魔乖咒である。特殊環境対応型の補助魔乖咒で、八祖八系統の中で一番難易度が高いとされている。魔道書は「如何なる異界の怪書(イカなるイカイのカイショ)」。 サクラリス・アリヤ・ゾルグ 「異」を代表する魔宴参加者。「天才」の二つ名を持ち、魔宴の優勝候補に上げられる優秀な魔乖術師。外見はナイトと同年代。人に無機的な印象を与える。 魔乖術師として非常に秀でており、ナイトやヨルの数段階上の技術を持ちほぼ恒常的に第四咒法を使う、フェンとキョウシロウの2人を相手取り難なく別次元に幽閉する、街一つの位相を予めずらしておく等、桁違いの実力を持つ。表社会でも数百個くらいの特許を取得していて47もの会社をもち、まさしく「天才」の二つ名に恥じぬあふれんばかりの才気を誇る。 反面、あらゆる物事を知識として知っているために、情緒面が未発達で会話も論理的ではあるが、感情は篭もっていないため見下したような印象をあたえる。だが、本人に悪気はない(そもそも他人に関心がない)。価値観も常人とは逸脱しており、「異」の魔道書すら交渉材料として使おうとするほど。本人曰く人の喜怒哀楽が理解出来ないらしい。魔宴には全く興味がなく本家の泣き寝入りで参加したとのこと。そのため最後の一人とだけ戦うつもりだった。その間は暇潰しをしていたが殆ど遣り尽してしまい、最後に残った友達を作ることを目的としてナイトに接触してきた。 実は女の子でありヨルからは危険視されている。外見も魔乖咒によっていじったもので、実年齢は5歳にしかならずナイト達を驚愕させた。 その桁外れの実力故に源祖に目をつけられ、一時源祖の魂の器として利用されることになるが、ナイトの手によって源祖と分断され、救出される。だがその後、始祖の自爆からナイト達を守るため自爆に巻き込まれ、肉体を一度完全に失うことになる。始祖の手によって復活を遂げるが、魔力や知性、知識のほとんどを失い、年齢相応の普通の少女となってしまう。 だがその天才的な才能は消えておらず、ナイトの祖父の手ほどきを受け、たった一日でナイトと互角の剣技を身につけるなど、非凡さを発揮する。祖父によれば、サクラリスはナイト以上に剣の才能を持っているという。 最終決戦に参加するつもりでナイトの後を追うが、それはナイトの祖父の手によって妨害される。その時「祖父に一太刀でもいれることができたら絶端の名前をもらえる」と約束をして祖父と一戦交え、大ケガを負いながらも一太刀入れることに成功する。 その後は祖父の弟子となり、養女として育てられることとなったため、ナイトの叔母にあたる。祖父からは絶端 進人(たちばな あどばんすど)の名前を与えられるが、その名は気に入らず、本人は絶端 桜(たちばな さくら)と名乗っている。
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