ギュルヴィたぶらかしとは? わかりやすく解説

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ギュルヴィたぶらかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/23 22:42 UTC 版)

ギュルヴィたぶらかし』(古ノルド語アイスランド語Gylfaginning)とは、スノッリの『エッダ』を構成する作品の一つで、『エッダ』の第1部[1]にあたり、約20,000語から成る。


  1. ^ 正確にはこの前に『序章』が入る。
  2. ^ 「旅路に疲れたもの」の意(『エッダ 古代北欧歌謡集』p.61「グリームニルの歌」訳注)。
  3. ^ いずれもオーディンの異名である(『エッダ 古代北欧歌謡集』p.242「ギュルヴィたぶらかし」22章)。


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ギュルヴィたぶらかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 00:58 UTC 版)

フリュム」の記事における「ギュルヴィたぶらかし」の解説

51章において、ヨルムンガンド巨躯起こした高潮中に船のナグルファル浮かび、その舵をフリュムとっている、と語られている。 やがてフリュム霜の巨人全員従えてヴィーグリーズの野に現れる

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ギュルヴィたぶらかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 05:24 UTC 版)

スノッリのエッダ」の記事における「ギュルヴィたぶらかし」の解説

詳細は「ギュルヴィたぶらかし」を参照 魔術ギュルヴィ変装してアースガルズに赴き、そこでオーディン神らから古代の伝承予言語られる、という筋立て古エッダ民間伝承に基き、世界創世人間創造神々の一覧未来に起こるであろう最終戦争ラグナロクなどのことがまとめられている。

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ギュルヴィたぶらかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 07:03 UTC 版)

ワルキューレ」の記事における「ギュルヴィたぶらかし」の解説

『スノッリのエッダ』ヴァルキュリャの語が最初に現れるのは、『ギュルヴィたぶらかし』36章である。ハールという王冠かぶった人物が、ギュルヴィ王変装したガングレリに、ヴァルキュリャ仕事教え、数女神についても話したハール曰く、「ヴァルハラにはべって、飲物運び食卓酒器受けもつものがいる」といい、『グリームニルの言葉』スタンザから引用した名前のリスト読み上げた上で、「これらはヴァルキューレ呼ばれている。オーディンが彼らをすべての戦場につかわし、彼らは人々の死の色を見て取り勝敗決めるのだ」と述べる。さらに、グンロータ、「最も若きノルンスクルド3人の名前を付け加え、「たえず馬にまたがって戦死者選び、戦の決着をつける」とした。49章では、オージンと妻フリッグ死んだ息子バルドル弔い訪れたとき、ヴァルキュリャワタリガラスフギンとムニン)がともにあったことが語られる

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ギュルヴィたぶらかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 08:50 UTC 版)

ヘルモーズ」の記事における「ギュルヴィたぶらかし」の解説

ヘルモーズ『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』49章に登場するロキ奸計によって兄弟であるバルドル命を落とした際、オーディンの命により8脚の神馬スレイプニル駆って冥府女王ヘルの下に向かったギョッル川にかかったギャッラルブルーのところで番をしている巨人女性モーズグズから道を教えてもらい、ヘル垣根越え、館へ進んで、その広間で兄バルドル再会したヘルモーズは兄と一晩過ごし翌朝ヘル会って兄の黄泉還り願ったヘルは「全世界の者がバルドルのために泣くならば」と蘇生条件をつける。 アースガルズへ戻る前にヘルモーズは、バルドルから父オーディンへの贈り物として、バルドル一緒に焼かれドラウプニル渡された。また、バルドルの妻ナンナからは、バルドルの母フリッグと、女神フッラへの贈り物託された。 ヘルモーズから報告受けたフリッグ頼みにより、あらゆる生物無生物彼の為に泣いた。しかし、ロキ変身した女巨人セックソック)だけが泣かなかったので、バルドル復活はついにかなわなかった。

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ギュルヴィたぶらかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/08/15 11:47 UTC 版)

ボルソルン」の記事における「ギュルヴィたぶらかし」の解説

『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』において、ボルソルンは、アース神族オーディンの母となるベストラの父とされている。 なお、ドナルド・A・マッケンジー北欧ロマン ゲルマン神話』(東浦義雄竹村恵都子訳、大修館書店においてはベストラの父はボルソルンではなくユミルであるとされている。 (詳細ベストラ参照

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ギュルヴィたぶらかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 05:36 UTC 版)

エインヘリャル」の記事における「ギュルヴィたぶらかし」の解説

『ギュルヴィたぶらかし』では、ラグナロク時にはエインヘリャルが皆甲冑身を固め同様に武装したアース神族とともにヴィーグリーズの野に攻め込んできた巨人軍勢向かって進軍する様子書かれているオーディンフェンリルのように、特定のエインヘリャル特定の敵と戦うエピソードはない)。 『ギュルヴィたぶらかし』には、また、次のようなことが書いてある。 アルファズル(万物の父。オーディン)はまたヴァルファズル(戦死者の父)とも呼ばれる。それは、戦死者1人残らず彼の養子となるからだ。オーディンは彼らをヴァルハラヴィーンゴールヴ女神宮殿)に送る。彼らはそこでエインヘリャルエインヘルヤル)と呼ばれる。 —  、『エッダ 古代北欧歌謡集』241-242頁

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ギュルヴィたぶらかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 00:36 UTC 版)

エリ (北欧神話)」の記事における「ギュルヴィたぶらかし」の解説

「ギュルヴィたぶらかし」において、トールと旅の供のロキシャールヴィらは、巨人ウートガルザ・ロキ広間にて、トールらの力と技を試す難題出されるトールは酒の飲み比べで恥をかかされたばかりであり、雪辱果たしたがっていた。 トール言った。「汝らは我を小さいと云うが、誰かこの場に出てきて、我と角力取らぬか。頭に来ているのだ」ウートガルザ・ロキ応えて彼の周り長椅子の方を見回し話した。「汝と角力を取ることで面目が潰れることになりそうな者は、この中はおらぬようだ」そしてこう続けた。「まずは、我が乳母エリ此処に呼びトール応じるなら彼女と角力取らせよう。彼女はこれまでトールに勝るとも劣らず強く見える者たちを投げ負かしてきたのだ」直ぐに一人の、年月打たれ様子老婆広間入ってきた。そしてウートガルザ・ロキは彼女がアーストール取組をするのだと言った長々物言いをつける必要はなかった。さて、苦闘顛末はこうである。トールがますます激しく掴もうとするほど、彼女の立ち上がり速さを増す。老婆抑え込もうとする。トールたたらを踏む。彼らの引き合い激しいものとなった。しかしトールが膝を、片方だが、地に着けるまで長い時間はかからなかった。そしてウートガルザ・ロキ上がり出て彼らに角力止めさせ、トールこれ以上他の護衛の者に角力挑む要はないであろうと言ったその後トール一行ウートガルザ・ロキ広間無事に出たところで、ウートガルザ・ロキ明らかにした。トール相手見た目よりもずっと手ごわい存在であり、トール腕前実のところ驚くべきものであったと。 角力試合について大きな驚きであった汝があれほど長く耐え、そして片膝着いてからそれ以上倒れなかったのは。エリとの角力でな。なぜならばそのような者はこれまで無くこれからも無いであろうから。「老齢エリ)」に甘んじるほど老いた者で、「老齢」が倒すことができなかった者は。 トールウートガルザ・ロキのもとを訪れ物語『スノッリのエッダ』でしか語られておらず、また珍しくスノッリはこの物語裏付ける古い詩を一つ引用していない。この物語に関するスノッリの情報源不明であり、大部分がスノッリ自身によって作られ可能性示唆されている。 エリは他の現存する資料では言及されていないが、神々でさえ老化影響から免れるわけではないという観念は、神々若さを保つために定期的にイズン林檎食べなければならないという事実によって裏付けられている。

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ギュルヴィたぶらかし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 05:59 UTC 版)

ロギ」の記事における「ギュルヴィたぶらかし」の解説

以下は『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』伝える話である。 トールロキたちを従えてウートガルザ・ロキ治め巨人の国ウートガルズ行った際、ウートガルザ・ロキ宮廷において、トールたちと巨人たちとで競争をすることとなった最初にロキロギ骨付き肉早食い競争行ったロキ器用に骨や皮を除いて食べ、無事完食したが、ロギは肉はおろか骨や木皿さらにはまでも食べつくし、ロキ負けとなった。 実はその正体は火であり、ウートガルザ・ロキ見せた幻影であった

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