グリンブルスティとは? わかりやすく解説

グリンブルスティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/14 14:35 UTC 版)

19世紀にJacques Reichによって描かれたフレイとグリンブルスティ。

グリンブルスティ古ノルド語: Gullinbursti)とは、北欧神話に登場するである。スリーズルグタンニSlíðrugtanni古ノルド語で「恐るべき歯を持つ者」という意味)という別名を持つ。

スノッリのエッダ』第二部『詩語法』によると、ドヴェルグの兄弟ブロックとエイトリ(シンドリ)が、ロキとの賭けにおいて、ドラウプニルミョルニルと共に作りあげた宝の一つである[1]

なぜ、ドヴェルグの兄弟ブロックとエイトリ(シンドリ)とロキが賭けを行ったかというと、ロキはこの賭けを持ちかける前に、トールの妻シヴの髪を丸刈りにしてしまった。その際、賠償の品としてドヴェルク(小人族)の職人イーヴァルディの息子たちに「黄金のかつら」を作らせた。イーヴァルディの息子たちは「黄金のかつら」に加え、「スキーズブラズニル」「グングニル」も作り出した。この三つの宝物の出来の良さに調子に乗ったロキは、ブロックとエイトリ(シンドリ)に、「これらの宝物に勝るものを作ったら自分の頭を与える」という勝負を持ちかけた[2]

ロキは勝負が始まると、虻に変身してフイゴを操るブロックを刺して邪魔をしたが、ブロックはよく耐え、三つ品を完成させた。最初に作られたのが黄金の猪「グリンブルスティ」で、夜でも昼でも、空も海もどのような馬より速く駆け抜けることができた[1]。さらにその毛皮の輝きにより、暗黒の国でも灯りに困ることはなかったという。グリンブルスティは、後に豊穣神フレイの乗り物になった[2]

脚注

  1. ^ a b 谷口訳注 1983年、41-43頁。
  2. ^ a b 池上 良太『図解 北欧神話 F‐Files』新紀元社、2007年6月27日、No.81頁。 

参考文献

関連項目


グリンブルスティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 06:51 UTC 版)

フレイ」の記事における「グリンブルスティ」の解説

金色の毛をした『ギュルヴィたぶらかし』49章ではフレイはこの引かせ車でバルドル葬儀に行く。

※この「グリンブルスティ」の解説は、「フレイ」の解説の一部です。
「グリンブルスティ」を含む「フレイ」の記事については、「フレイ」の概要を参照ください。

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