ガンダム[グリンブルスティ]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 10:07 UTC 版)
「ガンダム[ケストレル]」の記事における「ガンダム[グリンブルスティ]」の解説
ガンダム[ケストレル]の前身となるオークランド研究所製の強化人間用MS。ロスヴァイセ専用に開発が進められていたが、完成前に開発者の一人であるドクター・アルヴィースを始めとした研究所内のエゥーゴシンパによってエゥーゴに譲渡された。 1号機と2号機が存在し、1号機はロサ・ギガンティアでのテスト飛行中の事故をきっかけにケストレルへと改修されたが、2号機はグラナダで新型機開発のテストベッドとして運用され、その結果アーマー・エクステリアなどの装備が開発された。第一次ネオ・ジオン抗争後、テストベッドとしての役目を終えると関連資材とともにサラミス改級デルフォイに配備され、ヨーン・ユルヤナがパイロットを務めた。 ケストレルとは基本構造こそ同一だが、頭部や一部外装のデザインが異なる。背部には姿勢制御用のウイングバインダーが装備されているが、これは機動力が過剰すぎるという理由でケストレルではビーム・サーベルラックに変更されている。両肩や膝部のブレードアンテナはシャーマン・フレームの感度を上げるためのアンテナであり、これも1号機では改修を行う際に取り外され、ビーム・ブレイドに換装された。全身のビーム・ブレイドはグリンブルスティでは搭載されておらず、腕部にビーム・ガン兼用のビーム・サーベルを内蔵するのみとなっている。 また、ケストレルのコア・ファイターが雛鳥を意味する「コア・スクァード」をペットネームとしていたことに倣い、グリンブルスティのそれも子豚を意味する「コア・ピグレット」と命名されている。ただし、コア部分に関してはカラーリング以外で両機に性能的な違いや外見的な違いは無い。 本来は「ガンダムタイプ」として開発されたものではなかったが、1号機(ケストレル)がガンダムタイプに改修されたことを知るクルーからは、すでにガンダムと呼ばれていた。頭部のV字アンテナもガンダムタイプのものに似ているという理由から、パイロットとなったヨーンもこれをガンダムと呼んでいる。
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