ロサ・ギガンティア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 02:07 UTC 版)
| ロサ・ギガンティア | |||||||||||||||||||||
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       ロサ・ギガンティア Rosa gigantea
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Rosa gigantea Collett ex Crép., 1888 | |||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||
| (本文参照) | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| 大花香バラ、ギガンテアバラ | 
ロサ・ギガンティア (Rosa gigantea) は、ヒマラヤ山脈山麓・標高1000-1500m地帯のインド北東部、ミャンマー北部、中華人民共和国南西部(雲南省)を原産地とするバラ科バラ属の種。
概要
その名が示す通り("giganteus"はラテン語で「巨大な」を意味する)、バラの中でも最も大きな種である。つる性のバラで、頑丈な鉤状のとげで高さ20m以上の他の樹木の樹冠まで登る。葉は半常緑で長さ15-25cmの複葉(通常7枚の長さ4-8cmの小葉を持つ)。花は白か、クリーム色か、黄色で、直径10-14cmとあらゆる野バラの中でも最大である。実は黄色またはオレンジで直径2.5-3.5cm、堅牢でしばしば翌年の春まで越冬し、次の花が咲くまで残っている。
シノニム
シノニムとされるものを以下に記す。
- R. gigantea
- R. duclouxii
- R. macrocarpa
- R. xanthocarpa
R. macrocarpa と R. xanthocarpa はインドのバラの権威であるジョージ・ワットが、1888年にインドのマニプル州で発見し記載した。これらは現在では同じ種であると考えられている。異なっている点として主張された R. macrocarpa の特徴(より深い黄色の花、4-7枚の小葉を持つより大きな葉、大きな黄色の実)は、一貫性がない。
交配
ロサ・ギガンティアとティー・ローズあるいはハイブリッド・ティーが交配され、ベル・ポルテュゲーズやラ・フォレットなどの品種が生み出された。
関連項目
外部リンク
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ロサギガンティア
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       この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 (2015年7月)
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| ロサギガンティア | |||||||||
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       2014年皐月賞
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| 欧字表記 | Rosa gigantea | ||||||||
| 品種 | サラブレッド | ||||||||
| 性別 | 牡 | ||||||||
| 毛色 | 青毛 | ||||||||
| 生誕 | 2011年4月18日(14歳) | ||||||||
| 登録日 | 2013年5月30日[1] | ||||||||
| 抹消日 | 2017年12月20日[2] | ||||||||
| 父 | フジキセキ | ||||||||
| 母 | ターフローズ | ||||||||
| 母の父 | Big Shuffle | ||||||||
| 生国 |  日本(北海道千歳市) | ||||||||
| 生産者 | 社台ファーム | ||||||||
| 馬主 | 社台レースホース | ||||||||
| 調教師 | 藤沢和雄(美浦) | ||||||||
| 競走成績 | |||||||||
| 生涯成績 | 28戦5勝 | ||||||||
| 獲得賞金 | 2億2455万5000円 | ||||||||
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ロサギガンティアは、日本の競走馬である。馬名の意味はバラ属の種(ロサ・ギガンティア)。主な勝ち鞍は2014年のスプリングステークス、2015年の阪神カップ。
経歴
2歳(2013年)
7月7日に函館競馬場の芝1800mの新馬戦で藤田伸二を鞍上にデビュー。中団からの競馬になるも5着に敗れる。2戦目は3ヶ月の休みを挟んでの東京の芝1600mの未勝利戦。2着に2馬身差以上の圧勝で初勝利。このあと500万下のベゴニア賞に出走もショウナンワダチに最後差されて2着に惜敗した。
3歳(2014年)
2月の東京の500万下(芝1800m)で2勝目をあげると、皐月賞トライアルのスプリングステークスに出走。最後は1番人気のアジアエクスプレスの猛追を凌ぎきり重賞初制覇を果たしたが[3]、本番の皐月賞はいいところなく10着に敗れた。このあとNHKマイルカップに出走し、出遅れて最後方からの競馬となり、直線はよく追い込むも逃げたミッキーアイルを捕らえることができず、首、鼻、首差の4着に惜敗した[4]。秋に入り、古馬相手との対戦ではいずれも勝ち切れないレースが続き、この年を終える。
4歳(2015年)
この年前半も勝ち切れないレースが続いていたが、8月の朱鷺ステークスで3着となり復調の兆しを見せていた。11月のオーロカップは好位追走から抜け出すと最後はアルバタックスの追撃を振り切り久々の勝利を挙げる[5]。年末の阪神カップは先団の後ろでレースを進めると直線で先行馬をかわして先頭に立つと外から追い上げてきたダンスディレクターとの叩き合いの末、ハナ差で重賞2勝目をマークした[6]。
5歳(2016年)〜6歳(2017年)
2016年初戦の京王杯スプリングカップは3着と好走する。しかし、安田記念で9着に敗れるとその後のレースでも不本意が続き、2017年に入っても惨敗が続いた。2017年11月12日のオーロカップに出走したが、最後の直線で競走中止。レース後、右浅趾屈腱脱位と判明し競走能力喪失となり[7]、同年12月20日付で競走馬登録を抹消された[2]。引退後は千葉県成田市の緑の馬牧場で乗馬となる[2][8]。
競走成績
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 | 枠 番 | 馬 番 | オッズ (人気) | 着順 | タイム (上り3F) | 着差 | 騎手 | 斤量 | 1着馬(2着馬) | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2013.7.7 | 函館 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 8 | 5 | 5 | 2.0(1人) | 4着 | 1:56.1(34.9) | 0.5 | 藤田伸二 | 54kg | サングラス | |
| 10.6 | 東京 | 2歳未勝利 | 芝1600m(稍) | 12 | 7 | 9 | 2.1(1人) | 1着 | 1:35.7(34.3) | -0.4 | 柴田善臣 | 55kg | (サクラシュトローム) | |
| 11.24 | 東京 | ベゴニア賞 | 500万下 | 芝1600m(良) | 18 | 6 | 12 | 5.9(3人) | 2着 | 1:35.6(34.0) | 0.1 | 柴田善臣 | 55kg | ショウナンワダチ | 
| 2014.2.2 | 東京 | 3歳500万下 | 芝1800m(良) | 12 | 5 | 5 | 4.7(2人) | 1着 | 1:47.9(34.4) | -0.2 | 北村宏司 | 56kg | (オリハルコン) | |
| 3.23 | 中山 | スプリングS | GII | 芝1800m(良) | 15 | 2 | 2 | 5.6(3人) | 1着 | 1:48.4(35.3) | -0.2 | M.デムーロ | 56kg | (アジアエクスプレス) | 
| 4.20 | 中山 | 皐月賞 | GI | 芝2000m(良) | 18 | 6 | 11 | 11.6(6人) | 10着 | 2:00.2(35.0) | 0.6 | 柴田善臣 | 57kg | イスラボニータ | 
| 5.11 | 東京 | NHKマイルC | GI | 芝1600m(良) | 18 | 2 | 4 | 8.1(2人) | 4着 | 1:33.3(33.2) | 0.1 | 柴田善臣 | 57kg | ミッキーアイル | 
| 10.12 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m(良) | 15 | 6 | 11 | 8.0(3人) | 7着 | 1:45.6(33.1) | 0.4 | 柴田善臣 | 55kg | エアソミュール | 
| 10.25 | 東京 | 富士S | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 2 | 4 | 7.6(3人) | 4着 | 1:33.3(33.6) | 0.1 | 柴田善臣 | 56kg | ステファノス | 
| 11.30 | 東京 | キャピタルS | OP | 芝1600m(良) | 16 | 5 | 10 | 3.5(1人) | 2着 | 1:33.7(34.3) | 0.1 | G.ブノワ | 57kg | シェルビー | 
| 12.27 | 阪神 | 阪神C | GII | 芝1600m(良) | 18 | 7 | 14 | 5.2(2人) | 15着 | 1:21.4(35.0) | 0.7 | G.ブノワ | 56kg | リアルインパクト | 
| 2015.4.26 | 京都 | マイラーズC | GII | 芝1600m(良) | 18 | 6 | 11 | 19.4(7人) | 8着 | 1:33.0(32.6) | 0.4 | 岩田康誠 | 56kg | レッドアリオン | 
| 5.23 | 東京 | モンゴル大統領賞 | OP | 芝1800m(良) | 17 | 8 | 16 | 7.6(3人) | 5着 | 1:45.0(34.0) | 0.3 | 柴田善臣 | 57kg | サトノアラジン | 
| 6.21 | 阪神 | 米子S | OP | 芝1600m(良) | 10 | 7 | 8 | 5.1(3人) | 4着 | 1:34.3(34.4) | 0.3 | 松山弘平 | 56kg | スマートレイアー | 
| 8.30 | 新潟 | 朱鷺S | OP | 芝1400m(稍) | 17 | 8 | 16 | 6.1(3人) | 3着 | 1:20.7(34.7) | 0.3 | 柴田善臣 | 56kg | ベステゲシェンク | 
| 11.15 | 東京 | オーロC | OP | 芝1400m(稍) | 18 | 2 | 4 | 6.1(2人) | 1着 | 1:21.7(33.5) | -0.2 | 柴田善臣 | 57kg | (アルバタックス) | 
| 12.26 | 阪神 | 阪神C | GII | 芝1400m(稍) | 17 | 7 | 13 | 8.2(3人) | 1着 | 1:21.4(34.5) | -0.0 | M.デムーロ | 57kg | (ダンスディレクター) | 
| 2016.5.14 | 東京 | 京王杯SC | GII | 芝1400m(良) | 16 | 1 | 1 | 4.3(2人) | 3着 | 1:19.8(33.1) | 0.2 | M.デムーロ | 57kg | サトノアラジン | 
| 6.5 | 東京 | 安田記念 | GI | 芝1600m(良) | 12 | 3 | 3 | 19.7(5人) | 9着 | 1:33.6(33.7) | 0.6 | M.デムーロ | 58kg | ロゴタイプ | 
| 8.14 | 新潟 | 関屋記念 | GIII | 芝1600m(良) | 18 | 6 | 11 | 4.5(2人) | 5着 | 1:32.1(34.6) | 0.3 | M.デムーロ | 57kg | ヤングマンパワー | 
| 10.9 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m(稍) | 12 | 8 | 12 | 29.9(8人) | 11着 | 1:47.9(35.1) | 1.3 | 北村宏司 | 57kg | ルージュバック | 
| 12.24 | 阪神 | 阪神C | GII | 芝1400m(稍) | 15 | 2 | 3 | 10.8(4人) | 5着 | 1:22.1(34.8) | 0.2 | 田辺裕信 | 57kg | シュウジ | 
| 2017.2.26 | 阪神 | 阪急杯 | GIII | 芝1400m(良) | 12 | 5 | 5 | 4.8(2人) | 9着 | 1:22.7(36.5) | 1.3 | 四位洋文 | 56kg | トーキングドラム | 
| 5.13 | 東京 | 京王杯SC | GII | 芝1400m(重) | 13 | 2 | 2 | 29.0(9人) | 10着 | 1:23.7(34.3) | 0.5 | 柴田善臣 | 56kg | レッドファルクス | 
| 8.13 | 新潟 | 関屋記念 | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 3 | 5 | 100.8(14人) | 7着 | 1:32.7(33.6) | 0.5 | 大野拓弥 | 57kg | マルターズアポジー | 
| 9.10 | 中山 | 京成杯AH | GIII | 芝1600m(良) | 15 | 8 | 15 | 95.8(15人) | 8着 | 1:32.5(35.0) | 0.9 | 杉原誠人 | 57kg | グランシルク | 
| 10.15 | 新潟 | 信越S | OP | 芝1400m(良) | 14 | 7 | 12 | 10.7(5人) | 6着 | 1:21.1(34.2) | 0.6 | 杉原誠人 | 57kg | アポロノシンザン | 
| 11.12 | 東京 | オーロC | OP | 芝1400m(良) | 16 | 4 | 7 | 6.2(2人) | 競走中止 | V.シュミノー | 57kg | トウショウピスト | 
血統表
| ロサギガンティアの血統(*印は海外産の日本輸入馬) | (血統表の出典)[§ 1] | |||
| 父系 | サンデーサイレンス系 | |||
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       父
       フジキセキ 1992 青鹿毛 千歳市 | 
       父の父
      *サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 青鹿毛 アメリカ | Halo | Hail to Reason | |
| Cosmah | ||||
| Wishing Well | Understanding | |||
| Mountain Flower | ||||
| 
       父の母
      *ミルレーサー Millracer 1983 鹿毛 アメリカ | Le Fabuleux | Wild Risk | ||
| Anguar | ||||
| Marston's Mill | In Reality | |||
| Millicent | ||||
| 
       母
       *ターフローズ Turfrose2004 黒鹿毛 ドイツ | Big Shuffle 1984 鹿毛 アメリカ | Super Concorde | Bold Reasoning | |
| Prime Abord | ||||
| Raise Your Skirts | Elevation | |||
| Strings Attached | ||||
| 
       母の母
      Turfquelle 1993 鹿毛 アイルランド | *シャーディー | Danzig | ||
| Unfurled | ||||
| Thekla | Prince Ippi | |||
| Tania | ||||
| 母系(F-No.) | ターフローズ(GER)系(FN:8-b) | [§ 2] | ||
| 5代内の近親交配 | アウトブリード | [§ 3] | ||
| 出典 | ||||
 
脚注
注釈
出典
- ^ “競走馬情報:ロサギガンティア - @Keiba”. @Keiba - 競馬サービスプロバイダ. 2022年3月17日閲覧。
- ^ a b c “ロサギガンティア号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2017年12月20日). 2018年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月20日閲覧。
- ^ “【スプリングS】ロサギガンティア 2歳王者下して皐月切符獲得! - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “【NHKマイルC】2番人気ロサギガンティア 出遅れ響き4着 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “実績上位のロサギガンティアが好位から抜け出し勝利!…オーロC”. 競馬ラボ (2015年11月15日). 2017年11月28日閲覧。
- ^ “ロサギガンティアが競り合いを制し久々の重賞V!/阪神C”. netkeiba.com (2015年12月26日). 2017年11月28日閲覧。
- ^ “ロサギガンティアは競走能力喪失と判明 右浅趾屈腱脱位”. スポーツ報知. (2017年11月16日). オリジナルの2017年12月1日時点におけるアーカイブ。 2017年11月28日閲覧。
- ^ “ロサギガンティア ウマシェア | 引退馬ファンクラブTCC”. www.tcc-japan.com. 2022年5月26日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ロサギガンティア|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年3月17日閲覧。
外部リンク
- ロサ・ギガンティアのページへのリンク

 
                             
                    



