スプリングステークスとは? わかりやすく解説

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スプリングステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/04 19:52 UTC 版)

スプリングステークス
(皐月賞トライアル)
Spring Stakes
(Japanese 2000 Guineas Trial)[1]
第72回スプリングステークス(2023年3月19日)
優勝馬:ベラジオオペラ 鞍上:横山武史
開催国 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
創設 1952年3月10日
2025年の情報
距離 芝1800m
格付け GII
賞金 1着賞金5400万円
出走条件 サラ系3歳牡馬・牝馬(国際)(指定)
負担重量 馬齢(牡57kg、牝55kg)
出典 [2][3]
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スプリングステークスは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走GII)である。競馬番組表での名称は「フジテレビ賞 スプリングステークス(フジテレビしょう スプリングステークス)」と表記される[3]

競走名の「スプリング (Spring)」は、を意味する英語[4]

寄贈賞を提供するフジテレビは、東京都港区台場の本社を拠点に、フジネットワーク(FNS、FNN)のキー局を務めるテレビジョン放送局[4][注 1]。開局年の1959年昭和34年)より中央競馬中継[注 2]を実施している。また完全親会社で総務省認定放送持株会社フジ・メディア・ホールディングスは、BSフジおよび関東広域圏でAM・ワイドFM帯ラジオ放送を行うニッポン放送を傘下に持ち、また持分法適用関連会社である系列局の北海道文化放送(UHB)、福島テレビ(FTV)、NST新潟総合テレビといった放送局でも中央競馬中継を実施している。

正賞はフジテレビ賞[2][3](ただし同賞が無い年もある。詳細は後述)。

概要

3着までの馬に皐月賞の優先出走権が与えられるトライアル競走[4][5]。本レースは、1990年まで5着までに優先出走権を付与していたが、1991年から3着までに改められた[5]。皐月賞・東京優駿(日本ダービー)と続く春のクラシック路線、およびNHKマイルカップの重要な前哨戦として位置付けられている[5]

1952年に創設された、4歳(現3歳)馬による重賞競走[4][5]。創設時は東京競馬場の芝1800mで行われ、その後施行場や距離は幾度かの変遷を経て、1960年以降は中山競馬場の芝1800mで定着[5]。負担重量は創設時が別定で、「皐月賞トライアル」の副称がつけられた1958年から定量に変更、2003年からは馬齢に変更された[6][5]

地方競馬所属馬は1995年から、外国産馬は2002年からそれぞれ出走可能になり[7][8]、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[9]

本競走に限り、本馬場入場曲はみんなのKEIBAテーマ曲「Now1」が用いられる(本馬場入場は年度によってみんなのKEIBAにも裏送りされる場合がある)[注 3]。また、2019年以前は競馬場内及びグリーンチャンネル使用の本馬場入場もフジテレビアナウンサーが担当した。

なお在京キー局が寄贈する賞は他にはテレビ東京が寄贈する青葉賞がある。こちらも日本ダービーへの優先出走権が与えられるなどクラシック路線として重要な役割を担っている。

競走条件

以下の内容は、2025年現在[2][3]のもの。

出走資格:サラ系3歳牡馬・牝馬

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:馬齢(牡57kg、牝55kg)

皐月賞のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は皐月賞の出走候補馬(2頭まで)およびJRAの2歳GI競走優勝馬に優先出走が認められている[5][10][11]ほか、JRAで行われる芝の3歳重賞競走優勝馬にも出走資格が与えられる[5]

賞金

2025年の1着賞金は5400万円で、以下2着2200万円、3着1400万円、4着810万円、5着540万円[2][3]

歴史

  • 1952年 - 4歳牡馬・牝馬限定の重賞競走として創設、東京競馬場の芝1800mで施行[5]
  • 1958年 - 皐月賞トライアルに指定され、上位5着までの入賞馬に皐月賞の優先出走権を付与[5]
  • 1964年 - 名称を「フジテレビ賞 スプリングステークス」に変更(2011年・2025年を除く)[7]
  • 1984年 - グレード制施行によりGII[注 4]に格付け[5]
  • 1991年 - 皐月賞の優先出走権取得条件が上位5頭から上位3頭の入賞馬に変更[5]
  • 1995年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる[7]
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳牡馬・牝馬」に変更[7]
  • 2002年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[8]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIに変更[12]
  • 2010年
  • 2011年
  • 2020年・2021年 - COVID-19の流行により「無観客競馬」として実施[13][14]
  • 2025年 - フジテレビ不適切接待疑惑問題を受けて、フジテレビが寄贈賞およびレース名への冠名付与を辞退したため、2011年以来14年ぶりに「フジテレビ賞」が外される[15][16]

歴代優勝馬

コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1952年3月10日 東京 1800m アサトモ 牡3 1:57 3/5 野平祐二 望月与一郎 手塚栄一
第2回 1953年3月22日 東京 1800m チエリオ 牝3 1:54 1/5 阿部正太郎 田中和一郎 吉川英治
第3回 1954年3月21日 東京 1800m タカオー 牡3 1:53 1/5 高橋英夫 上村大治郎 高須銀次郎
第4回 1955年3月27日 東京 1600m ナンシーシヤイン 牡3 1:42 4/5 坂本栄三郎 鈴木勝太郎
第5回 1956年3月21日 東京 1600m キタノオー 牡3 1:41 2/5 勝尾竹男 久保田金造 田中留治
第6回 1957年3月21日 東京 1600m ヒカルメイジ 牡3 1:37 3/5 蛯名武五郎 藤本冨良 新田松江
第7回 1958年4月6日 中山 1700m ダイゴホマレ 牡3 1:45 2/5 伊藤竹男 久保田金造 醍醐幸右衛門
第8回 1959年4月5日 中山 1700m メイタイ 牡3 1:47 1/5 八木沢勝美 尾形藤吉 千明康
第9回 1960年4月3日 中山 1800m コダマ 牡3 1:54.0 渡辺正人 武田文吾 伊藤由五郎
第10回 1961年3月26日 中山 1800m ユキロウ 牡3 1:57.3 渡辺正人 松山吉三郎 碓氷
第11回 1962年3月21日 中山 1800m カネツセーキ 牡3 1:53.1 伊藤竹男 久保田金造 カネツ(株)
第12回 1963年3月24日 中山 1800m メイズイ 牡3 1:53.5 森安重勝 尾形藤吉 千明康
第13回 1964年3月29日 東京 1800m シンザン 牡3 1:51.3 栗田勝 武田文吾 橋元幸吉
第14回 1965年3月28日 中山 1800m ダイコーター 牡3 1:50.9 栗田勝 柴田不二男 橋元幸吉
第15回 1966年4月3日 中山 1800m シヨウグン 牡3 1:54.4 中野渡清一 中村広 玉島幸子
第16回 1967年3月26日 中山 1800m メジロフレーム 牡3 1:53.1 矢野一博 八木沢勝美 北野豊吉
第17回 1968年4月28日 中山 1800m マーチス 牡3 1:53.1 保田隆芳 伊藤修司 大久保常吉
第18回 1969年3月30日 中山 1800m ワイルドモア 牡3 1:56.7 森安重勝 尾形藤吉 吉原貞敏
第19回 1970年3月22日 中山 1800m タニノムーティエ 牡3 1:49.9 安田伊佐夫 島崎宏 谷水信夫
第20回 1971年4月11日 中山 1800m メジロゲッコウ 牡3 1:52.1 郷原洋行 大久保末吉 北野俊雄
第21回 1972年5月7日 東京 1800m タイテエム 牡3 1:50.3 須貝四郎 橋田俊三 (有)名鯛興業
第22回 1973年3月25日 中山 1800m ハイセイコー 牡3 1:51.0 増沢末夫 鈴木勝太郎 (株)ホースマンクラブ
第23回 1974年3月24日 中山 1800m キタノカチドキ 牡3 1:52.1 武邦彦 服部正利 初田豊
第24回 1975年3月23日 中山 1800m ロングホーク 牡3 1:51.8 柴田政人 松田由太郎 中井長一
第25回 1976年3月28日 中山 1800m テンポイント 牡3 1:52.4 鹿戸明 小川佐助 高田久成
第26回 1977年3月27日 中山 1800m ヨシノリュウジン 牡3 1:56.0 中島啓之 尾形藤吉 吉岡啓史
第27回 1978年3月26日 中山 1800m タケデン 牡3 1:51.3 岡部幸雄 元石孝昭 武市伝一
第28回 1979年3月25日 中山 1800m リキアイオー 牡3 1:49.9 星野信幸 伊藤竹男 高山幸雄
第29回 1980年3月23日 中山 1800m サーペンプリンス 牡3 1:54.3 谷原義明 大久保末吉 (有)内藤
第30回 1981年3月22日 中山 1800m サンエイソロン 牡3 1:53.7 小島太 古山良司 佐藤惣一
第31回 1982年3月28日 中山 1800m ハギノカムイオー 牡3 1:51.5 伊藤清章 伊藤修司 日隈広吉
中村和夫
第32回 1983年3月27日 中山 1800m タケノヒエン 牡3 1:52.5 本田優 星川泉士 武岡嘉一
第33回 1984年3月25日 中山 1800m ビゼンニシキ 牡3 1:50.6 蛯沢誠治 成宮明光 藤田正蔵
第34回 1985年3月24日 中山 1800m ミホシンザン 牡3 1:49.5 柴田政人 田中朋次郎 堤勘時
第35回 1986年3月30日 中山 1800m サニーライト 牡3 1:50.3 大塚栄三郎 吉野勇 栗林英雄
第36回 1987年3月29日 中山 1800m マティリアル 牡3 1:49.3 岡部幸雄 田中和夫 和田共弘
第37回 1988年3月27日 東京 1800m モガミナイン 牡3 1:49.7 安田富男 古山良司 (株)最上ホースクラブ
第38回 1989年3月26日 中山 1800m ナルシスノワール 牡3 1:49.8 菅原泰夫 田之上勲 粟田攻
第39回 1990年3月25日 中山 1800m アズマイースト 牡3 1:48.9 菅原泰夫 仲住芳雄 (株)東牧場
第40回 1991年3月24日 中山 1800m シンホリスキー 牡3 1:50.3 武豊 岩元市三 林幸雄
第41回 1992年3月29日 中山 1800m ミホノブルボン 牡3 1:50.1 小島貞博 戸山為夫 (有)ミホノインターナショナル
第42回 1993年3月28日 中山 1800m マルチマックス 牡3 1:49.9 田中勝春 橋田満 森本忠治
第43回 1994年3月27日 中山 1800m ナリタブライアン 牡3 1:49.1 南井克巳 大久保正陽 山路秀則
第44回 1995年3月26日 中山 1800m ナリタキングオー 牡3 1:54.5 南井克巳 中尾謙太郎 山路秀則
第45回 1996年3月24日 中山 1800m バブルガムフェロー 牡3 1:50.1 岡部幸雄 藤沢和雄 (有)社台レースホース
第46回 1997年3月16日 中山 1800m ビッグサンデー 牡3 1:52.2 蛯名正義 中尾正 (有)ビッグ
第47回 1998年3月22日 中山 1800m クリールサイクロン 牡3 1:49.8 蛯名正義 稲葉隆一 横山修二
第48回 1999年3月21日 中山 1800m ワンダーファング 牡3 1:51.2 幸英明 領家政蔵 山本信行
第49回 2000年3月19日 中山 1800m ダイタクリーヴァ 牡3 1:49.1 高橋亮 橋口弘次郎 (有)太陽ファーム
第50回 2001年3月18日 中山 1800m アグネスゴールド 牡3 1:50.1 河内洋 長浜博之 渡辺孝男
第51回 2002年3月17日 中山 1800m タニノギムレット 牡3 1:46.9 四位洋文 松田国英 谷水雄三
第52回 2003年3月23日 中山 1800m ネオユニヴァース 牡3 1:48.2 M.デムーロ 瀬戸口勉 (有)社台レースホース
第53回 2004年3月21日 中山 1800m ブラックタイド 牡3 1:48.3 横山典弘 池江泰郎 金子真人
第54回 2005年3月20日 中山 1800m ダンスインザモア 牡3 1:47.3 蛯名正義 相沢郁 木浪巖
第55回 2006年3月19日 中山 1800m メイショウサムソン 牡3 1:48.9 石橋守 瀬戸口勉 松本好雄
第56回 2007年3月18日 中山 1800m フライングアップル 牡3 1:49.0 横山典弘 藤沢和雄 山本英俊
第57回 2008年3月23日 中山 1800m スマイルジャック 牡3 1:48.9 小牧太 小檜山悟 齊藤四方司
第58回 2009年3月22日 中山 1800m アンライバルド 牡3 1:50.8 岩田康誠 友道康夫 (有)サンデーレーシング
第59回 2010年3月21日 中山 1800m アリゼオ 牡3 1:48.2 横山典弘 堀宣行 (有)社台レースホース
第60回 2011年3月26日 阪神 1800m オルフェーヴル 牡3 1:46.4 池添謙一 池江泰寿 (有)サンデーレーシング
第61回 2012年3月18日 中山 1800m グランデッツァ 牡3 1:50.7 M.デムーロ 平田修 (有)社台レースホース
第62回 2013年3月17日 中山 1800m ロゴタイプ 牡3 1:47.8 C.デムーロ 田中剛 吉田照哉
第63回 2014年3月23日 中山 1800m ロサギガンティア 牡3 1:48.4 M.デムーロ 藤沢和雄 (有)社台レースホース
第64回 2015年3月22日 中山 1800m キタサンブラック 牡3 1:49.1 北村宏司 清水久詞 (有)大野商事
第65回 2016年3月20日 中山 1800m マウントロブソン 牡3 1:48.1 A.シュタルケ 堀宣行 金子真人ホールディングス(株)
第66回 2017年3月19日 中山 1800m ウインブライト 牡3 1:48.4 松岡正海 畠山吉宏 (株)ウイン
第67回 2018年3月18日 中山 1800m ステルヴィオ 牡3 1:48.1 C.ルメール 木村哲也 (有)サンデーレーシング
第68回 2019年3月17日 中山 1800m エメラルファイト 牡3 1:47.8 石川裕紀人 相沢郁 高橋勉
第69回 2020年3月22日 中山 1800m ガロアクリーク 牡3 1:49.8 L.ヒューイットソン 上原博之 水上行雄
第70回 2021年3月21日 中山 1800m ヴィクティファルス 牡3 1:52.0 池添謙一 池添学 (株)G1レーシング
第71回 2022年3月20日 中山 1800m ビーアストニッシド 牡3 1:48.4 岩田康誠 飯田雄三 村中徹
第72回 2023年3月19日 中山 1800m ベラジオオペラ 牡3 1:48.9 横山武史 上村洋行 林田祥来
第73回 2024年3月17日 中山 1800m シックスペンス 牡3 1:49.4 C.ルメール 国枝栄 (有)キャロットファーム
第74回 2025年3月16日 中山 1800m ピコチャンブラック 牡3 1:51.5 石橋脩 上原佑紀 石部美恵子

脚注・出典

参考文献

  • 「フジテレビ賞スプリングステークス(GII)(皐月賞トライアル)」『中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】』日本中央競馬会、2006年、533-606頁。 

注釈

  1. ^ なお在京キー局が寄贈する賞は他にもテレビ東京が寄贈する青葉賞がある。こちらも日本ダービーへの優先出走権が付与されるなどクラシック戦線に重要な役割を果たしている。
  2. ^ 競馬中継』→『チャレンジ・ザ・競馬』→『スーパー競馬』→『みんなのケイバ』→『みんなのKEIBA
  3. ^ 但し、2016年のみ乃木坂46の「革命の馬」が用いられた。
  4. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。
  5. ^ 中山競馬場が震災の影響で使用不能となったため。
  6. ^ 関西地区での開催となったため、東京キー局である同局の冠が外されたことによる。

出典

  1. ^ International Cataloguing Standards Book 2025 (Japan)” (PDF) (英語). 国際競馬統括機関連盟 (IFHA). 2025年5月3日閲覧。
  2. ^ a b c d 重賞競走一覧(レース別・関東)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 9. 2025年5月3日閲覧。
  3. ^ a b c d e 2025年第2回中山競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2025年5月3日閲覧。
  4. ^ a b c d 2025年度第2回中山競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 4. 2025年5月3日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 歴史・コース:スプリングステークス 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2025年5月3日閲覧。
  6. ^ スプリングステークス (G2 / 2016.3.20 中山競馬場・芝1800m)”. 一般社団法人中山馬主協会. 2016年3月22日閲覧。
  7. ^ a b c d 中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】
  8. ^ a b 2002年の成績表参照。
  9. ^ a b c 第2回 中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 667-668 (2010年). 2016年3月22日閲覧。(索引番号:05095)
  10. ^ [地]が出走できるGI競走等とそのステップ競走について【2025年度】” (PDF). 日本中央競馬会. 2025年5月3日閲覧。
  11. ^ 競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 20-22 (2025年). 2025年5月3日閲覧。
  12. ^ 第2回 中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 636-637 (2007年). 2016年3月22日閲覧。(索引番号:05095)
  13. ^ 3月20日(祝日・金曜)、21日(土曜)、22日(日曜)の中央競馬の開催等について”. 日本中央競馬会 (2020年3月18日). 2020年6月21日閲覧。
  14. ^ 3月6日(土曜)からの競馬場・ウインズ等の営業等(関西・愛知・福岡での発売再開、阪神・中京競馬の指定席ネット予約再開等)”. 日本中央競馬会 (2021年2月28日). 2021年3月12日閲覧。
  15. ^ フジテレビ賞スプリングSは今年はスプリングSに競走名を変更 - サンスポZBAT!・2025年2月14日
  16. ^ スプリングSのレース名変更 「フジテレビ賞」外す―競馬”. 時事通信 (2025年2月14日). 2025年2月14日閲覧。

各回競走結果の出典

外部リンク


スプリングステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 00:26 UTC 版)

マティリアル」の記事における「スプリングステークス」の解説

3月29日クラシック三冠初戦皐月賞向けて、スプリングステークスに出走メリーナイスゴールドシチーという前年東西3歳王者重賞きさらぎ賞含み連勝中のトチノルーラー、2戦2勝のモガミヤシマらが顔を揃えたが、マティリアルは1番人気の支持受けたそれまでマティリアル先行あるいは中団からレース進めていたが、岡部レース前半のペース速くなるという予測、また脚質幅をもたせるために後方控え作戦をとった。向正面では11番手から4馬身離れた最後方を進むと、第3コーナーから進出をはじめ、コース内側をついての9番手最後直線入った残り200メートル7番手という位置で、テレビ中継実況アナウンス担当していた大川和彦はこの時点で「マティリアルはまだ中団、マティリアルはまだ中団、ぐーんと突っ込んでくるがちょっと届きそうにない」と伝えた残り100メートル大川マティリアルから目を切ったというが、先行勢の競り合いからバナレットが抜け出した直後、外からマティリアルがこれを一気差しきり、アタマ先着して勝利した走破タイム1分49秒3はレースレコードであった岡部シンボリルドルフ騎乗していたころ、ルドルフ1歳上に鋭い追い込み脚質知られミスターシービーがおり、岡部はそのスタイルに対して「あれでは現代競馬勝てない」と批判的であった。それを踏まえ競走終えて関係者前に戻った岡部は、「ミスターシービーしちゃった」と漏らし照れ笑い浮かべた競走後インタビューにおいては直線向いたところではさすがにちょっと間に合いそうにない感じたので、直線どれくらい差をつめられる見てみようというぐらいのつもりだったんですけどエンジンかかってからの脚はすごかったですね」と語り、また田中は「ご覧のとおりのレースぶり。私がレース見て感じたことは、皆さん感じたこととたぶん同じだ思いますよ」と語った。2着バナレットに騎乗していた増沢末夫は「直線では勝った思ったのにね。何が差してきたのかわからなかった。風みたいにスーッと来られて……勝った馬と自分の馬では、ついているエンジン違ったということでしょう」と語った当年クラシック戦線確固とした中心馬がおらず混戦見られていたが、このスプリングステークスの後はマティリアル中心との見方大勢となった。しかし岡部は後に「馬の反応鈍かったから、あんなレースになってしまった」、「どの馬も目標にし、万全に仕上げ全力で走るクラシックを制するためには、どんな展開になって素早く反応する能力要求される。だから、大騒ぎされて、内心はやばいなあ、と思っていたんです」と当時心境吐露している。

※この「スプリングステークス」の解説は、「マティリアル」の解説の一部です。
「スプリングステークス」を含む「マティリアル」の記事については、「マティリアル」の概要を参照ください。

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