毎日王冠とは? わかりやすく解説

毎日王冠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/05 01:08 UTC 版)

毎日王冠
第68回毎日王冠(2017年10月8日)
優勝馬:リアルスティール(画像奥)
開催国 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 東京競馬場
創設 1950年11月12日
2024年の情報
距離 芝1800m
格付け GII
賞金 1着賞金6700万円
出走条件 サラ系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 別定
出典 [1][2]
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毎日王冠(まいにちおうかん)は、日本中央競馬会 (JRA) が東京競馬場で施行する中央競馬重賞競走GII)である。

寄贈賞を提供する毎日新聞社は、東京・大阪・愛知・福岡に本社を置く新聞社[3]

正賞は毎日新聞社賞[1][2]

毎日王冠副賞の王冠。

概要

1950年に創設された、4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走[3][4][5]。創設当初は勝ち抜き制が採用されていたため、一度優勝した馬は以後の同競走に出走することができなかった[3][4][5]が、1955年より勝ち抜き制が廃止され、過去の優勝馬も出走可能になった[3][4][5]。1981年にジャパンカップが創設された際、天皇賞(秋)の施行時期が1ヶ月繰り上げられてからは天皇賞(秋)の前哨戦として位置づけられ、東京競馬場での開催が定着している[3][4][5]。2014年からは本競走の1着馬に、天皇賞(秋)の優先出走権が与えられている[3][4][5]

距離は創設当初芝2500mだったが、1959年から芝2300mに、1962年から芝2000mに変更[3][4][5]。1984年より天皇賞(秋)の距離が2000mに短縮されたのに伴い本競走も芝1800mに短縮され、現在に至っている[3][4][5]

マイル・中距離路線における古馬や3歳の実績馬が秋の初戦として出走することが多く、天皇賞(秋)やマイルチャンピオンシップといった秋のGI戦線を占ううえで重要な競走とされている[4][5]

地方競馬所属馬は1995年から、外国馬は1996年からそれぞれ出走可能になった[6][5]

競走条件

以下の内容は、2024年現在[1][2][7]のもの。

出走資格:サラ系3歳以上

  • JRA所属馬(外国産馬含む、未出走馬と未勝利馬は除く)
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:別定

  • 3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減
    • 2020年10月10日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
    • 2020年10月9日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

天皇賞(秋)のステップ競走に指定されており、天皇賞(秋)の出走候補の地方競馬所属馬に優先出走が認められている(2頭まで)[8][9]。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬に天皇賞(秋)の優先出走権が与えられる。[8][9][7]

賞金

2024年の1着賞金は6700万円で、以下2着2700万円、3着1700万円、4着1000万円、5着670万円[1][2]

歴史

  • 1950年 - 4歳以上の競走馬による重賞競走として創設、東京競馬場の芝2500mで施行[4]
  • 1955年 - 勝ち抜き制を廃止、過去の優勝馬も再出走が可能になる[4]
  • 1978年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる(1983年まで)[6]
  • 1984年 - グレード制施行によりGII[注 1]に格付け。
  • 1989年 - 混合競走に再指定[4]
  • 1995年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能になる[6]
  • 1996年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が5頭まで出走可能になる[6]
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格を「3歳以上」に変更。
    • GII(国際格付)に変更。
    • 外国調教馬の出走枠が9頭に拡大(2002年のみ8頭)[6]
  • 2014年 - この年から1着馬に天皇賞(秋)への優先出走権を付与[4]
  • 2021年 - 同年9月30日に亡くなったすぎやまこういちを追悼し、同氏が作曲した、本来は東京・中山で使用されるGIレースの本馬場入場曲「グレード・エクウス・マーチ」及びファンファーレが演奏された[10]

歴代優勝馬

コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

優勝馬の所属表記は中央所属馬が「JRA(1953年以前は国営)」。外国調教馬は出典で検証可能なもののみ記載し、検証できないものは空欄とした。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1950年11月12日 東京 2500m ハタカゼ 牡3 国営 2:37 1/5 保田隆芳 尾形藤吉 癸生川善松
第2回 1951年9月23日 東京 2500m ミツハタ 牡3 国営 2:36 2/5 矢野幸夫 東原玉造 河野信一
第3回 1952年11月30日 東京 2500m ニユーモアナ 牡3 国営 2:38 1/5 中村広 見上恒芳 中山惣兵衞
第4回 1953年11月29日 東京 2500m トラツクオー 牡5 国営 2:35 1/5 二本柳俊夫 久保田金造 岩本政一
第5回 1954年10月3日 東京 2500m ハクリヨウ 牡4 JRA 2:35 2/5 保田隆芳 尾形藤吉 西博
第6回 1955年10月2日 中山 2600m サスケハナ 牝3 JRA 2:49 4/5 二本柳俊夫 稲葉秀男 木村秀夫
第7回 1956年9月23日 東京 2500m フエアマンナ 牝3 JRA 2:39 1/5 佐藤嘉秋 大久保房松 小林庄平
第8回 1957年9月22日 中山 2600m ハクチカラ 牡4 JRA 2:47 1/5 保田隆芳 尾形藤吉 西博
第9回 1958年9月21日 東京 2500m ヒシマサル 牡3 JRA 2:37 2/5 小野定夫 矢野幸夫 阿部雅信
第10回 1959年9月20日 東京 2300m クリペロ 牡4 JRA 2:21.8 森安弘明 尾形藤吉 栗林友二
第11回 1960年9月18日 東京 2300m ウネビヒカリ 牡4 JRA 2:21.9 野平祐二 野平省三 山之内喜代子
第12回 1961年9月17日 東京 ダート2300m ハローモア 牡5 JRA 2:25.1 保田隆芳 尾形藤吉 エス・ワイ
第13回 1962年9月16日 東京 2000m エムローン 牡4 JRA 2:02.5 加賀武見 高木良三 宗川五郎
第14回 1963年9月29日 東京 2000m ヤマノオー 牡4 JRA 2:03.2 森安弘明 内藤潔 山口米吉
第15回 1964年9月20日 中山 2000m トースト 牝5 JRA 2:04.0 保田隆芳 尾形藤吉 永田雅一
第16回 1965年9月12日 中山 2000m ウメノチカラ 牡4 JRA 2:03.6 伊藤竹男 古賀嘉蔵 梅野昇
第17回 1966年10月2日 東京 2000m セフトウエー 牡4 JRA 2:05.8 野平祐二 野平富久 鈴木晴
第18回 1967年12月10日 中山 2000m タマクイン 牝4 JRA 2:06.5 小島太 高木良三 宇都宮登
第19回 1968年9月15日 東京 2000m シエスキイ 牡5 JRA 2:06.3 郷原洋行 大久保房松 小林庄平
第20回 1969年9月14日 東京 ダート2100m タケシバオー 牡4 JRA 2:10.9 古山良司 三井末太郎 小畑正雄
第21回 1970年9月6日 中山 2000m クリシバ 牡3 JRA 2:03.6 郷原洋行 吉野勇 栗林友二
第22回 1971年9月12日 中山 2000m トキノシンオー 牡4 JRA 2:05.0 小島太 高木良三 小松金太郎
第23回 1972年9月24日 中山 2000m ハスラー 牡4 JRA 2:02.4 伊藤栄 中村広 ホースマンクラブ
第24回 1973年9月2日 福島 2000m タクマオー 牡5 JRA 2:03.3 蛯沢誠治 成宮明光 中村雄二
第25回 1974年9月22日 東京 2000m タケクマヒカル 牡5 JRA 2:01.6 矢野照正 中村広 武隈水雄
第26回 1975年9月21日 中山 2000m ホワイトフォンテン 牡5 JRA 2:01.3 蛯名信広 大久保勝之 吉橋計
第27回 1976年9月26日 東京 2000m ハーバーヤング 牡4 JRA 2:00.9 岡部幸雄 稲葉秀男 (株)ハーバー
第28回 1977年9月25日 東京 2000m シービークイン 牝4 JRA 2:00.2 吉永正人 松山吉三郎 千明牧場
第29回 1978年9月24日 東京 2000m プレストウコウ 牡4 JRA 2:01.2 安田富男 加藤朝治郎 渡辺喜八郎
第30回 1979年9月23日 東京 2000m シービークロス 牡4 JRA 1:59.9 吉永正人 松山吉三郎 千明牧場
第31回 1980年9月21日 中山 2000m カネミノブ 牡6 JRA 2:01.5 加賀武見 阿部新生 畠山伊公子
第32回 1981年10月4日 東京 2000m ジュウジアロー 牝4 JRA 1:59.4 安田富男 加藤修甫 岡田充司
第33回 1982年10月10日 東京 2000m キョウエイプロミス 牡5 JRA 2:01.0 柴田政人 高松邦男 松岡正雄
第34回 1983年10月9日 東京 2000m タカラテンリュウ 牡4 JRA 2:03.1 嶋田功 佐々木亜良 原田さち子
第35回 1984年10月7日 東京 1800m カツラギエース 牡4 JRA 1:47.5 西浦勝一 土門一美 野出一三
第36回 1985年10月6日 東京 1800m ゴールドウェイ 牡4 JRA 1:50.8 南井克巳 武宏平 小川立義
第37回 1986年10月5日 東京 1800m サクラユタカオー 牡4 JRA 1:46.0 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第38回 1987年10月11日 東京 1800m ダイナアクトレス 牝4 JRA 1:46.1 岡部幸雄 矢野進 (有)社台レースホース
第39回 1988年10月9日 東京 1800m オグリキャップ 牡3 JRA 1:49.2 河内洋 瀬戸口勉 佐橋五十雄
第40回 1989年10月8日 東京 1800m オグリキャップ 牡4 JRA 1:46.7 南井克巳 瀬戸口勉 近藤俊典
第41回 1990年10月7日 東京 1800m ラッキーゲラン 牡4 JRA 1:46.7 内田浩一 池江泰郎 ロイヤルファーム(有)
第42回 1991年10月6日 東京 1800m プレクラスニー 牡4 JRA 1:46.1 江田照男 矢野照正 田島榮二郎
第43回 1992年10月11日 東京 1800m ダイタクヘリオス 牡5 JRA 1:45.6 岸滋彦 梅田康雄 中村雅一
第44回 1993年10月10日 東京 1800m シンコウラブリイ 牝4 JRA 1:45.5 岡部幸雄 藤沢和雄 安田修
第45回 1994年10月9日 東京 1800m ネーハイシーザー 牡4 JRA 1:44.6 塩村克己 布施正 (株)大丸企業
第46回 1995年10月8日 東京 1800m スガノオージ 牡4 JRA 1:48.4 安田富男 上原博之 菅原元秀
第47回 1996年10月6日 東京 1800m アヌスミラビリス 牡4 UAE 1:45.8 D.ホランド S.ビン・スルール ゴドルフィン
第48回 1997年10月5日 東京 1800m バブルガムフェロー 牡4 JRA 1:46.1 岡部幸雄 藤沢和雄 (有)社台レースホース
第49回 1998年10月11日 東京 1800m サイレンススズカ 牡4 JRA 1:44.9 武豊 橋田満 永井啓弐
第50回 1999年10月10日 東京 1800m グラスワンダー 牡4 JRA 1:45.8 的場均 尾形充弘 半沢(有)
第51回 2000年10月8日 東京 1800m トゥナンテ 牡5 JRA 1:46.1 幸英明 松元省一 (有)社台レースホース
第52回 2001年10月7日 東京 1800m エイシンプレストン 牡4 JRA 1:45.3 福永祐一 北橋修二 平井豊光
第53回 2002年10月6日 中山 1800m マグナーテン 6 JRA 1:46.1 岡部幸雄 藤沢和雄 駒井孝男
第54回 2003年10月12日 東京 1800m バランスオブゲーム 牡4 JRA 1:45.7 田中勝春 宗像義忠 薗部博之
第55回 2004年10月10日 東京 1800m テレグノシス 牡5 JRA 1:46.0 勝浦正樹 杉浦宏昭 (有)社台レースホース
第56回 2005年10月9日 東京 1800m サンライズペガサス 牡7 JRA 1:46.5 後藤浩輝 石坂正 松岡隆雄
第57回 2006年10月8日 東京 1800m ダイワメジャー 牡5 JRA 1:45.5 安藤勝己 上原博之 大城敬三
第58回 2007年10月7日 東京 1800m チョウサン 牡5 JRA 1:44.2 松岡正海 清水利章 長山尚義
第59回 2008年10月12日 東京 1800m スーパーホーネット 牡5 JRA 1:44.6 藤岡佑介 矢作芳人 森本悳男
第60回 2009年10月11日 東京 1800m カンパニー 牡8 JRA 1:45.3 横山典弘 音無秀孝 近藤英子
第61回 2010年10月10日 東京 1800m アリゼオ 牡3 JRA 1:46.4 福永祐一 堀宣行 (有)社台レースホース
第62回 2011年10月9日 東京 1800m ダークシャドウ 牡4 JRA 1:46.7 福永祐一 堀宣行 飯塚知一
第63回 2012年10月7日 東京 1800m カレンブラックヒル 牡3 JRA 1:45.0 秋山真一郎 平田修 鈴木隆司
第64回 2013年10月6日 東京 1800m エイシンフラッシュ 牡6 JRA 1:46.7 福永祐一 藤原英昭 平井克彦
第65回 2014年10月12日 東京 1800m エアソミュール 牡5 JRA 1:45.2 武豊 角居勝彦 (株)ラッキーフィールド
第66回 2015年10月11日 東京 1800m エイシンヒカリ 牡4 JRA 1:45.6 武豊 坂口正則 (株)栄進堂
第67回 2016年10月9日 東京 1800m ルージュバック 牝4 JRA 1:46.6 戸崎圭太 大竹正博 (有)キャロットファーム
第68回 2017年10月8日 東京 1800m リアルスティール 牡5 JRA 1:45.6 M.デムーロ 矢作芳人 (有)サンデーレーシング
第69回 2018年10月7日 東京 1800m アエロリット 牝4 JRA 1:44.5 J.モレイラ 菊沢隆徳 (有)サンデーレーシング
第70回 2019年10月6日 東京 1800m ダノンキングリー 牡3 JRA 1:44.4 戸崎圭太 萩原清 (株)ダノックス
第71回 2020年10月11日 東京 1800m サリオス 牡3 JRA 1:45.5 C.ルメール 堀宣行 (有)シルクレーシング
第72回 2021年10月10日 東京 1800m シュネルマイスター 牡3 JRA 1:44.8 C.ルメール 手塚貴久 (有)サンデーレーシング
第73回 2022年10月9日 東京 1800m サリオス 牡5 JRA 1:44.1 松山弘平 堀宣行 (有)シルクレーシング
第74回 2023年10月8日 東京 1800m エルトンバローズ 牡3 JRA 1:45.3 西村淳也 杉山晴紀 猪熊広次
第75回 2024年10月6日 東京 1800m シックスペンス 牡3 JRA 1:45.1 C.ルメール 国枝栄 (有)キャロットファーム

外国調教馬の成績

脚注・出典

参考文献

  • 「毎日王冠(GII)」『中央競馬全重賞競走成績集【古馬関東編】』日本中央競馬会、2006年、1493-1568頁。 

注釈

  1. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典

  1. ^ a b c d 重賞競走一覧(レース別・関東)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 36. 2021年9月18日閲覧。
  2. ^ a b c d 令和3年第4回東京競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年9月18日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 2021年度第4回東京競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 3. 2021年9月18日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l レースについて:毎日王冠 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2021年10月10日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i 毎日王冠特集(レースガイド)”. netkeiba.com. 2015年3月13日閲覧。
  6. ^ a b c d e 中央競馬全重賞競走成績集【古馬関東編】
  7. ^ a b 中央競馬指定交流競走に出走する地方競馬所属馬の決定方法(令和3年度秋季競馬)” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年9月18日閲覧。
  8. ^ a b 「地」が出走できるGI競走とそのステップ競走について【令和3年度】” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年9月18日閲覧。
  9. ^ a b 競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年9月18日閲覧。
  10. ^ JRA G2毎日王冠での“粋な演出”が話題!すぎやまさん追悼「G1ファンファーレ」がトレンド入り - スポーツニッポン、2021年10月10日配信・閲覧

各回競走結果の出典

外部リンク


毎日王冠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 23:21 UTC 版)

第162回天皇賞」の記事における「毎日王冠」の解説

着順馬番競走馬名性齢騎手斤量タイム着差単勝オッズ人気RATE1着 9 サリオス 牡3 C.ルメール 54 1:45.5 001.3 1 119 2着 5 ダイワキャグニー 騸6 内田博幸 56 1:46.0 3馬身 010.6 4 112 3着 7 サンレイポケット 牡5 荻野極 56 1:46.0 ハナ 018.9 5 112 410 カデナ 牡6 三浦皇成 56 1:46.1 1/2馬身 025.0 6 111 5着 4 ザダル 牡4 田辺裕信 56 1:46.2 クビ 008.5 3 - 6着 6 トーラスジェミニ 牡4 木幡育也 56 1:46.6 2馬身1/2 047.4 8 - 天候:曇、馬場状態:稍重第71回毎日王冠(GII)は、10月11日東京競馬場行われた競走である。朝日杯フューチュリティステークスGI)を勝利し皐月賞及び東京優駿日本ダービー)にて二冠果たしたコントレイル次ぎ、2着となった3歳馬サリオス参戦初めての古馬との対決となった重賞優勝馬は、弥生賞GII)や小倉大賞典GIII)など重賞3勝のカデナフラワーカップGIII)とターコイズステークスGIII勝利コントラチェックという重賞複数優勝馬加え毎日杯勝利3歳馬サトノインプレッサや、東京巧者知られるエプソムカップGIII勝利ダイワキャグニー函館スプリントステークスGIII勝利カイザーメランジェ出走した。その他、巴賞(OP勝利トーラスジェミニプリンシパルステークス(L)勝利ザダル、メイステークス(OP勝利アイスストームなど、11頭での競走となった単勝オッズ1.3倍の1番人気にはサリオス推された。単勝支持率は60.2パーセント上り、これは1984年グレード制導入以降1999年第50回毎日王冠)のグラスワンダー支持率、66.3パーセントに次ぐ2番目に高い数字であった次いで8.2倍の2番人気にはサトノインプレッサ8.5倍の3番人気ザダル、この3頭が一桁台のオッズ推された。以降ダイワキャグニーサンレイポケットカデナ続き、最低11番人気カイザーメランジェは328.3倍に推された。スタートからトーラスジェミニ逃げの手打ち、それにコントラチェックダイワキャグニー続きサリオス4番手に位置した先頭トーラスジェミニ1000メートル58秒0で通過、「速いペース」(週刊Gallop)の中、最後直線進入2番手のコントラチェック逃げ粘るトーラスジェミニ捉えようとする中、残り300メートル地点サリオス追い出し開始同じく進出試みダイワキャグニー馬体併せながら先頭となると、そこからサリオスダイワキャグニー置き去りにし、後方に3馬身離して決勝線通過したダイワキャグニー後方から伸びたサンレイポケットハナ差ばかり退けて2着を確保2番人気サトノインプレッサスタート直後出遅れるなど10着に敗退したサリオス2019年朝日杯フューチュリティステークス以来勝利重賞3勝目達成後方に3馬身以上離して勝利したのは1969年第20回毎日王冠(ダート2100メートル)のタケシバオー(3馬身半)以来51年ぶりのことで、グレード制及び1800メートル行われるようになった1984年以降最大着差をつけての勝利であった加えて538キログラム馬体を持つサリオスは、2006年第57回毎日王冠に勝利したダイワメジャー(526キログラム)を更新するレース史上高馬体重での勝利である。 天皇賞(秋)優先出走権獲得した。しかし、優先出走権行使することなく出走見送り天皇賞(秋)から3週間後のマイルチャンピオンシップGI)を目指した。

※この「毎日王冠」の解説は、「第162回天皇賞」の解説の一部です。
「毎日王冠」を含む「第162回天皇賞」の記事については、「第162回天皇賞」の概要を参照ください。

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