毎日王冠
毎日王冠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 23:21 UTC 版)
着順馬番競走馬名性齢騎手斤量タイム着差単勝オッズ人気RATE1着 9 サリオス 牡3 C.ルメール 54 1:45.5 001.3 1 119 2着 5 ダイワキャグニー 騸6 内田博幸 56 1:46.0 3馬身 010.6 4 112 3着 7 サンレイポケット 牡5 荻野極 56 1:46.0 ハナ 018.9 5 112 4着 10 カデナ 牡6 三浦皇成 56 1:46.1 1/2馬身 025.0 6 111 5着 4 ザダル 牡4 田辺裕信 56 1:46.2 クビ 008.5 3 - 6着 6 トーラスジェミニ 牡4 木幡育也 56 1:46.6 2馬身1/2 047.4 8 - 天候:曇、馬場状態:稍重第71回毎日王冠(GII)は、10月11日に東京競馬場で行われた競走である。朝日杯フューチュリティステークス(GI)を勝利し、皐月賞及び東京優駿(日本ダービー)にて二冠を果たしたコントレイルに次ぎ、2着となった3歳馬サリオスが参戦、初めての古馬との対決となった。重賞優勝馬は、弥生賞(GII)や小倉大賞典(GIII)など重賞3勝のカデナ、フラワーカップ(GIII)とターコイズステークス(GIII)勝利のコントラチェックという重賞複数優勝馬に加え、毎日杯勝利の3歳馬サトノインプレッサや、東京巧者で知られるエプソムカップ(GIII)勝利のダイワキャグニー、函館スプリントステークス(GIII)勝利のカイザーメランジェが出走した。その他、巴賞(OP)勝利のトーラスジェミニやプリンシパルステークス(L)勝利のザダル、メイステークス(OP)勝利のアイスストームなど、11頭での競走となった。 単勝オッズ1.3倍の1番人気にはサリオスが推された。単勝支持率は60.2パーセントに上り、これは1984年のグレード制導入以降、1999年(第50回毎日王冠)のグラスワンダーの支持率、66.3パーセントに次ぐ2番目に高い数字であった。次いで8.2倍の2番人気にはサトノインプレッサ、8.5倍の3番人気にザダル、この3頭が一桁台のオッズに推された。以降ダイワキャグニー、サンレイポケット、カデナと続き、最低11番人気のカイザーメランジェは328.3倍に推された。スタートからトーラスジェミニが逃げの手を打ち、それにコントラチェックやダイワキャグニーが続き、サリオスが4番手に位置した。先頭のトーラスジェミニが1000メートルを58秒0で通過、「速いペース」(週刊Gallop)の中、最後の直線に進入。2番手のコントラチェックが逃げ粘るトーラスジェミニを捉えようとする中、残り300メートル地点でサリオスが追い出しを開始。同じく進出を試みるダイワキャグニーと馬体を併せながら先頭となると、そこからサリオスがダイワキャグニーを置き去りにし、後方に3馬身離して決勝線を通過した。ダイワキャグニーは後方から伸びたサンレイポケットをハナ差ばかり退けて2着を確保。2番人気のサトノインプレッサはスタート直後に出遅れるなど10着に敗退した。 サリオスは2019年の朝日杯フューチュリティステークス以来の勝利で重賞3勝目を達成。後方に3馬身以上離して勝利したのは1969年第20回毎日王冠(ダート2100メートル)のタケシバオー(3馬身半)以来51年ぶりのことで、グレード制及び1800メートルで行われるようになった1984年以降、最大の着差をつけての勝利であった。加えて、538キログラムの馬体を持つサリオスは、2006年の第57回毎日王冠に勝利したダイワメジャー(526キログラム)を更新するレース史上最高馬体重での勝利である。 天皇賞(秋)の優先出走権を獲得した。しかし、優先出走権を行使することなく出走を見送り、天皇賞(秋)から3週間後のマイルチャンピオンシップ(GI)を目指した。
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毎日王冠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 00:07 UTC 版)
秋の初戦には、目標である天皇賞(秋)へのステップとして毎日王冠に出走することとなった。鞍上に武が復帰したが、NHKマイルカップ優勝馬エルコンドルパサーと前年の朝日杯3歳ステークス優勝馬グラスワンダーの無敗の外国産4歳馬2頭が出走するメンバー構成となり、この2頭とサイレンススズカを交えた「3強対決」の様相を呈した。毎日王冠は別定戦のため、負担重量はグラスワンダーが55kg、エルコンドルパサーが57kg、サイレンススズカは過去最高となる59kgを背負っての出走となったが、レース前に武は「強い4歳馬が2頭いますが、サイレンススズカのペースで行くだけです」と余裕のあるコメントをし、橋田はファンに向けて「とにかく競馬場に来てください。きっと素晴らしいレースを堪能できるでしょう」とコメントした。 10月11日の毎日王冠当日は、GII競走ながら東京競馬場には13万3461人の観衆が詰めかけた。当日サイレンススズカは生涯最高体重となる452kgを記録、単勝オッズは1.4倍で1番人気に支持され、2番人気にはグラスワンダーとエルコンドルパサー双方の主戦騎手であった的場均が二頭から選択したグラスワンダーが推され、蛯名正義に乗り替わったエルコンドルパサーは3番人気となった。スタートが切られるとサイレンススズカは前半600メートルを34秒6、1000メートルを57秒7 というハイペースで飛ばし、エルコンドルパサーは2番手集団のなかでこれを追走し、グラスワンダーは中団から後方を進んだ。第3,4コーナーでサイレンススズカは一度1ハロン11秒7から12秒1に落として息を入れ、その第3コーナー過ぎからはグラスワンダーがサイレンススズカを捉えに先団へ進出したもののそこから伸びを欠く。直線に入ってもサイレンススズカの逃げ脚は衰えず、これをエルコンドルパサーが追走したが、2馬身2分の1の着差をつけて逃げ切り勝ちを収めた。上がり3ハロンで記録した35秒1は出走メンバー中最速だったエルコンドルパサーの35秒0と僅かコンマ1秒差という驚異的なものであった。エルコンドルパサーに次いで3着に入ったサンライズフラッグはエルコンドルパサーと5馬身差がついており、グラスワンダーは5着であった。 辛うじて2馬身半差の2着まで差を詰めたエルコンドルパサー鞍上の蛯名は「直線に向いてからも手応えはありましたし、十分、サイレンススズカは射程圏内だと思ったんですが、全く止まりませんでしたね。前にいったサイレンススズカにあれだけ伸びられては仕方ありません」、「相手が強かった。完敗だった」としたが、同馬管理調教師の二ノ宮敬宇は「勝った馬はうちの馬とは違う脚質の馬で、レースも相手の馬の流れになってしまってのもの。負けはしたけれどもいいレースをしてくれたと思った。決して落胆するようなことはなかった」と述べた。的場はコメントがなく、武は「後続の馬は気にせず、自分のペースを守ることに集中してレースをしました。できる限りゆっくり行くつもりでしたが、イメージ通りのレースができたと思います。レース前も落ち着いていましたし、道中もものすごくいい感じでした。ホント、楽勝でしたね。いやあ、強かったあ」とコメントし、橋田は「競馬場に集まってくれたファンの方に存分にレースを楽しんでいただけたかと思うと、これ以上の喜びはありません」と語った。稲原は後年、「このレースだけは、絶対に勝ってほしかった」と振り返っている。なお、レース後にはGII競走でありながら武はウイニングランも行った。
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毎日王冠
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2019年10月6日 第70回毎日王冠(GII)着順馬名性齢騎手斤量タイム着差人気1ダノンキングリー 牡3 戸崎圭太 54 1:44.4 1 2アエロリット 牝5 津村明秀 55 1:44.6 1馬身1/4 0.2 2 3インディチャンプ 牡4 福永祐一 58 1:44.8 1馬身1/4 0.4 3 5ランフォザローゼス 牡3 北村宏司 54 1:45.0 0.6 8 9ケイアイノーテック 牡4 幸英明 57 1:45.8 1.2 7 毎日王冠は、東京優駿2着の3歳馬ダノンキングリーが制した。 2着は逃げたが直線で捕らえられたアエロリット。騎乗した津村明秀は「ペースはちょうど良く、最後にインディチャンプを差し返してくれて、力のあるところは見せられました。3コーナーで自分から力むところがあったので、そこが影響したのかもしれません」と振り返った。
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毎日王冠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:58 UTC 版)
夏休みを経て、秋は毎日王冠(GII)で始動。武はスーパークリークの復帰初戦、同日開催の京都大賞典に騎乗したため、柴田政人に乗り替わった。春を全休し、復帰2戦目、連勝中のオグリキャップが単勝オッズ1.4倍の1番人気、デビュー以来2着以内を保ち、高松宮杯優勝から臨むメジロアルダンが2.9倍の2番人気。イナリワンは単勝オッズ9.0倍の3番人気であった。 スタートから後方に位置、オグリキャップをマークする形で追走した。直線では、内で7番人気ウインドミルとメジロアルダンが先頭を争う一方、オグリキャップとマークするイナリワンは大外に展開。先んじてオグリキャップが先頭争いを制したメジロアルダンとの差を縮めたが、イナリワンがメジロアルダンとオグリキャップの間を突いて脚を伸ばしてかわし、先頭となった。オグリキャップだけがそれに追いすがり、2頭がならびかけたところで入線。写真判定の末、オグリキャップのハナ差先着が認められ、イナリワンは2着に敗れた。(競走に関する詳細は、第40回毎日王冠を参照。) その後、10月29日の天皇賞(秋)(GI)ではスタート直後に躓いて後方からとなり、追い込むも6着、11月26日のジャパンカップ(GI)でも同様に追い込み11着に敗れた。
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