東京巧者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 18:42 UTC 版)
「ウオッカ (競走馬)」の記事における「東京巧者」の解説
東京競馬場では12戦6勝、GI6勝を挙げたことから、「東京(府中)巧者」「府中の申し子」「ホームグラウンド」とされた。中でも4歳2月の京都記念以降は、左回り、国内では東京競馬場に出走し続けた。古馬となってからの秋は、マイルチャンピオンシップや牝馬限定のエリザベス女王杯など適正距離の右回り競走ではなく、距離不安のあったジャパンカップを選択している。河村清明は、マイルへの適性から、マイルチャンピオンシップに出走すれば優勝していただろうと考えており、東京競馬場芝1600メートルはウオッカの「絶好の舞台」であるとみなしている。 角居は右回り時の走り方について、「(前略)右トモをひねりながら前に出していたんです。そこからエネルギーが逃げるので右回りだと力を出し切れず、またそれが蹄踵部の不安につながったのだと思います。」と分析。また5歳秋時点ではそれを克服していたという。加えて、厩務担当の中田陽之によれば、「いつもレース後、東京競馬場から栗東(トレーニングセンター)に帰ろうとすると、なぜかウオッカが怒るんです。そのまま動かずにいる方が気分がいいんですかね。本当に東京競馬場が好きなのかもしれません」と証言している。 東京競馬場内、正門から向かって左 (東方)に150 m程の位置にあるローズガーデンには、谷水が寄贈したウオッカの銅像が建立され、2014年4月23日に除幕式が執り行われた。
※この「東京巧者」の解説は、「ウオッカ (競走馬)」の解説の一部です。
「東京巧者」を含む「ウオッカ (競走馬)」の記事については、「ウオッカ (競走馬)」の概要を参照ください。
- 東京巧者のページへのリンク