東京競馬場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/27 05:08 UTC 版)
東京競馬場(とうきょうけいばじょう、英: Tokyo Racecourse)は、東京都府中市にある中央競馬の競馬場。所在地から府中競馬場(ふちゅうけいばじょう)とも通称される。競馬ファンの間では単に府中でも通用する。施行者ならびに管理者は日本中央競馬会である。
注釈
- ^ 目黒競馬場移転候補地としては府中のほか羽田の埋立地(後に地方競馬の羽田競馬場が出来た。現在の飛行場の一部)、小金井(現在の小金井カントリークラブのあたり)、世田谷区用賀(現在の馬事公苑付近)、世田谷等々力、多摩浅間山付近など十数か所が調べられた[2]。目黒競馬場では競馬会から町に年に税金代わりに27,700円が寄付されていたという。国へもほぼ同額が寄付されていた。当時の府中町の年間予算は6万円、税収は3万円余りだったので、競馬場から自治体への寄付金は魅力だった[3]。また、競馬場予定地付近の農地は用排水に不便していたともいう[4]。このため府中町では競馬場の誘致を決めた。競馬場誘致は町議会では満場一致だったという[3]。東京競馬倶楽部代理の三菱信託と町長以下の委員会によって用地買収は進む[5]井田是政など一族の墓を守る井田家の抵抗など反対運動もあったが、やがて競馬場は完成する[6]。しかし、府中町が期待した競馬場からの収入は、競馬法改正で国に召し上げられてしまっている。府中町ではたいへんにガッカリしたという[7]。
- ^ この時点では中京競馬場は開場していない。横浜競馬場はアメリカ軍に接収されている。宮崎競馬場は正式には廃止されていないが、休止している。したがって、札幌・函館・新潟・福島・中山・東京・京都・阪神・小倉となる
- ^ 1988年の中山大障害(春)も東京競馬場で東京大障害として施行されたため使用されている。
- ^ 府中競馬正門前駅と東京競馬場の間に立川崖線(府中崖線)が貫いているため。
- ^ このコンビニでは競馬場という立地ゆえ、ソフトドリンクなどの缶製品は取り扱われていない。なお、楽天Edyは利用可能。
- ^ ダービールームと称する部屋がある。
- ^ 2015年は競走名を「サウジアラビアロイヤルカップ(重賞)」に変更し[54]、2016年からGIIIに格付けされる[55]。
- ^ 少なくとも電話投票のシステムが統合される前の1990年代前半までは、関東だけ土曜日の開催を休止し、関西は土曜・日曜の通常パターンで行った事例もあった。
- ^ 中山大障害・有馬記念・ホープフルステークスが行われる節
- ^ 本来はダート 3,300 mで施行予定だったが、ゲートの誤設置により 15 m短い距離となった(前述)。
- ^ 2011年度までは第2回が4 - 5月、第3回は5 - 6月のそれぞれ4週間だったが、2012年度から第2回がダービー当日を最終日とする6週間、第3回は6月最初の2週間となり、2013年から第3回は6月の4週間に変更された
出典
- ^ a b c 府中市1974、587-611頁。
- ^ 府中市1974、587頁。
- ^ a b 府中市1974、589頁
- ^ 府中市1974、604頁。
- ^ 府中市1974、589-590頁。
- ^ 府中市1974、594-608頁。
- ^ 府中市1974、611頁。
- ^ 日本中央競馬会1968、127頁。
- ^ 府中市1974、588頁。
- ^ a b 競馬ファン誌編集部『全国騎手所属厩舎別 : 附・全国競走馬厩舎別 昭和11年版』黎明社、1936年、p.14
- ^ 尾形藤吉『競馬ひとすじ』徳間書店、1967年、p.149
- ^ 日本中央競馬会1968、132頁。
- ^ 日本中央競馬会1968、144頁。
- ^ 日本中央競馬会1968、134頁。
- ^ 日本中央競馬会1968、141頁。
- ^ 日本中央競馬会1968、243頁。
- ^ 日本中央競馬会1972、762-770頁。
- ^ a b c 日本中央競馬会1968、142頁。
- ^ 日本中央競馬会1972、821頁。
- ^ a b 日本中央競馬会1968、143頁。
- ^ 日本中央競馬会編集『日本中央競馬会二十年史』日本中央競馬会発行、1978年、p.136-152
- ^ JRA美浦トレーニングセンター沿革
- ^ 日本中央競馬会『日本中央競馬会30年史』1985年発行、p164,170
- ^ “今週の注目レース(第34回ジャパンカップ)”. 日本中央競馬会. 2014年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月27日閲覧。
- ^ “4月25日(土曜)から5月31日(日曜)までの中央競馬の開催等について”. 日本中央競馬会 (2020年4月23日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “6月の中央競馬の開催等について”. 日本中央競馬会 (2020年5月28日). 2020年6月17日閲覧。
- ^ “1月16日(土曜)からの首都圏の競馬場とウインズ等の営業”. 日本中央競馬会 (2021年1月9日). 2021年1月26日閲覧。
- ^ “2月13日(土曜)からの競馬場・ウインズ等の営業(無観客競馬・発売取りやめ)”. 日本中央競馬会 (2021年2月4日). 2021年2月5日閲覧。
- ^ “4月25日(日曜)からの無観客競馬の実施とウインズ等の営業取りやめ”. 日本中央競馬会 (2021年4月23日). 2021年4月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “東京競馬場(コース紹介)”. 日本中央競馬会. 2021年11月27日閲覧。
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- ^ 前夜通信社『昭和二十八年度前期 国営競馬成績書 1月 - 7月』 - 株式会社前夜通信社、1953年、p.110。
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- ^ 2002年6月の4回開催を最後に、この距離での競走はない。
- ^ “東京競馬場ダートコース1,600mのスタート位置を変更”. 日本中央競馬会 (2010年9月24日). 2010年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月27日閲覧。
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- ^ “令和3年第3回東京競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年11月27日閲覧。
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- ^ “JRA大失態 障害発走地点15メートル前だった”. スポニチアネックス. スポーツニッポン新聞社 (2009年5月24日). 2014年11月20日閲覧。
- ^ 2006年9月 世界最大映像スクリーン(三菱電機製)日本中央競馬会東京競馬場
- ^ “場内マップ”. 日本中央競馬会. 2021年11月27日閲覧。
- ^ a b “東京競馬場の内馬場に「国際厩舎」、外国馬の参戦促す環境を整備へ”. 中日スポーツ (2021年12月7日). 2022年6月19日閲覧。
- ^ “東京競馬場、JC外国馬誘致のため国際厩舎新設へ”. サンケイスポーツ (2019年12月10日). 2019年12月10日閲覧。
- ^ “JRAが東京競馬場の国際厩舎をお披露目 内馬場に新設”. サンスポZBAT!. サンケイスポーツ (2022年6月19日). 2022年6月19日閲覧。
- ^ 凱旋門賞馬アルピニスタ“ジャパンカップ参戦”の追い風に!? 東京競馬場馬場内に新国際検疫厩舎が誕生 - 東スポ競馬 2023年10月3日
- ^ “東京競馬場 西門歩道橋の新名称を「フジビューウォーク」に決定!”. JRA 日本中央競馬会{ (2013年10月3日). 2014年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月27日閲覧。
- ^ “小塚歩アナ「入場曲に“遊び”を!」”. ラジオNIKKEI競馬実況web (2009年5月26日). 2021年11月27日閲覧。
- ^ “2015年度開催日割と重賞競走について”. 日本中央競馬会. 2015年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月20日閲覧。
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- ^ “2014年夏季競馬番組概要について” (PDF). p. 6 (2014年4月13日). 2014年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月27日閲覧。
- ^ 競走成績 2004年5回東京8日(11月28日) 11R 第24回 ジャパンカップ(GI)
- ^ 「ボクの作った格言」(『巨泉の重賞競走予想全書』p.1539)
- ^ 岩手競馬専用場外発売所を東京競馬場に開設 地方競馬情報サイト 2003年10月7日
- ^ 「マイルチャンピオンシップ南部杯 (JpnI)」の日本中央競馬会主催による東京競馬場での施行について 岩手競馬News&Topics
- ^ 2005年4回東京5日目12R サラ系3歳上1000万下 Yahoo!スポーツ 競馬
- ^ ザ・ローリング・ストーンズ60周年記念の花火大会 東京競馬場がライブ会場のような雰囲気に 2022年7月6日21時46分
東京競馬場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 07:23 UTC 版)
10月6日の20時00分から23時30分まで、東京競馬場のメモリアルスタンド、地下1階映像ホールにてUMACA会員限定の観戦会が行われ、スペシャルゲストのトークショーやスペシャルビュッフェも開催された。トークショーには、スペシャルゲストとして横山ルリカ、現地のレポータ―に合田直弘、木村拓人(デイリー馬三郎)、ゲスト解説は井内利彰、MCは津田麻莉奈が担当した。
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東京競馬場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:51 UTC 版)
イナボレス(1972年オールカマー、1974年金杯、目黒記念(秋)、1975年愛知杯) メジロファントム(1979年東京新聞杯、サファイヤステークス、天皇賞(秋)2着、有馬記念2着、1980年天皇賞(秋)2着、1982年目黒記念) ロンスパーク(1986年鳴尾記念) メジロアイガー(1988年東京大障害) タイイーグル(1991年宝塚記念3着) トウショウファルコ(1992年AJCC、日刊スポーツ賞金杯) メイショウレグナム(1995年小倉大賞典) サクセスブロッケン(2008年ジャパンダートダービー、JBCクラシック2着、2009年フェブラリーステークス、マイルCS南部杯2着、東京大賞典) ネコパンチ(2012年日経賞) ユーワビスケット(誘導馬初の管理職に就任。初代業務課誘導係長。2018年に新設の誘導課長へと昇進。)
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