中山記念
中山記念
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1年1カ月の休養を経て6歳となった1996年、3月10日の中山記念(GII)で復帰。この間に主戦騎手を務めていた小島太は騎手を引退。良太の提案により、横山典弘が新たな主戦騎手となった。前年の皐月賞優勝馬、東京優駿2着、天皇賞(秋)2着のジェニュインが3.7倍の1番人気、以下、前年の京都新聞杯など4歳限定重賞3勝のナリタキングオーが4.4倍、前年の中山記念3着のエーブアゲインが6.5倍、セキテイリュウオー、サイレントハピネスなどが続く中、サクラローレルは、19.5倍の9番人気であった。スタートから後方3番手を追走し、第3コーナーから進出。最終コーナーで先行勢の外に持ち出して、追い上げた。内ではジェニュインや14番人気ペガサスが抜け出しを図っていたが、その外から末脚を使って差し切り、横山が手綱を緩めて先頭で入線。後方に1馬身4分の3差をつけて、重賞2勝目を挙げる。この時、直線で見せた末脚は「怒涛の末脚」(三好達彦)「ごぼう抜き」(白石俊)と語られた。横山は「緩急自在に対応できるし、馬込みもまったく苦にしません。自分の持っていた印象とは、まったく違っていました。凄い馬ですよ。」と述べている。
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中山記念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:51 UTC 版)
着順馬番競走馬名性齢騎手斤量タイム着差単勝オッズ人気1着 5 サクラローレル 牡6 横山典弘 57 1:47.2 019.5 9 2着 3 ジェニュイン 牡5 岡部幸雄 57 1:47.5 1馬身3/4 003.7 1 3着 10 サイレントハピネス 牝5 橋本広喜 54 1:47.6 1/2馬身 010.6 5 天候:晴、馬場状態:良第70回中山記念(GII)は、3月10日に中山競馬場で行われた。 単勝オッズ一桁台の人気に推されたのは、4頭であった。3.7倍の1番人気はジェニュイン、前年は皐月賞を制し、東京優駿(日本ダービー)や天皇賞(秋)などで2着の活躍を見せた。有馬記念10着敗退以来の出走となり、この競走が5歳の始動戦であった。続く4.4倍の2番人気には、ナリタキングオー。4歳だった前年はスプリングステークス、京都新聞杯という二つのトライアル競走を制するなど、重賞3勝を記録していた。京都記念(GII)4着で始動した5歳の2戦目であった。6.5倍の3番人気であるエーブアゲインは、バレンタインステークス(OP)勝利から参戦の6歳馬で、前年の中山記念で3着の実績があった。7.3倍の4番人気には、重賞2勝天皇賞2着2回のセキテイリュウオーだった。 以下、4歳限定牝馬重賞2勝の5歳馬、サイレントハピネス。東京新聞杯(GIII)2着から臨むメイショウユウシ。香港国際カップ(G2)優勝からの参戦となり、前年に続く連覇を狙うフジヤマケンザン。NHK杯(GII)、福島記念(GIII)勝利のマイネルブリッジ。前年2月の目黒記念以来の復帰戦となるサクラローレルが10倍台のオッズとなった。フルゲート15頭が揃い「例年以上に豪華なメンバー(白石俊)」とされた。 ウインドフィールズとヤマショウキロクが逃げる展開となった。最後の直線では、先に抜け出したペガサスを、残り200メートル地点で最も内からジェニュインがかわしたが、すぐに大外からサクラローレルが脚を伸ばした。すぐにジェニュインなどを「ごぼう抜き」して差を広げ、サクラローレルがジェニュインに1馬身4分の3離して先頭で入線した。2番人気ナリタキングオーは5着、3番人気エーブアゲインは7着、4番人気セキテイリュウオーは9着に敗れた。 境勝太郎調教師は「今年こそ大きいところを狙っていきたい」とし、初騎乗となった横山典弘は「反応が凄い、並の馬じゃないよ」とコメントした。
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