中山語録
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中山恒明は、昭和40年に消化器病センターを開設し、医療練士研修制度を創設し、真に実地医療の出来る医師を育てることに専念し、初期臨床研修制度の始まる40年以上も前に卒後教育の重要性を説いていた。若手教育の場での教育語録は、中山語録として伝わる。 中山語録 「人生は経験である」 「始めたらやめないこと」 「同じ過ちを二度としないこと」 「-ねばならぬという事は人生にない」 「なさざるは悪をなすよりも悪い」 「努力しないで出来るうまい話はない」 「必要は発明の母だ」 「いいかげんな気持ちでは、いい仕事はできない」 「人生の幸福とは飢えず飽かず働くにあり」 「手術は安全かつ安易な方法で」 「検査で患者を苦しめてはならない」 「患者に休みがあるのなら休みたまえ」 「医者を選ぶのも寿命のうち」 「医療と経済は二人三脚」 「暇があったら患者をみろ。何度同じ患者を診察してもよい」 「治療の中で一番大切なのは、技術や薬剤ではなく、医師の心である」 「偉大な指者、学者、術家は自分の心に哲学を持っている。哲学のない医者は等も信頼もされない」 「私の教えを受けたものは、将来、同業の外科医から足を引っ張られるような、力と根性を備えた立派な外科医になってもらいたい」 「とにかく専門家の常識ほど学問の進歩を阻害するものはない」 「科学は可能なものを可能にするが、不可能を可能にするような科学はない」 「講演は聴衆が一人でも二人でもやる」 「姿勢がいいのは、健康の秘訣」 「人間はその年齢にならなければ、その年齢の実際はわからないもの」 「長生きするには腹八分目で怒らないこと」 「物を持ったら落とすことを考える」 「砂糖は甘いといっても、なめてみなければわからない」 「読書というものは毎日の生活習慣にならなければ本物ではない。また内容も単に専門分野のみでなく、一日最低一時間以上は専門外の物も必ず読んで視野を広げ、心を豊かにすることも肝要だ」 「ツマラナイ、ツマラナイと言って二年過ごすのと、ココニモ、何カ得ルモノガアルと考えて二年過ごすのでは、二年後には雲泥の差ができる」 「世の中で人より三歩先んずれば狂人。二歩前を行くものは達人。一歩先んずれば賢人、君たちは1.5歩位のところを目指すのがよかろう」
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