菊花賞とは? わかりやすく解説

きくか‐しょう〔キククワシヤウ〕【菊花賞】


菊花賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 06:33 UTC 版)

菊花賞
Kikuka-shō(Japanese St. Leger)
第83回菊花賞(2022年10月23日)
優勝馬:アスクビクターモア 鞍上:田辺裕信
開催国 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 京都競馬場
創設 1938年12月11日
2024年の情報
距離 芝3000m
格付け GI
賞金 1着賞金2億円
出走条件 サラ系3歳牡・牝(国際)(指定)
負担重量 馬齢(牡57kg、牝55kg)
出典 [1][2]
テンプレートを表示
菊花賞の優勝レイ(第83回アスクビクターモア)
菊花賞の馬着(第84回ドゥレッツァ)
菊花賞の優勝旗(第76回)

菊花賞 (きくかしょう、きっかしょう[注 1])は、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場で施行する中央競馬重賞競走GI)である。

競走名の「菊花」はの花の意味[6]。正賞は内閣総理大臣賞朝日新聞社賞、日本馬主協会連合会会長賞[1][2]

概要

イギリスの「セントレジャー」を範にとり、1938年に「京都農林省賞典四歳呼馬」の名称で創設された4歳 (現3歳)馬による重賞競走[7]で、1948年より現名称となった[7]。前後して創設された横濱農林省賞典四歳呼馬 (現:皐月賞)や東京優駿 (日本ダービー)とともに、日本のクラシック三冠競走を確立した[8]。旧八大競走にも含まれている。

クラシック三冠競走の最終戦として行われ、皐月賞は「最も速い馬が勝つ」、東京優駿 (日本ダービー)は「最も運のある馬が勝つ」と呼ばれるのに対し、本競走はスピードとスタミナを兼ね備え、2度の坂越えと3000mの長丁場を克服することが求められることから「最も強い馬が勝つ」と称されている[注 2][7]。最もスタミナのある優秀な繁殖馬を選定する観点から出走資格は「3歳牡馬・牝馬」とされ、せん馬 (去勢馬)は出走できない[7]

施行場は阪神競馬場で行われた1979年・2021 - 2022年を除き、すべて京都競馬場で行われている[7]。距離の3000mも第1回から変更されていない[7]

地方競馬所属馬は1995年より、外国産馬は2001年よりそれぞれ出走可能になったほか、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[7]

競走条件

以下の内容は、2024年現在[1][2]のもの。

出走資格:サラ系3歳牡馬・牝馬 (出走可能頭数:最大18頭)

  • JRA所属馬 (外国産馬含む、未勝利馬・未出走馬は除く)
  • 地方競馬所属馬 (後述)
  • 外国調教馬 (優先出走)

負担重量:馬齢 (牡57kg、牝55kg)

  • 第1回・第2回は牡馬55kg、牝馬53kg。第3回 - 第6回は牡馬57kg、牝馬55.5kg[9]

出馬投票を行った馬のうち優先出走権 (後述)のある馬から優先して割り当て、その他の馬は収得賞金の総計が多い順に出走できる (残る1枠が複数の同収得金額馬だった場合は抽選で出走馬が決まる)。

優先出走権

出馬投票を行った外国調教馬は、優先出走できる[10]

JRA所属馬は、下表のトライアル競走で3着以内に入った馬に優先出走権が与えられる[10]

競走名 競馬場 距離
セントライト記念 GII 中山競馬場 芝2200m
神戸新聞杯 GII 阪神競馬場 芝2400m

地方競馬所属馬は上記のトライアル競走で3着以内に入った馬のほか、桜花賞・皐月賞・優駿牝馬 (オークス)・東京優駿 (日本ダービー)で1着となった馬に優先出走が認められている[10][11]。また、桜花賞・皐月賞・優駿牝馬 (オークス)・東京優駿 (日本ダービー)で2着となった地方競馬所属馬、およびNHKマイルカップで2着以内に入着した地方競馬所属馬にも出走資格が与えられる[7][10]

賞金

2024年の1着賞金は2億円で、以下2着8000万円、3着5000万円、4着3000万円、5着2000万円[1][2]

歴史

年表

  • 1938年 - 4歳牡馬・牝馬による競走「京都農林省賞典四歳呼馬」として創設[7]。京都競馬場・芝3000mで施行。
  • 1943年 - 名称を「京都農商省賞典四歳呼馬」に変更[7]
  • 1944年 - 能力検定競走「長距離特殊競走」として施行したが、全馬がコースを間違えたためレース不成立[7][12]
  • 1945年 - 施行せず[7]
  • 1946年 - 名称を「農林省賞典四歳馬」に変更[7]
  • 1948年 - 名称を「菊花賞」に変更[7]
  • 1984年 - グレード制導入に伴いGI[注 3]に格付け。
  • 1995年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が出走可能になる[9]
  • 2001年
    • 馬齢表記を国際基準へ変更したことに伴い、出走条件を「3歳牡馬・牝馬」に変更。
    • 混合競走に指定され、外国産馬が2頭まで出走可能となる。
  • 2003年 ‐ 負担重量を馬齢表記に変更。
  • 2004年 - 「日本中央競馬会創立50周年記念」の副称をつけて施行[13]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIに変更[14]
  • 2010年
    • 国際競走に指定され、外国調教馬・外国産馬が合わせて最大9頭まで出走可能となる[15]
    • 格付表記をGI (国際格付)に変更[7]
  • 2013年 - 外国馬の出走枠を外国産馬と分離し、外国調教馬が最大9頭まで出走可能になる[16]
  • 2014年 - 「JRA60周年記念」の副称をつけて施行[17]
  • 2021年 - 京都競馬場の整備工事に伴い、阪神競馬場で施行[18](2022年も同様[19])。阪神競馬場芝内回り3000mの出走可能頭数は18頭に変更した[20][10]

歴代優勝馬

コース種別の記載がない距離は、芝コースを表す。

距離は全て3000mで施行。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記にそろえている。

競走名は第5回まで「京都農林省賞典四歳呼馬」、第6回は「京都農商省賞典四歳呼馬」、第7回・第8回は「農林省賞典四歳馬」、第9回以降は「菊花賞」[7]

回数 施行日 競馬場 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主 単勝オッズ 単勝人気 1着本賞金
第1回 1938年12月11日 京都 テツモン 牡3 3:16 0/5 伊藤正四郎 尾形景造 松山陸郎   2[21]
第2回 1939年10月29日 京都 マルタケ 牡3 3:22 0/5 清水茂次 榎壽逸 1
第3回 1940年11月3日 京都 テツザクラ 牡3 3:17 3/5 伊藤勝吉 三宅孝之介 1
第4回 1941年10月26日 京都 セントライト 牡3 3:22 3/5 小西喜蔵 田中和一郎 加藤雄策 1
第5回 1942年11月8日 京都 ハヤタケ 牡3 3:16 3/5 佐藤勇 岩井健吉 伊藤祐之 2
第6回 1943年11月14日 京都 クリフジ 牝3 3:19 3/5 前田長吉 尾形景造 栗林友二 [注 4] 1
第7回 1946年12月1日 京都 アヅマライ 牡3 3:26 4/5 武田文吾 高橋直三 熊谷新太郎   5
第8回 1947年10月19日 京都 ブラウニー 牝3 3:16 0/5 土門健司 武輔彦 仙石襄 1
第9回 1948年11月23日 京都 ニユーフオード 牡3 3:13 3/5 武田文吾 小川佐助 吉木三郎 1
第10回 1949年11月3日 京都 トサミドリ 牡3 3:14 3/5 浅野武志 望月与一郎 斎藤健二郎 1
第11回 1950年10月29日 京都 ハイレコード 牡3 3:09 1/5 浅見国一 武田文吾 山田常太郎 5
第12回 1951年11月3日 京都 トラツクオー 牡3 3:11 1/5 小林稔 久保田金造 岩本政一 5
第13回 1952年11月23日 京都 セントオー 牡3 3:10 1/5 梅内慶蔵 新堂捨蔵 三木福一 1
第14回 1953年11月23日 京都 ハクリヨウ 牡3 3:09 1/5 保田隆芳 尾形藤吉 西博 2
第15回 1954年11月23日 京都 ダイナナホウシユウ 牡3 3:09 1/5 上田三千夫 上田武司 上田清次郎 2
第16回 1955年11月23日 京都 メイヂヒカリ 牡3 3:09 1/5 蛯名武五郎 藤本冨良 新田新作 2.2[22] 2
第17回 1956年11月18日 京都 キタノオー 牡3 3:09 3/5 勝尾竹男 久保田金造 田中留治 2.7 1 150万円
第18回 1957年11月17日 京都 ラプソデー 牡3 3:16 0/5 矢倉義勇 小西喜蔵 椎野浅五郎 11.9 3
第19回 1958年11月16日 京都 コマヒカリ 牡3 3:10 0/5 浅見国一 橋本輝雄 鈴木一平 30.7 4
第20回 1959年11月15日 京都 ハククラマ 牡3 3:07.7 保田隆芳 尾形藤吉 西博 2.8 1 200万円
第21回 1960年11月13日 京都 キタノオーザ 牡3 3:15.1 伊藤竹男 久保田金造 田中清司 17.5 5 300万円
第22回 1961年11月19日 京都 アズマテンラン 牡3 3:15.4 野平好男 二本柳俊夫 堀平四郎 6.5 3 500万円
第23回 1962年11月25日 京都 ヒロキミ 牡3 3:10.7 高松三太 二本柳俊夫 相馬恵胤 35.8 13 600万円
第24回 1963年11月17日 京都 グレートヨルカ 牡3 3:09.5 保田隆芳 尾形藤吉 小野晃 26.9 3
第25回 1964年11月15日 京都 シンザン 牡3 3:13.8 栗田勝 武田文吾 橋元幸吉 3.2 2 700万円
第26回 1965年11月14日 京都 ダイコーター 牡3 3:13.4 栗田勝 上田武司 上田清次郎 2.5 1 800万円
第27回 1966年11月13日 京都 ナスノコトブキ 牡3 3:08.5 森安弘明 稲葉秀男 那須野牧場 4.4 1 900万円
第28回 1967年11月12日 京都 ニツトエイト 牡3 3:14.5 伊藤竹男 矢倉玉男 太田和芳郎 32.5 9 1200万円
第29回 1968年11月17日 京都 アサカオー 牡3 3:09.0 加賀武見 中村広 浅香源二 6.0 2 1500万円
第30回 1969年11月16日 京都 アカネテンリュウ 牡3 3:15.3 丸目敏栄 橋本輝雄 関野栄一 5.7 1 1700万円
第31回 1970年11月15日 京都 ダテテンリュウ 牡3 3:10.4 宇田明彦 星川泉士 浅野千恵子 6.2 2 2000万円
第32回 1971年11月14日 京都 ニホンピロムーテー 牡3 3:13.6 福永洋一 服部正利 小林保 5.3 1 2400万円
第33回 1972年11月12日 京都 イシノヒカル 牡3 3:11.6 増沢末夫 浅野武志 石嶋清仁 12.7 4 3000万円
第34回 1973年11月11日 京都 タケホープ 牡3 3:14.2 武邦彦 稲葉幸夫 近藤たけ 12.1 6 3300万円
第35回 1974年11月10日 京都 キタノカチドキ 牡3 3:11.9 武邦彦 服部正利 初田豊 1.6 1 3800万円
第36回 1975年11月9日 京都 コクサイプリンス 牡3 3:11.1 中島啓之 稗田敏男 芦部煕仁 13.1 4 4100万円
第37回 1976年11月14日 京都 グリーングラス 牡3 3:09.9 安田富男 中野隆良 半沢吉四郎 71.1 12 4500万円
第38回 1977年11月13日 京都 プレストウコウ 牡3 3:07.6 郷原洋行 加藤朝治郎 渡辺喜八郎 7.2 3 4700万円
第39回 1978年11月12日 京都 インターグシケン 牡3 3:06.2 武邦彦 日迫良一 松岡正雄 13.8 3 4800万円
第40回 1979年11月11日 阪神 ハシハーミット 牡3 3:07.5 河内洋 内藤繁春 (株)シンザンクラブ 17.1 5
第41回 1980年11月9日 京都 ノースガスト 牡3 3:06.1 田島良保 二分久男 鈴木忠男 14.1 5 5300万円
第42回 1981年11月8日 京都 ミナガワマンナ 牡3 3:07.1 菅原泰夫 仲住芳雄 寺内倉蔵 55.7 14 5800万円
第43回 1982年11月14日 京都 ホリスキー 牡3 3:05.4 菅原泰夫 本郷重彦 堀川三之助 26.1 9 6200万円
第44回 1983年11月13日 京都 ミスターシービー 牡3 3:08.1 吉永正人 松山康久 千明牧場 2.8 1 6400万円
第45回 1984年11月11日 京都 シンボリルドルフ 牡3 3:06.8 岡部幸雄 野平祐二 シンボリ牧場 1.7 1 6500万円
第46回 1985年11月10日 京都 ミホシンザン 牡3 3:08.1 柴田政人 田中朋次郎 堤勘時 2.3 1 6700万円
第47回 1986年11月9日 京都 メジロデュレン 牡3 3:09.2 村本善之 池江泰郎 (株)メジロ商事 11.3 6 6900万円
第48回 1987年11月8日 京都 サクラスターオー 牡3 3:08.0 東信二 平井雄二 (株)さくらコマース 14.9 9 7800万円
第49回 1988年11月6日 京都 スーパークリーク 牡3 3:07.3 武豊 伊藤修司 木倉誠 8.5 3 8500万円
第50回 1989年11月5日 京都 バンブービギン 牡3 3:07.7 南井克巳 布施正 竹田辰一 3.8 1 9300万円
第51回 1990年11月4日 京都 メジロマックイーン 牡3 3:06.2 内田浩一 池江泰郎 (株)メジロ商事 7.8 4 9800万円
第52回 1991年11月3日 京都 レオダーバン 牡3 3:09.5 岡部幸雄 奥平真治 田中竜雨 5.6 3 1億500万円
第53回 1992年11月8日 京都 ライスシャワー 牡3 3:05.0 的場均 飯塚好次 栗林英雄 7.3 2 1億1000万円
第54回 1993年11月7日 京都 ビワハヤヒデ 牡3 3:04.7 岡部幸雄 浜田光正 (有)ビワ 2.4 1 1億1100万円
第55回 1994年11月6日 京都 ナリタブライアン 牡3 3:04.6 南井克巳 大久保正陽 山路秀則 1.7 1
第56回 1995年11月5日 京都 マヤノトップガン 牡3 3:04.4 田原成貴 坂口正大 田所祐 6.5 3 1億1200万円
第57回 1996年11月3日 京都 ダンスインザダーク 牡3 3:05.1 武豊 橋口弘次郎 (有)社台レースホース 2.6 1
第58回 1997年11月2日 京都 マチカネフクキタル 牡3 3:07.7 南井克巳 二分久男 細川益男 5.0 3
第59回 1998年11月8日 京都 セイウンスカイ 牡3 3:03.2 横山典弘 保田一隆 西山正行 4.3 2
第60回 1999年11月7日 京都 ナリタトップロード 牡3 3:07.6 渡辺薫彦 沖芳夫 山路秀則 4.1 3
第61回 2000年10月22日 京都 エアシャカール 牡3 3:04.7 武豊 森秀行 (株)ラッキーフィールド 2.8 2
第62回 2001年10月21日 京都 マンハッタンカフェ 牡3 3:07.2 蛯名正義 小島太 西川清 17.1 6
第63回 2002年10月20日 京都 ヒシミラクル 牡3 3:05.9 角田晃一 佐山優 阿部雅一郎 36.6 10
第64回 2003年10月26日 京都 ザッツザプレンティ 牡3 3:04.8 安藤勝己 橋口弘次郎 (有)社台レースホース 20.2 5
第65回 2004年10月24日 京都 デルタブルース 牡3 3:05.7 岩田康誠 角居勝彦 (有)サンデーレーシング 45.1 8
第66回 2005年10月23日 京都 ディープインパクト 牡3 3:04.6 武豊 池江泰郎 (株)金子真人ホールディングス 1.0 1
第67回 2006年10月22日 京都 ソングオブウインド 牡3 3:02.7 武幸四郎 浅見秀一 (有)社台レースホース 44.2 8
第68回 2007年10月21日 京都 アサクサキングス 牡3 3:05.1 四位洋文 大久保龍志 田原慶子 8.4 4
第69回 2008年10月26日 京都 オウケンブルースリ 牡3 3:05.7 内田博幸 音無秀孝 福井明 3.7 1
第70回 2009年10月25日 京都 スリーロールス 牡3 3:03.5 浜中俊 武宏平 (株)永井商事 19.2 8
第71回 2010年10月24日 京都 ビッグウィーク 牡3 3:06.1 川田将雅 長浜博之 谷水雄三 23.2 7
第72回 2011年10月23日 京都 オルフェーヴル 牡3 3:02.8 池添謙一 池江泰寿 (有)サンデーレーシング 1.4 1
第73回 2012年10月21日 京都 ゴールドシップ 牡3 3:02.9 内田博幸 須貝尚介 小林英一 1.4 1
第74回 2013年10月20日 京都 エピファネイア 牡3 3:05.2 福永祐一 角居勝彦 (有)キャロットファーム 1.6 1
第75回 2014年10月26日 京都 トーホウジャッカル 牡3 3:01.0 酒井学 谷潔 東豊物産(株) 6.9 3
第76回 2015年10月25日 京都 キタサンブラック 牡3 3:03.9 北村宏司 清水久詞 (有)大野商事 13.4 5
第77回 2016年10月23日 京都 サトノダイヤモンド 牡3 3:03.3 C.ルメール 池江泰寿 里見治 2.3 1 1億1500万円
第78回 2017年10月22日 京都 キセキ 牡3 3:18.9 M.デムーロ 角居勝彦 石川達絵 4.5 1
第79回 2018年10月21日 京都 フィエールマン 牡3 3:06.1 C.ルメール 手塚貴久 (有)サンデーレーシング 14.5 7 1億2000万円
第80回 2019年10月20日 京都 ワールドプレミア 牡3 3:06.0 武豊 友道康夫 大塚亮一 6.5 3
第81回 2020年10月25日 京都 コントレイル 牡3 3:05.5 福永祐一 矢作芳人 前田晋二 1.1 1
第82回 2021年10月24日 阪神 タイトルホルダー 牡3 3:04.6 横山武史 栗田徹 山田弘 8.0 4
第83回 2022年10月23日 阪神 アスクビクターモア 牡3 3:02.4 田辺裕信 田村康仁 廣崎利洋HD(株) 4.1 2 1億5000万円
第84回 2023年10月22日 京都 ドゥレッツァ 牡3 3:03.1 C.ルメール 尾関知人 (有)キャロットファーム 7.3 4 2億円
第85回 2024年10月20日 京都 アーバンシック 牡3 3:04.1 C.ルメール 武井亮 (有)シルクレーシング 3.7 2

菊花賞の記録

  • レースレコード - 3:01.0 (第75回優勝馬トーホウジャッカル)[23] なお、このタイムは芝3000mのJRAレコード及び京都競馬場芝外回り3000m3歳以上のコースレコードでもある。
    • 優勝タイム最遅記録 - 3:26 4/5(第7回優勝馬アヅマライ)[24]
  • 最多優勝騎手 - 5勝
    • 武豊(第49回・第57回・第61回・第66回・第80回) なお、昭和平成令和の3元号の時代で優勝した史上初の騎手でもある。
  • 同一騎手の最多連覇記録 - 2連覇
    • 栗田勝(第24回・第25回)、武邦彦(第34回・第35回)、菅原泰夫(第42回・第43回)、C.ルメール(第84回・第85回)
  • 最多優勝調教師 - 5勝
    • 尾形藤吉(第1回・第6回・第14回・第20回・第24回)[25]
  • 同一調教師の最多連覇記録 - 2連覇
    • 二本柳俊夫(第22回・第23回)
  • 最多優勝馬主 - 3勝
    • (有)社台レースホース(第57回・第64回・第67回)、(有)サンデーレーシング(第65回・第72回・第79回)
  • 最多勝利種牡馬 - 5勝
  • 最年少勝利騎手 - 武豊(第49回・19歳7ヶ月23日)[26]
  • 最年長勝利騎手 - 武豊(第80回・50歳7ヶ月6日)
  • 親子制覇
    • セントライト - セントオー
    • トサミドリ - キタノオー・キタノオーザ・ヒロキミ
    • シンザン - ミナガワマンナ・ミホシンザン
    • ダンスインザダーク - ザッツザプレンティ・デルタブルース・スリーロールス
    • ディープインパクト - サトノダイヤモンド・フィエールマン・ワールドプレミア・コントレイル・アスクビクターモア

[27][28]

  • 兄弟制覇
    • セントライト・トサミドリ(フリッパンシー産駒)
    • キタノオー・キタノオーザ(バウアーヌソル産駒)
    • メジロデュレン・メジロマックイーン(メジロオーロラ産駒)
    • ビワハヤヒデ・ナリタブライアン(パシフィカス産駒)

[29]

  • 騎手・調教師の両方で優勝
    • 清水茂次(第2回(調騎兼業))、伊藤勝吉(第3回(調騎兼業))、武田文吾(第7回・第9回、第11回・第25回)、小西喜蔵(第4回、第18回)

脚注

注釈

  1. ^ アルファベット表記はJRAレーシングプログラム[3]、Horse Racing in Japanでは"Kikuka Sho"と表記しており[4]The Japan Timesが"Kikka-sho"としている[5]
  2. ^ ただしこの評はもともとイギリスのセントレジャーに対して言われていたものである
  3. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。
  4. ^ 単勝支持率75.0%

出典

  1. ^ a b c d 重賞競走一覧 (レース別・関西)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 29. 2021年10月18日閲覧。
  2. ^ a b c d 令和3年第4回京都競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年10月18日閲覧。
  3. ^ 10月25日 レーシングプログラムカラーページ” (PDF). 日本中央競馬会. p. 2 (2020年). 2020年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月25日閲覧。
  4. ^ 2015.10.20 2015 Kikuka Sho (Japanese St.Leger) (G1)-Nominated Horse Ratings - Horse Racing in Japan、財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)、2015年10月20日閲覧
  5. ^ Toho Jackal shatters Kikka-sho record by 1.7 seconds (OCT 26,2014) - The Japan Times、2015年10月20日閲覧
  6. ^ 2021年度第4回阪神競馬特別レース名解説 (第6日)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 4. 2021年10月18日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 歴史・コース:菊花賞 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2020年10月11日閲覧。
  8. ^ 『Gallop 2005年11月臨時増刊・菊花賞全史』サンケイスポーツ、2005年、20頁。 
  9. ^ a b 中央競馬全重賞成績集【GI編】
  10. ^ a b c d e 競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会 (2021年). 2021年10月18日閲覧。
  11. ^ 「地」が出走できるGI競走とそのステップ競走について【令和3年度】” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年6月18日閲覧。
  12. ^ 中央競馬全重賞成績集、223頁。
  13. ^ 2004年の成績表参照。
  14. ^ 2007年の成績表参照。
  15. ^ 第4回 京都競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 3237-3238 (2010年). 2016年10月17日閲覧。 (索引番号:29071)
  16. ^ 重賞競走一覧 (レース別・関西)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 27 (2013年). 2016年10月17日閲覧。
  17. ^ 2014年の成績表参照。
  18. ^ 令和3年度の重賞競走の主な変更点について” (PDF). 日本中央競馬会 (2020年10月19日). 2021年10月18日閲覧。
  19. ^ 令和4年度の重賞競走の主な変更点について” (PDF). 日本中央競馬会 (2020年10月18日). 2021年10月18日閲覧。
  20. ^ 競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会 (2020年). 2021年10月18日閲覧。
  21. ^ https://ahonoora.com/kikka.html
  22. ^ https://db.netkeiba.com/race/195508050510/
  23. ^ トーホウジャッカルがスーパーレコードV! デビューからわずか149日での制覇!/菊花賞 - netkeiba.com、2014年10月26日閲覧
  24. ^ グレード制導入後は3:18.9(第78回優勝馬キセキ)
  25. ^ グレード制導入後は池江泰郎(第47回・第51回・第66回)の3勝
  26. ^ https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2019/10/20/kiji/20191020s00004145277000c.html?amp=1
  27. ^ 騎手では武邦彦 - 武豊・武幸四郎、福永洋一 - 福永祐一、横山典弘 - 横山武史も達成している
  28. ^ 調教師では伊藤勝吉 - 伊藤修司、池江泰郎 - 池江泰寿、大久保正陽 - 大久保龍志も達成している
  29. ^ 騎手では武豊・武幸四郎も達成している

各回競走結果の出典

参考文献

  • 「菊花賞」『中央競馬全重賞成績集【GI編】』日本中央競馬会、1996年、215-307頁。 

関連項目

外部リンク


菊花賞(3歳10月)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 07:03 UTC 版)

ヒシミラクル」の記事における「菊花賞(3歳10月)」の解説

優先出走権もなく、賞金の面でも菊花賞出走厳しい状況にあったが、佐山は、菊花賞の出走登録強行する。クラシック出走必要なクラシック登録」をしていなかったが、佐山阿部黙って独断で、追加登録200万円支払ってしまった。出走登録行ったのは、フルゲート18頭を超過ヒシミラクルと同じ1000万円以下相当は8頭で、出走ボーダーラインまたいで存在。うち3頭が出走可能だった。8分の3を決め抽選が行われ、ヒシミラクル当選し出走実現する東京優駿日本ダービー)の優勝馬タニノギムレット屈腱炎により引退、2着馬のシンボリクリスエス天皇賞(秋)に向かう中、皐月賞優勝馬ノーリーズン単勝オッズ2.5倍の1番人気に推された。骨折復帰直後セントライト記念2着となったアドマイヤマックスが4.8倍、東京優駿4着のメガスターダムが9.1倍と続いていたが、ヒシミラクルは、36.6倍の10番人気であった1枠2番からスタートして、中団後方位置。1番人ノーリーズンスタート直後競走中止している。前方では2頭がハナ争いハイペースとなっていた。ヒシミラクルは、2周目の向こう正面で外から進出し第3コーナー坂の上下り利用し逃げ馬など先行勢を吸収同じよう動いたメガスターダムヤマノブリザードとともに先頭最終コーナー通過した早めに仕掛けられヒシミラクルは、他2頭を下して直線抜け出した後方大外から追い込んできた16番人気ファストタテヤマ寸前で並ばれて入線ヒシミラクルハナ退けており、GI勝利となった佐山にとってはこれがクラシック初勝利であった角田は、前年の菊花賞で1番人ジャングルポケット騎乗して4着敗退。これをきっかけ主戦降板した経験もあり、自身にとって1年越し勝利となった。また「2000よりは3000神戸新聞杯前から菊花賞なら5着以内に入るだろうと思っていた馬なので、距離の不安はありませんでした中略古馬になれば長い所のレースいっぱいあるので、これから先が楽しみです(後略)」と振り返っている。 その後暮れ有馬記念GI11着。古馬となった2003年阪神大賞典GII)で始動し12着、中1週で産経大阪杯GII)に出走し7着。3連敗となる。

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