フィエールマン
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フィエールマン(欧字名:Fierement、2015年1月20日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2018年の菊花賞、2019年・2020年の天皇賞(春)。2020年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬[6]である。
フィエールマンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 | [§ 2] | ||
父 ディープインパクト 2002 鹿毛 | 父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 | Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ウインドインハーヘア1991 鹿毛 | Alzao | Lyphard | ||
Lady Rebecca | ||||
Burghclere | Busted | |||
Highclere | ||||
母 *リュヌドール Lune d'Or 2001 黒鹿毛 | Green Tune 1991 栗毛 | Green Dancer | Nijinsky | |
Green Valley | ||||
Soundings | Mr. Prospector | |||
Ocean's Answer | ||||
母の母 Luth d'Or1983 黒鹿毛 | Noir et Or | *ラインゴールド | ||
Pomme Rose | ||||
Viole d'Amour | Luthier | |||
Mandolinette | ||||
母系(F-No.) | (FN:20-d) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×5 | [§ 4] | ||
出典 |
- ^ a b “フィエールマンが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2021年1月8日). 2021年1月8日閲覧。
- ^ “【馬人クローズアップ】手塚厩舎・名畑俊調教助手”. 産経新聞社 (2019年12月17日). 2023年4月17日閲覧。
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- ^ “繁殖牝馬情報:牝系情報|リュヌドール(FR)|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年1月17日閲覧。
- 1 フィエールマンとは
- 2 フィエールマンの概要
- 3 種牡馬成績
フィエールマン
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競走日競馬場競走名格距離(馬場)頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順タイム(上り3F) 着差騎手斤量1着馬(2着馬)2019.01.20 中山 AJCC GII 芝2200m(良) 11 4 4 001.70(1人) 0 02着 R2:13.7(34.0) -0.0 0C.ルメール 57 シャケトラ 0000.04.28 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 13 7 10 002.80(1人) 0 01着 R3:15.0(34.5) -0.0 0C.ルメール 58 (グローリーヴェイズ) 0000.08.18 札幌 札幌記念 GII 芝2000m(良) 14 6 9 002.30(1人) 0 03着 R2:00.3(34.9) -0.2 0C.ルメール 57 ブラストワンピース フィエールマンは、2018年の菊花賞を制し、GI初勝利を挙げたのち、ノーザンファーム天栄にて放牧され、1月20日のアメリカジョッキークラブカップ(GII)で始動、熱発で順調さを欠いたが、単勝オッズ1.7倍の1番人気の支持で出走。好位追走から直線半ばで先頭に立った7番人気のシャケトラの直後から抜け出しを図ったが、シャケトラをアタマ差届かず2着となった。騎乗したクリストフ・ルメールは、「仕方がない。勝った馬の後ろで完璧なレースができたし、直線もリラックスしてよく伸びたけど。休み明けだったし、3000mを使った後でちょっと距離も短かった。」と振り返った。 4月19日に管理する手塚貴久調教師が、「(凱旋門賞に)登録しました」と公表した。しかし凱旋門賞に挑戦するか否かは天皇賞(春)の結果次第となる見込みとされた。 ノーザンファーム天栄で放牧されたのち、4月28日の天皇賞(春)(GI)に直行することになった。単勝オッズ2.8倍の1番人気の支持を受けた。レースでは、中団から最終コーナーで先頭に立ち、6番人気グローリーヴェイズと併せ馬の格好となったが、グローリーヴェイズにクビ差先着し、菊花賞に続くGI2勝目となった。所有するサンデーレーシングのオーナー代表、吉田俊介は今後について「レースごとの消耗が激しいタイプで目標を立てにくい。宝塚記念は目標にせず、もっと先になるかな」とし、凱旋門賞について「体もあるし、フランスの馬場もこなせそう。様子を見てから、プランを立てたい」とコメントした。ルメールも「レースごとに強くなります。次も楽しみ。凱旋門賞に行ったらチャンスあると思います」と評価した。 レース後ノーザンファーム天栄に放牧され、函館競馬場に入厩してステップレースとして札幌記念(GII)に出走した。GI優勝馬4頭が出走するメンバーのなかであったが、単勝オッズ2.3倍の1番人気に支持された。レースでは、最後の直線で大外から上がり3ハロン34秒9脚繰り出したが、1着のブラストワンピースに、クビと1馬身届かない3着となった。ルメールは「いい競馬。コースは(小回りで)きついし、距離も短い。反応が遅かったが、直線は頑張った」と振り返り、手塚は「全然悪い内容じゃない。あれで差し切っていたら、能力は二枚上ということ。2着馬(サングレーザー)は札幌が得意な馬で、コース形態で分が悪かった。ブラスト(ブラストワンピース)と2頭で(凱旋門賞へ)行ければ」とコメントした。 ノーザンファーム天栄で輸出検疫を受け、9月10日に成田国際空港から出発。韓国の仁川空港を経由し、翌11日にドイツのフランクフルト空港に到着。別の便でイギリスのロンドンスタンステッド空港に移動し、現地15時55分(日本時間23時55分)にニューマーケットに到着した。この輸送について、手塚は「初めての飛行機の輸送だったので、どうかなと思っていましたが、思ったよりも元気だったので安心しました。すぐに飼葉も食べていたし、体も細く見えなかったので第一関門はクリアできたかなという印象です。」とコメントした。
※この「フィエールマン」の解説は、「第98回凱旋門賞」の解説の一部です。
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