優勝旗とは? わかりやすく解説

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ゆうしょう‐き〔イウシヨウ‐〕【優勝旗】

読み方:ゆうしょうき

競技会などで、優勝者あるいは優勝チームにその名誉を表彰して授与する旗。


優勝旗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 04:59 UTC 版)

全国高等学校デザイン選手権大会」の優勝旗(2011年) 歴代優勝校を記したバナーが表面に被っている
菊花賞」の優勝旗(2015年第76回)穂先の帯には過去の勝利馬が記されてある

優勝旗(ゆうしょうき)とは、あらゆる競技の大会で優勝した者や団体に、その名誉を表彰し、授けるである。チャンピオンフラッグとも呼ばれる。

概要

優勝旗は次回の大会まで、優勝した者や団体の代表が保持することになり、次回の大会が開催されると返還することになる。高校野球における春の選抜高等学校野球大会の優勝旗「紫紺旗」、夏の全国高等学校野球選手権大会の優勝旗「大深紅旗」(深紅の優勝旗)、高校ラグビーにおける冬の全国高等学校ラグビーフットボール大会の優勝旗「飛球の旗」など、大会によっては優勝旗に固有名詞がついているものもある。また、大会終了後に不祥事などが発覚した場合、その優勝を名実ともに取り消すという意味で、次回の大会を待たずして優勝旗を返還する場合もある。この他、次回の大会が中止された場合、次回の大会が開催される予定だった期間以降に返還セレモニーのみ行われる場合がある。

日本大相撲においても、本場所の幕内力士最高優勝者に対して大優勝旗が手渡される。

前年優勝の団体が予選落ちした場合は、返還を担当する代表者のみが当年の大会開会式に臨む事になる。返還を担当する代表者はそのチームの選手(主に主将)が多いが、前年優勝の団体が翌年の大会前に解散した場合は、その団体が所属していた組織の係員などが担当することもある。

優勝旗が紛失や盗難、破損などにより返還が困難になった場合、主催者は優勝旗を新調することになるが、旗が出来上がる(または見つかる)までに大会が行われた場合は優勝旗なしとなり、完成(または発見)後に主催団体の関係者が訪問して贈呈する他、前に旗を保持していた競技者が製作費を負担する場合もある(事例としてこちらを参照)。また返還が可能な状態であっても、老朽化などの理由から、優勝旗を新調する場合もある。

主な優勝旗

関連項目


優勝旗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 08:56 UTC 版)

全国高等学校野球選手権大会に関するエピソード」の記事における「優勝旗」の解説

優勝旗は「大深紅旗」と称されている。初代二代目三代目があり、初代の優勝旗は1915年第1回大会)に「全国大会覇者送られるわけだから日本一の旗を送ろうではないかということから、京都髙島屋京都有名な伝統工芸西陣織職人依頼して創ったもので、制作費は約1,500円現在の貨幣価値直すと約1,000万円といわれている)。しかし後に傷み酷くなり、補修の痕が目につくようになったため、1958年40記念大会から新調され二代目使われるようになった2018年の第100記念大会からは三代目の優勝旗が使われている。初代二代目優勝旗は現在高野連本部である中沢佐伯野球記念館にて保存され大会会期中は甲子園歴史館にて展示される初代二代目と同様、現在の優勝旗も西陣織職人依頼して創ったものだといわれている。初代二代目との相違点は以下の三点上部大会名称・・・初代が「全国優勝野球大会」(なぜか中等学校抜けていた)に対し、現在は「全国高等学校野球選手権大会」。 主催新聞社名・・・初代が「大阪朝日新聞社」に対し、現在は「朝日新聞社」(1940年題号朝日新聞統一された)。 糸・・・初代赤い糸使ったしっかりしたものなのに対し二代目赤い糸使ってはいるが綴れ織。 優勝旗の竿も初代現在のものがある。初代の竿は1934年第20回大会)で優勝した呉港中(広島)が故郷凱旋した部員旗を振り上げようとした際、何かが原因折れてしまったらしい慌てた関係者旗竿地元呉の旗竿業者作り直してもらい、翌1935年第21回大会)に全員返却した。従って、現在の竿は1935年から使用されているものである。 優勝旗にはラテン語で「VICTORIBUS PALMAE」(勝者栄光あれ)と刺繍されている。 1946年第28回大会)に優勝した浪華商(大阪)は優勝パレード占領軍憲兵によって中止させられた。深紅の優勝旗を赤旗捉えられ労働デモ誤認されたことが原因とされる1954年第36回大会優勝校の中京商愛知)が保管していた優勝旗が、11月盗難遭う事態起こったその事発生から85日後、無事に発見された。犯人は見つかっていない。 初代の優勝旗での最後優勝校は広島商(1957年広島)。二代目の優勝旗を最初に手にしたのは柳井1958年山口)であり、最後に手にしたのは花咲徳栄高(2017年埼玉)である。 現在使用されている三代目の優勝旗を最初に手にしたのは大阪桐蔭2018年北大阪)である。 夏の全国大会には準優勝旗は存在しない春の選抜高校野球大会には準優勝旗が存在する)。木内幸男が夏にも準優勝旗があると勘違いしていたのは有名。ちなみに優勝準優勝校には記念盾が贈られる永久授与)。 地方大会にも優勝旗がある。ただし、地方大会の優勝旗も大深紅となったのは1960年代後半以降全部揃ったのは1978年第60回大会)の事である。 2004年第86回大会)で駒大苫小牧優勝し初めて優勝旗が津軽海峡渡った

※この「優勝旗」の解説は、「全国高等学校野球選手権大会に関するエピソード」の解説の一部です。
「優勝旗」を含む「全国高等学校野球選手権大会に関するエピソード」の記事については、「全国高等学校野球選手権大会に関するエピソード」の概要を参照ください。

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