菊花賞でヒロキミに敗れる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:55 UTC 版)
「リユウフオーレル」の記事における「菊花賞でヒロキミに敗れる」の解説
この年の菊花賞は史上最高の23頭の多頭数で行われた。人気を集めたのはダービー2着、前哨戦の京都杯を勝ったコレヒサで、夏の日本短波賞を勝ったスズホープが2番人気だった。3番人気にはセントライト記念2着のアサリュウが支持された。皐月賞馬ヤマノオーは4番人気、ダービー馬フェアーウィンは秋にまだ本調子になく、5番人気どまりだった。前哨戦の神戸杯を勝ったものの、リュウフォーレルは8番人気、神戸杯2着のヒカルポーラは11番人気と低評価だった。 レースが始まるとカネツセーキが逃げて、ヒカルポーラやリュウフォーレルは好位につけたが、人気どころはみな後方にいた。カネツセーキは1馬身ほどのリードを保ったまま1周目を終え、2周目に入ったところで後続を離しにかかった。バッキンガムだけがついていったが、3コーナーのあたりでは後続とどんどんと差がひらき、カネツセーキとバッキンガムのリードは10馬身ほどになった。両馬はそのまま4コーナーを回って直線に向くと、バッキンガムが先頭に立った。13番人気のヒロキミが外から追い上げるときに少しよれたせいで、ヒカルポーラは体勢を崩してしまった。ヒカルポーラは立て直して追い込むが、抜けだしたヒロキミを捕まえられず、大外からリュウフォーレルが追い込んでヒカルポーラを半馬身かわし、ヒロキミを追い詰めたがクビ差届かずゴールした。勝ったヒロキミは13番人気、2着リュウフォーレルが8番人気、3着ヒカルポーラが11番人気で、大穴になった。当時はまだ6枠制だったが、ヒロキミのいた5枠はほかの2頭がヒロキミよりも更に人気薄だったため、5枠の枠番単勝馬券が116倍の万馬券になった。 この年の暮れに阪神大賞典(2200メートル)に出たが、重馬場になり、4キロ軽く道悪が得意のモトイチに半馬身及ばず2着に敗れた。
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