マイルチャンピオンシップ
マイルチャンピオンシップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 09:50 UTC 版)
「エアジハード」の記事における「マイルチャンピオンシップ」の解説
続いて11月21日、マイルチャンピオンシップ(GI)に出走、2.2倍の1番人気に推される。それ以降の人気は、スワンステークス優勝から臨むブラックホークが3.8倍、前々年の桜花賞優勝馬キョウエイマーチが7.5倍、キングヘイローが8.0倍で続いていた。ブラックホークのスワンステークスは蛯名が導いたものであり、二択を迫られていたが、エアジハードを選択。ブラックホークには武が騎乗した。 3枠6番からスタートし、中団に位置。ブラックホークの直後を追走した。最終コーナーをブラックホークの外に持ち出して通過。直線で脚を伸ばし、逃げたキョウエイマーチや、隣のブラックホークをかわして抜け出した。後方外から追い込んだキングヘイローの追い上げに1馬身半差をつけ、先頭で入線。GI2勝目。1985年ニホンピロウイナー、1994年ノースフライト、前年の1998年タイキシャトルに続いて史上4頭目となる、同一年の春秋のマイルGI2勝を達成した走破タイム1分32秒8は、1994年ノースフライトが樹立したレースレコード1分33秒0を0.2秒上回った。 その後、香港カップに選出され、12月7日に香港入り。吉田も「日本産で日本調教の馬で海外GIを意識させてくれる馬だ」と述べていたが、12月10日に右前脚の腫れが判明。井口民樹によれば「一瞬、出走に踏み切ろうかと考えて、伊藤はやめた。」という。香港の空港に降り立った吉原に対して、出走の取り消しを提案し、受け入れられた。帰国後、右前脚の再検査を行ったところ屈腱炎、「予想以上に重症」(井口)だったことが判明。12月22日に引退を発表した。この年のJRA賞では、JRA賞最優秀短距離馬およびJRA賞最優秀父内国産馬を受賞している。
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