クイーンエリザベス2世ステークス
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| クイーンエリザベス2世ステークス | |
|---|---|
| 開催国 | |
| 競馬場 | アスコット競馬場 |
| 創設 | 1955年 |
| 2014年の情報 | |
| 距離 | 芝8ハロン |
| 格付け | G1 |
| 賞金 | 賞金総額100万ポンド[1] |
| 出走条件 | サラブレッド3歳以上 |
| 負担重量 | 定量戦(古馬127lbs(57.6kg)、3歳123lbs(55.8kg)、牝馬-3lbs(1.4kg)) |
クイーンエリザベス2世ステークス(クイーンエリザベスにせいステークス、Queen Elizabeth II Stakes)は、イギリスのアスコット競馬場で行われる競馬の競走である。
距離は8ハロン(約1609m)で、G1(グループ1)に格付けされている。出走条件は3歳以上。
イギリスの後半戦のマイル最強馬決定戦として位置づけられている。イギリスだけでなくアイルランドやフランスなど、他の欧州諸国所属馬が参戦する事も多い。長らく9月下旬に開催されていたが、2011年に「ブリティッシュ・チャンピオンズデー」の内容の充実化が図られ、当レースがQIPCOチャンピオンズデーに組み込まれることにともない、チャンピオンステークスが行われる10月中旬に施行時期をずらすこととなった。2011年の当レースは10月15日に行われた。
歴史
- 1955年 - 創設
- 1971年 - グループ制の導入により国際G2に格付けされる。
- 1974年 - 馬場のぬかるみにより中止
- 1987年 - 国際G1に昇格される。
- 2005年 - アスコット競馬場改修のため、ニューマーケット競馬場で代替施行される。
- 2011年 - QIPCOチャンピオンズデーに組み込まれる。
歴代優勝馬
| 回 | 施行日 | 調教国・優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 1955年 | Hafiz | |||||
| 第2回 | 1956年 | Cigalon | 牝 | ||||
| 第3回 | 1957年 | Midget | 牝 | ||||
| 第4回 | 1958年 | Major Portion | |||||
| 第5回 | 1959年 | Rosalba | 牝 | ||||
| 第6回 | 1960年 | Sovereign Path | |||||
| 第7回 | 1961年 | Le Levanstel | |||||
| 第8回 | 1962年 | Romulus | |||||
| 第9回 | 1963年 | The Creditor | 牝 | ||||
| 第10回 | 1964年 | Linacre | |||||
| 第11回 | 1965年 | Derring-Do | |||||
| 第12回 | 1966年 | Hill Rise | |||||
| 第13回 | 1967年 | Reform | |||||
| 第14回 | 1968年 | World Cup | |||||
| 第15回 | 1969年 | Jimmy Reppin | |||||
| 第16回 | 1970年 | Welsh Pageant | |||||
| 第17回 | 1971年 | Brigadier Gerard | |||||
| 第18回 | 1972年 | Brigadier Gerard | |||||
| 第19回 | 1973年 | Jan Ekels | |||||
| 第20回 | 1975年 | Rose Bowl | 牝 | ||||
| 第21回 | 1976年 | Rose Bowl | 牝 | ||||
| 第22回 | 1977年 | Trusted | |||||
| 第23回 | 1978年 | Homing | |||||
| 第24回 | 1979年 | Kris | |||||
| 第25回 | 1980年 | Known Fact | |||||
| 第26回 | 1981年 | To-Agori-Mou | |||||
| 第27回 | 1982年 | Buzzards Bay | |||||
| 第28回 | 1983年 | Sackford | |||||
| 第29回 | 1984年 | Teleprompter | |||||
| 第30回 | 1985年 | Shadeed | |||||
| 第31回 | 1986年 | Sure Blade | |||||
| 第32回 | 1987年9月26日 | 牝3 | 1:40.04 | P.エデリー | M.スタウト | ||
| 第33回 | 1988年9月24日 | 牡3 | 1:40.51 | P.エデリー | G.ハーウッド | ||
| 第34回 | 1989年9月30日 | 牡3 | 1:40.57 | W.スウィンバーン | M.スタウト | ||
| 第35回 | 1990年9月29日 | 牡4 | 1:39.70 | L.デットーリ | L.クマーニ | ||
| 第36回 | 1991年9月28日 | 牡3 | 1:44.34 | R.コクレーン | I.ボールディング | ||
| 第37回 | 1992年9月26日 | 牡4 | 1:44.50 | W.カーソン | J.ダンロップ | ||
| 第38回 | 1993年9月25日 | 牡3 | 1:42.89 | P.エデリー | E.ルルーシュ | ||
| 第39回 | 1994年9月24日 | 牡4 | 1:42.75 | R.ヒルズ | R.アームストロング | ||
| 第40回 | 1995年9月23日 | 牡3 | 1:40.54 | W.カーソン | J.ダンロップ | ||
| 第41回 | 1996年9月28日 | 牡3 | 1:40.95 | L.デットーリ | S.ビン・スルール | ||
| 第42回 | 1997年9月27日 | 牡3 | 1:40.90 | O.ペリエ | C.ブリテン | ||
| 第43回 | 1998年9月26日 | 牡3 | 1:39.63 | O.ペリエ | D.ローダー | ||
| 第44回 | 1999年9月26日 | 牡3 | 1:46.24 | L.デットーリ | S.ビン・スルール | ||
| 第45回 | 2000年9月23日 | 牡3 | 1:41.40 | K.ダーレイ | J.ゴスデン | ||
| 第46回 | 2001年9月29日 | 牡4 | 1:44.54 | R.ヒルズ | S.ビン・スルール | ||
| 第47回 | 2002年9月28日 | 牡3 | 1:41.37 | K.ダーレイ | T.ミルズ | ||
| 第48回 | 2003年9月27日 | 牡5 | 1:38.99 | D.ホランド | L.クマーニ | ||
| 第49回 | 2004年9月25日 | 牡5 | 1:39.82 | P.ロビンソン | M.ジャーヴィス | ||
| 第50回 | 2005年9月24日 | 牡5 | 1:37.87 | C.ルメール | L.クマーニ | ||
| 第51回 | 2006年9月23日 | 牡3 | 1:40.06 | M.キネーン | A.オブライエン | ||
| 第52回 | 2007年9月29日 | 牡5 | 1:42.45 | L.デットーリ | S.ビン・スルール | ||
| 第53回 | 2008年9月27日 | 牡3 | 1:38.94 | J.フォーチュン | J.ゴスデン | ||
| 第54回 | 2009年9月26日 | 牡3 | 1:38.82 | J.ムルタ | A.オブライエン | ||
| 第55回 | 2010年9月25日 | 牡3 | 1:39.76 | L.デットーリ | S.ビン・スルール | ||
| 第56回 | 2011年10月15日 | 牡3 | 1:39.45 | T.クウィリー | H.セシル | ||
| 第57回 | 2012年10月20日 | 牡4 | 1:42.33 | J.オブライエン | A.オブライエン | ||
| 第58回 | 2013年10月19日 | 牡3 | 1:44.18 | R.ヒューズ | R.ハノン | ||
| 第59回 | 2014年10月18日 | 牡3 | 1:46.28 | O.ペリエ | F.ヘッド | ||
| 第60回 | 2015年10月17日 | 騸5 | 1:41.92 | M.ギュイヨン | F.ヘッド | ||
| 第61回 | 2016年10月15日 | 牝3 | 1:38.53 | R.ムーア | A.オブライエン | ||
| 第62回 | 2017年10月21日 | 牝4 | 1:46.13 | L.デットーリ | J.ゴスデン | ||
| 第63回 | 2018年10月20日 | 牡3 | 1:42.48 | O.マーフィー | J.ゴスデン | ||
| 第64回 | 2019年10月19日 | 牡3 | 1:44.88 | S.レヴィー | R.ハノン | ||
| 第65回 | 2020年10月17日 | 騸5 | 1:45.13 | P-C.ブドー | F-H.グラファール | ||
| 第66回 | 2021年10月16日 | 牡3 | 1:42.57 | J.クロウリー | W.ハガス | ||
| 第67回 | 2022年10月15日 | 牡3 | 1:45.53 | T.マーカンド | R.ヴァリアン | ||
| 第68回 | 2023年10月21日 | 牡3 | 1:44.58 | A.ルメートル | C.ヘッド | ||
| 第69回 | 2024年10月19日 | 牡4 | 1:45.98 | S.デソウサ | R.ヴェリアン | Nurlan Bizakov | |
| 第70回 | 2025年10月18日 | 騸5 | 1:38.35 | J.Watson | C.Hills | Rosehill Racing |
出典
- ^ IFHA Queen Elizabeth Ii Stakes2014年12月4日閲覧。
クイーンエリザベス2世ステークス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:45 UTC 版)
「フランケル (競走馬)」の記事における「クイーンエリザベス2世ステークス」の解説
3歳シーズン最終戦は、この年から始まったブリティッシュ・チャンピオンズシリーズのマイル部門最終戦として新装されたクイーンエリザベス2世ステークス。「道中ずっとフランケルが逃げる形になって欲しくない」というセシル師の意向により、フランケルの半兄に当たるダービートライアル勝ち馬ブレットトレインが僚馬としてペースメーカーとなった。フランケルはここでも圧倒的な強さを見せて4馬身差で優勝。2着にムーラン・ド・ロンシャン賞勝ち馬エクセレブレーション、3着にジャックルマロワ賞勝ち馬イモータルヴァースが入った。 このシーズンを5戦5勝で終えたフランケルは、2011年度のカルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に選出された。セシル師は、「どのスポーツにもチャンピオンは必要であり、今年はフランケルでした。最初はちょっと予想がつきませんでしたが、流れがフランケルに落ち着き、最終的に決しました」と語った。同年のワールド・サラブレッド・ランキングでは、サセックスステークスとクイーンエリザベス2世ステークスでのパフォーマンスに対し、2009年のシーザスターズと並ぶ、今世紀最高の136のレイティングを与えられた。民間レイティング各社の評価はさらに高く、レーシングポストレイティングは、同レイティングが1988年に始まって以来最高評価のドバイミレニアムと並ぶ139ポンド、最も歴史の古いタイムフォーム誌のレイティングは、シーバード (145) 、ブリガディアジェラード (144) 、テューダーミンストレル (144) に次いで歴代4位となる143ポンドであった。 翌シーズンの予定では距離延長が指向され、芝10ハロンのエクリプスステークスが目標とされたほか、ダート競走のブリーダーズカップ・クラシックも視野に入れられた。
※この「クイーンエリザベス2世ステークス」の解説は、「フランケル (競走馬)」の解説の一部です。
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