クイーンエリザベス2世ステークスとは? わかりやすく解説

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クイーンエリザベス2世ステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/20 02:40 UTC 版)

クイーンエリザベス2世ステークス
開催国 イギリス
競馬場 アスコット競馬場
創設 1955年
2014年の情報
距離 芝8ハロン
格付け G1
賞金 賞金総額100万ポンド[1]
出走条件 サラブレッド3歳以上
負担重量 定量戦(古馬127lbs(57.6kg)、3歳123lbs(55.8kg)、牝馬-3lbs(1.4kg))
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クイーンエリザベス2世ステークス(クイーンエリザベスにせいステークス、Queen Elizabeth II Stakes)は、イギリスアスコット競馬場で行われる競馬の競走である。

距離は8ハロン(約1609m)で、G1(グループ1)に格付けされている。出走条件は3歳以上。

イギリスの後半戦のマイル最強馬決定戦として位置づけられている。イギリスだけでなくアイルランドフランスなど、他の欧州諸国所属馬が参戦する事も多い。長らく9月下旬に開催されていたが、2011年に「ブリティッシュ・チャンピオンズデー」の内容の充実化が図られ、当レースがQIPCOチャンピオンズデーに組み込まれることにともない、チャンピオンステークスが行われる10月中旬に施行時期をずらすこととなった。2011年の当レースは10月15日に行われた。

歴史

歴代優勝馬

施行日 調教国・優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1955年 Hafiz
第2回 1956年 Cigalon
第3回 1957年 Midget
第4回 1958年 Major Portion
第5回 1959年 Rosalba
第6回 1960年 Sovereign Path
第7回 1961年 Le Levanstel
第8回 1962年 Romulus
第9回 1963年 The Creditor
第10回 1964年 Linacre
第11回 1965年 Derring-Do
第12回 1966年 Hill Rise
第13回 1967年 Reform
第14回 1968年 World Cup
第15回 1969年 Jimmy Reppin
第16回 1970年 Welsh Pageant
第17回 1971年 Brigadier Gerard
第18回 1972年 Brigadier Gerard
第19回 1973年 Jan Ekels
第20回 1975年 Rose Bowl
第21回 1976年 Rose Bowl
第22回 1977年 Trusted
第23回 1978年 Homing
第24回 1979年 Kris
第25回 1980年 Known Fact
第26回 1981年 To-Agori-Mou
第27回 1982年 Buzzards Bay
第28回 1983年 Sackford
第29回 1984年 Teleprompter
第30回 1985年 Shadeed
第31回 1986年 Sure Blade
第32回 1987年9月26日 Milligram 牝3 1:40.04 P.エデリー M.スタウト
第33回 1988年9月24日 Warning 牡3 1:40.51 P.エデリー G.ハーウッド
第34回 1989年9月30日 Zilzal 牡3 1:40.57 W.スウィンバーン M.スタウト
第35回 1990年9月29日 Markofdistinction 牡4 1:39.70 L.デットーリ L.クマーニ
第36回 1991年9月28日 Selkirk 牡3 1:44.34 R.コクレーン I.ボールディング
第37回 1992年9月26日 Lahib 牡4 1:44.50 W.カーソン J.ダンロップ
第38回 1993年9月25日 Bigstone 牡3 1:42.89 P.エデリー E.ルルーシュ
第39回 1994年9月24日 Maroof 牡4 1:42.75 R.ヒルズ R.アームストロング
第40回 1995年9月23日 Bahri 牡3 1:40.54 W.カーソン J.ダンロップ
第41回 1996年9月28日 Mark Of Esteem 牡3 1:40.95 L.デットーリ S.ビン・スルール
第42回 1997年9月27日 Air Express 牡3 1:40.90 O.ペリエ C.ブリテン
第43回 1998年9月26日 Desert Prince 牡3 1:39.63 O.ペリエ D.ローダー
第44回 1999年9月26日 Dubai Millennium 牡3 1:46.24 L.デットーリ S.ビン・スルール
第45回 2000年9月23日 Observatory 牡3 1:41.40 K.ダーレイ J.ゴスデン
第46回 2001年9月29日 Summoner 牡4 1:44.54 R.ヒルズ S.ビン・スルール
第47回 2002年9月28日 Where Or When 牡3 1:41.37 K.ダーレイ T.ミルズ
第48回 2003年9月27日 Falbrav 牡5 1:38.99 D.ホランド L.クマーニ
第49回 2004年9月25日 Rakti 牡5 1:39.82 P.ロビンソン M.ジャーヴィス
第50回 2005年9月24日 Starcraft 牡5 1:37.87 C.ルメール L.クマーニ
第51回 2006年9月23日 George Washington 牡3 1:40.06 M.キネーン A.オブライエン
第52回 2007年9月29日 Ramonti 牡5 1:42.45 L.デットーリ S.ビン・スルール
第53回 2008年9月27日 Raven's Pass 牡3 1:38.94 J.フォーチュン J.ゴスデン
第54回 2009年9月26日 Rip Van Winkle 牡3 1:38.82 J.ムルタ A.オブライエン
第55回 2010年9月25日 Poet's Voice 牡3 1:39.76 L.デットーリ S.ビン・スルール
第56回 2011年10月15日 Frankel 牡3 1:39.45 T.クウィリー H.セシル
第57回 2012年10月20日 Excelebration 牡4 1:42.33 J.オブライエン A.オブライエン
第58回 2013年10月19日 Olympic Glory 牡3 1:44.18 R.ヒューズ R.ハノン
第59回 2014年10月18日 Charm Spirit 牡3 1:46.28 O.ペリエ F.ヘッド
第60回 2015年10月17日 Solow 騸5 1:41.92 M.ギュイヨン F.ヘッド
第61回 2016年10月15日 Minding 牝3 1:38.53 R.ムーア A.オブライエン
第62回 2017年10月21日 Persuasive 牝4 1:46.13 L.デットーリ J.ゴスデン
第63回 2018年10月20日 Roaring Lion 牡3 1:42.48 O.マーフィー J.ゴスデン
第64回 2019年10月19日 King Of Change 牡3 1:44.88 S.レヴィー R.ハノン
第65回 2020年10月17日 The Revenant 騸5 1:45.13 P-C.ブドー F-H.グラファール
第66回 2021年10月16日 Baaeed 牡3 1:42.57 J.クロウリー W.ハガス
第67回 2022年10月15日 Bayside Boy 牡3 1:45.53 T.マーカンド R.ヴァリアン
第68回 2023年10月21日 Big Rock 牡3 1:44.58 A.ルメートル C.ヘッド
第69回 2024年10月19日 Charyn 牡4 1:45.98 S.デソウサ R.ヴェリアン Nurlan Bizakov

出典

  1. ^ IFHA Queen Elizabeth Ii Stakes2014年12月4日閲覧。

クイーンエリザベス2世ステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:45 UTC 版)

フランケル (競走馬)」の記事における「クイーンエリザベス2世ステークス」の解説

3歳シーズン最終戦は、この年から始まったブリティッシュ・チャンピオンズシリーズマイル部門最終戦として新装されたクイーンエリザベス2世ステークス。「道中ずっとフランケル逃げる形になって欲しくない」というセシル師の意向により、フランケルの半兄に当たるダービートライアル勝ち馬ブレットトレインが僚馬としてペースメーカーとなったフランケルはここでも圧倒的な強さ見せて4馬身差で優勝。2着にムーラン・ド・ロンシャン賞勝ち馬エクセレブレーション、3着にジャックルマロワ賞勝ち馬イモータルヴァース入った。 このシーズンを5戦5勝で終えたフランケルは、2011年度カルティエ賞年度代表馬最優秀3歳牡馬選出された。セシル師は、「どのスポーツにもチャンピオンは必要であり、今年フランケルでした。最初はちょっと予想がつきませんでしたが、流れフランケル落ち着き最終的に決しました」と語った同年ワールド・サラブレッド・ランキングでは、サセックスステークスとクイーンエリザベス2世ステークスでのパフォーマンス対し2009年シーザスターズと並ぶ、今世紀最高の136レイティング与えられた。民間レイティング各社評価はさらに高く、レーシングポストレイティングは、同レイティング1988年始まって以来最高評価ドバイミレニアムと並ぶ139ポンド、最も歴史の古いタイムフォーム誌のレイティングは、シーバード (145) 、ブリガディアジェラード (144) 、テューダーミンストレル (144) に次いで歴代4位となる143ポンドであった。 翌シーズン予定では距離延長指向され、10ハロンエクリプスステークス目標とされたほか、ダート競走ブリーダーズカップ・クラシック視野入れられた。

※この「クイーンエリザベス2世ステークス」の解説は、「フランケル (競走馬)」の解説の一部です。
「クイーンエリザベス2世ステークス」を含む「フランケル (競走馬)」の記事については、「フランケル (競走馬)」の概要を参照ください。

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