産経大阪杯とは? わかりやすく解説

大阪杯

(産経大阪杯 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 22:28 UTC 版)

大阪杯
Osaka Hai[1]
第67回大阪杯(2023年4月2日)
優勝馬:ジャックドール 鞍上:武豊
開催国 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 阪神競馬場
創設 1957年3月17日
2025年の情報
距離 芝2000m
格付け GI
賞金 1着賞金3億円
出走条件 サラ系4歳以上(国際)(指定)
負担重量 定量
出典 [2][3]
テンプレートを表示

大阪杯(おおさかはい)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場で施行する中央競馬重賞競走GI)である[2][3][4]

正賞は日本馬主協会連合会会長賞[2][3]

概要

本競走は、春の中距離路線の最強馬決定戦となっている[4][5]

1957年に5歳(現4歳)以上の馬による重賞競走「大阪盃競走」として創設された[5]。競走名は1964年に「サンケイ大阪杯」と改称された後、1989年より「産経大阪杯」となった[5]

創設時は阪神競馬場の芝1800mで3月に行われていた[5]が、距離や施行時期は幾度かの変遷を経て、1972年より芝2000mで定着[5]。施行時期も1982年より桜花賞の前週に移され、現在に至る[5]

外国産馬は1984年から、地方競馬所属馬は1995年からそれぞれ出走可能になり[6]、2003年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[7]。2014年から2016年までは本競走の1着馬に天皇賞(春)の優先出走権が付与されていた[5]

2017年よりGI昇格し、名称を「大阪杯」とすることが、2016年10月17日に日本中央競馬会から発表された[8]。優勝馬には当該年のアイリッシュチャンピオンステークスへの優先出走権が与えられる[5]。また同年より天皇賞(春)宝塚記念とともに同一年に行われる3競走[9]を全て優勝した馬に褒賞金が贈られることになった[10]

詳細

位置付け

2017年のGI競走昇格以前より長らく関西圏において歴史ある重賞競走としての地位を確立しており[11]、上半期の大レースに向けた重要な前哨戦として出走を選択する陣営が多かった[12]。一方で、日本のGI競争には芝2000mで行われるレースの数が乏しく、牡馬が出走可能なレースは3歳限定の皐月賞天皇賞(秋)に限られるという課題点が存在していた[13]。また、かつては天皇賞(春)が春の古馬中長距離路線における最大目標とされていたが、国際的にステイヤーの評価が下落傾向にあることや、適性距離が細分化されたことにより、中距離をメインとする馬の陣営が天皇賞(春)を回避して海外遠征を目指すケースが増加していた[14]。特に春の古馬路線では2000m開催のGIが存在せず、当競争をGI競走へ昇格させることによって「春の古馬中距離王決定戦[15]」を作ることが目的とされた[13]

一方で、当競争の開催時期である3月下旬から4月上旬にはドバイワールドカップミーティングが開催されるため[16]JRA所属の有力馬や有力騎手不在で開催されることも多く、競争の空洞化が指摘されている[17][18]。この問題に対処すべく、2025年からは1着の賞金額が従来の2億円から3億円に引き上げられた[19]

競走条件

以下の内容は、2025年現在[2][3]のもの。

出走資格:サラ系4歳以上

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(出走資格のある馬のみ)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:定量(58kg、牝馬2kg減)

2016年までは天皇賞(春)のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は天皇賞(春)の出走候補馬(2頭まで)に優先出走が認められていた[20][21]

優先出走権

  • 出馬投票を行っている外国調教馬
  • レーティング順位の上位5頭
  • 当該年に行われる以下の競走のいずれかで1着となった馬(中央・地方の所属は問わない)
  • 当該年に行われる以下の競走のいずれかで2着以内に入着した地方競馬所属馬[22][23]
競走名 格付 施行競馬場 施行距離
中山記念 GII 中山競馬場 芝1800m
金鯱賞 中京競馬場 芝2000m

賞金

2025年の1着賞金は3億円で、以下2着1億2000万円、3着7500万円、4着4500万円、5着3000万円[2][3]

歴史

年表

  • 1957年
    • 5歳以上の馬による重賞競走として「大阪盃競走」の名称で創設、(旧阪神特別)の副称をつけ阪神競馬場の芝1800mで施行。1960年まで「騎手災害基金競走」の副称もつけられた[24]
    • 当時の正賞は大阪新聞社[24]
  • 1960年 - 正賞が大阪新聞社賞、ラジオ大阪賞になる[25]
  • 1962年 - 正賞が産経新聞社賞になる[26]
  • 1964年 - 名称を「サンケイ大阪盃」に変更[27]
  • 1969年 - 名称を「サンケイ大阪杯」に変更[6]
  • 1973年 - 負担重量を別定に変更。
  • 1984年
  • 1989年 - 名称を「産経大阪杯」に変更[5]
  • 1995年 - 指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる[6]
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「4歳以上」に変更[6]
  • 2003年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が4頭まで出走可能となる[7]
  • 2004年 - 国際セリ名簿基準委員会により国際GIIに指定[28]
  • 2005年 - 外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[29]
  • 2014年 - この年から1着馬に天皇賞(春)の優先出走権を付与[5]
  • 2017年
    • GIに昇格、名称を「大阪杯」に変更。
    • 負担重量を定量に変更[8]
    • トライアル制を確立し、指定された競走の1着馬及びレーティング上位の5頭に優先出走を認める。
  • 2020年 - COVID-19の流行により「無観客競馬」として実施[30]

歴代優勝馬

距離はすべて芝コース。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第8回から第32回まで「サンケイ大阪杯」、第33回から第60回まで「産経大阪杯」[5]

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主 単勝オッズ 単勝人気 1着本賞金
第1回 1957年3月17日 阪神 1800m ホマレイチ 牡4 1:50 4/5 大根田裕也 日迫清 工藤久子 4.0[31] 1 60万円
第2回 1958年3月9日 阪神 1800m カツラホマレ 牝4 1:52 2/5 大根田裕也 橋本正晴 牧市太郎 27.4 5 70万円
第3回 1959年3月8日 阪神 1800m キヨスガタ 牡4 1:57 1/5 内藤繁春 日迫清 植中清 8.7 3
第4回 1960年3月6日 阪神 1800m ウイルデイール 牡4 1:50.2 宇田明彦 星川泉士 浅野国次郎 2.4 1 100万円
第5回 1961年3月12日 阪神 1800m コダマ 牡4 1:50.8 栗田勝 武田文吾 伊藤由五郎 1.9 1 120万円
第6回 1962年3月18日 阪神 1800m スギヒメ 牝4 1:51.0 諏訪真 諏訪佐市 小杉咲枝 10.1 6
第7回 1963年3月17日 阪神 1800m リユウゼツト 牡4 1:55.4 大石五十夫 元石正雄 田中彰治 7.7 5 150万円
第8回 1964年3月22日 阪神 1800m テツノオー 牡4 1:54.2 大辻省二 尾形藤吉 永田玉枝 3.3[32] 1
第9回 1965年3月21日 阪神 1850m ヤングヒーロー 牡4 1:54.1 新井仁 福島角一 エッチ・ワイ 60.3 8 180万円
第10回 1966年3月20日 阪神 1900m バリモスニセイ 牡5 1:56.4 諏訪真 諏訪佐市 小杉咲枝 8.0 3 250万円
第11回 1967年3月26日 阪神 1900m リユウフアーロス 牡4 1:56.1 宮本悳 橋本正晴 三好諦三 3.7 1 400万円
第12回 1968年4月7日 阪神 1900m ヤマピツト 牝4 1:56.6 池江泰郎 浅見国一 小林信夫 8.3 4 600万円
第13回 1969年4月6日 阪神 1900m ダテホーライ 牡4 1:57.5 宇田明彦 星川泉士 伊達牧場 5.2 2 750万円
第14回 1970年3月29日 阪神 1900m シュンサクオー 牡4 1:55.8 小野幸治 小林稔 岩佐俊策 9.3[33] 5 850万円
第15回 1971年5月16日 阪神 1900m ケイタカシ 牡6 1:54.7 池江泰郎 浅見国一 内田恵司 18.7 7 1000万円
第16回 1972年3月5日 阪神 2000m フイドール 牡4 2:06.6 武田博 武田文吾 小原菊枝 12.8 3
第17回 1973年3月11日 阪神 2000m ニホンピロムーテー 牡5 2:02.5 武邦彦 服部正利 小林保 2.4 1 1100万円
第18回 1974年3月10日 阪神 2000m キヨノサカエ 牡4 2:07.8 福永洋一 武田文吾 植中清 9.0 4 1400万円
第19回 1975年3月9日 阪神 2000m スカイリーダ 牡5 2:00.9 高橋成忠 佐藤勇 武用安弘 5.1 2 1500万円
第20回 1976年3月7日 阪神 2000m ロングホーク 牡4 2:02.2 松田幸春 松田由太郎 中井長一 1.8 1 1700万円
第21回 1977年3月13日 阪神 2000m ゴールドイーグル 牡7 2:01.4 内田国夫 伊藤雄二 石坂達也 8.4 3 1800万円
第22回 1978年3月12日 阪神 2000m キングラナーク 牡5 2:03.5 岩元市三 布施正 小柴タマヲ 6.5 3 1900万円
第23回 1979年3月11日 阪神 2000m メトロジャンボ 牡4 2:04.1 目黒正徳 玉谷敬治 太田美津子 6.9 2
第24回 1980年3月9日 阪神 2000m ハシクランツ 牡4 2:04.4 柴田光陽 内藤繁春 (株)シンザンクラブ 8.3 3 2100万円
第25回 1981年4月4日 阪神 2000m サンシードール 牡4 2:05.5 栗田伸一 武田文吾 小原菊枝 11.7 6
第26回 1982年4月4日 阪神 2000m サンエイソロン 牡4 2:03.6 小島太 古山良司 佐藤惣一 3.9 1 3400万円
第27回 1983年4月3日 阪神 2000m ヒカリデユール 牡6 2:03.3 河内洋 須貝彦三 橋本善吉 2.5 1 3500万円
第28回 1984年4月1日 阪神 2000m カツラギエース 牡4 2:00.6 西浦勝一 土門一美 野出一三 2.8 1 3800万円
第29回 1985年3月31日 阪神 2000m ステートジャガー 牡4 2:01.4 田原成貴 中村好夫 (株)ホースメン 8.9 3 3900万円
第30回 1986年3月30日 阪神 2000m サクラユタカオー 牡4 2:01.6 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース 7.5 3 4000万円
第31回 1987年4月5日 阪神 2000m ニシノライデン 牡6 2:01.0 田原成貴 伊藤修司 西山正行 12.7 3 4300万円
第32回 1988年4月3日 阪神 2000m フレッシュボイス 牡5 2:01.7 武豊 境直行 円城和男 11.0 7 4700万円
第33回 1989年4月2日 阪神 2000m ヤエノムテキ 牡4 2:01.4 西浦勝一 荻野光男 (有)富士 1.8 1 5000万円
第34回 1990年4月1日 阪神 2000m スーパークリーク 牡5 2:02.9 武豊 伊藤修司 木倉誠 2.2 1 5500万円
第35回 1991年3月31日 京都 2000m ホワイトストーン 牡4 2:01.5 田面木博公 高松邦男 安藤博 1.9 1 6000万円
第36回 1992年4月5日 阪神 2000m トウカイテイオー 牡4 2:06.3 岡部幸雄 松元省一 内村正則 1.3 1 6400万円
第37回 1993年4月4日 阪神 2000m メジロマックイーン 牡6 2:03.3 武豊 池江泰郎 メジロ商事(株) 2.4 1
第38回 1994年4月3日 阪神 2000m ネーハイシーザー 牡4 2:01.2 塩村克己 布施正 (株)大丸企業 5.0 4
第39回 1995年4月2日 京都 2000m インターマイウェイ 牡5 1:59.3 松永幹夫 中村均 松岡留枝 140.4 12
第40回 1996年3月31日 阪神 2000m タイキブリザード 牡5 2:00.7 岡部幸雄 藤沢和雄 (有)大樹ファーム 1.9 1
第41回 1997年3月30日 阪神 2000m マーベラスサンデー 牡5 2:02.0 武豊 大沢真 笹原貞生 1.5 1
第42回 1998年4月5日 阪神 2000m エアグルーヴ 牝5 2:01.3 武豊 伊藤雄二 (株)ラッキーフィールド 1.2 1
第43回 1999年4月4日 阪神 2000m サイレントハンター 牡6 1:59.9 吉田豊 大久保洋吉 臼田浩義 2.9 1
第44回 2000年4月2日 阪神 2000m メイショウオウドウ 牡5 2:00.8 飯田祐史 飯田明弘 松本好雄 2.2 1
第45回 2001年4月1日 阪神 2000m トーホウドリーム 牡4 1:58.4 安藤勝己 田島良保 東豊物産(株) 73.4 9
第46回 2002年3月31日 阪神 2000m サンライズペガサス 牡4 1:59.1 安藤勝己 石坂正 (株)松岡 2.9 1
第47回 2003年4月6日 阪神 2000m タガノマイバッハ 牡4 1:59.1 安藤勝己 松田博資 八木良司 7.4 3
第48回 2004年4月4日 阪神 2000m ネオユニヴァース 牡4 1:59.6 M.デムーロ 瀬戸口勉 (有)社台レースホース 1.8 1
第49回 2005年4月3日 阪神 2000m サンライズペガサス 牡7 1:59.0 幸英明 石坂正 松岡隆雄 3.1 1
第50回 2006年4月2日 阪神 2000m カンパニー 牡5 2:04.5 福永祐一 音無秀孝 近藤英子 7.7 3
第51回 2007年4月1日 阪神 2000m メイショウサムソン 牡4 2:01.4 石橋守 高橋成忠 松本好雄 1.9 1
第52回 2008年4月6日 阪神 2000m ダイワスカーレット 牝4 1:58.7 安藤勝己 松田国英 大城敬三 2.0 1
第53回 2009年4月5日 阪神 2000m ドリームジャーニー 牡5 1:59.7 池添謙一 池江泰寿 (有)サンデーレーシング 6.9 3
第54回 2010年4月4日 阪神 2000m テイエムアンコール 牡6 1:59.5 浜中俊 柴田政見 竹園正繼 21.5 6
第55回 2011年4月3日 阪神 2000m ヒルノダムール 牡4 1:57.8 藤田伸二 昆貢 蛭川正文 3.7 1
第56回 2012年4月1日 阪神 2000m ショウナンマイティ 牡4 2:05.5 浜中俊 梅田智之 国本哲秀 9.0 6 6000万円
第57回 2013年3月31日 阪神 2000m オルフェーヴル 牡5 1:59.0 池添謙一 池江泰寿 (有)サンデーレーシング 1.2 1
第58回 2014年4月6日 阪神 2000m キズナ 牡4 2:00.3 武豊 佐々木晶三 前田晋二 2.4 2 6200万円
第59回 2015年4月5日 阪神 2000m ラキシス 牝5 2:02.9 C.ルメール 角居勝彦 大島昌也 12.0 4 6500万円
第60回 2016年4月3日 阪神 2000m アンビシャス 牡4 1:59.3 横山典弘 音無秀孝 近藤英子 3.9 2 6700万円
第61回 2017年4月2日 阪神 2000m キタサンブラック 牡5 1:58.9 武豊 清水久詞 (有)大野商事 2.4 1 1億2000万円
第62回 2018年4月1日 阪神 2000m スワーヴリチャード 牡4 1:58.2 M.デムーロ 庄野靖志 (株)NICKS 3.5 1
第63回 2019年3月31日 阪神 2000m アルアイン 牡5 2:01.0 北村友一 池江泰寿 (有)サンデーレーシング 22.2 9
第64回 2020年4月5日 阪神 2000m ラッキーライラック 牝5 1:58.4 M.デムーロ 松永幹夫 (有)サンデーレーシング 4.1 2 1億3500万円
第65回 2021年4月4日 阪神 2000m レイパパレ 牝4 2:01.6 川田将雅 高野友和 (有)キャロットファーム 12.2 4
第66回 2022年4月3日 阪神 2000m ポタジェ 牡5 1:58.4 吉田隼人 友道康夫 金子真人ホールディングス(株) 58.7 8 2億円
第67回 2023年4月2日 阪神 2000m ジャックドール 牡5 1:57.4 武豊 藤岡健一 前原敏行 3.6 2
第68回 2024年3月31日 阪神 2000m ベラジオオペラ 牡4 1:58.2 横山和生 上村洋行 林田祥来 5.5 2
第69回 2025年4月6日 阪神 2000m ベラジオオペラ 牡5 1:56.2 横山和生 上村洋行 林田祥来 5.1 2 3億円

大阪杯の記録

  • レースレコード - 1:56.2(第69回優勝馬ベラジオオペラ)
    • 優勝タイム最遅記録 - 2:07.8(第18回優勝馬キヨノサカエ)[34]
  • 最年長優勝馬 - 7歳(第21回優勝馬ゴールドイーグル、第49回優勝馬 サンライズペガサス)
  • 最年長勝利騎手-武豊(54歳0ヶ月19日)
  • 最多優勝馬 - 2勝
    • サンライズペガサス(第46回・第49回)、ベラジオオペラ(第68回・第69回)
  • 最多優勝騎手 - 8勝
    • 武豊(第32回・第34回・第37回・第41回・第42回・第58回・第61回・第67回)[35][36]
  • 最多優勝調教師 - 4勝
    • 武田文吾(第5回・第16回・第18回・第25回)
  • 最多優勝馬主 - 4勝
    • (有)サンデーレーシング(第53回・第57回・第63回・第64回)
  • 最多勝利種牡馬 - 6勝
  • 親子制覇
    • ウイルデイール - ダテホーライ
    • オルフェーヴル - ラッキーライラック
  • 騎手・調教師の両方で優勝
    • 池江泰郎(第12回・第15回、第37回)、高橋成忠(第19回、第51回)、松永幹夫(第39回、第64回)

参考文献

  • 「産経大阪杯(GII)」『中央競馬全重賞競走成績集 【古馬関西編】』日本中央競馬会、2006年、645-713頁。 

脚注・出典

注釈

  1. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典

  1. ^ IFHA Race Detail Sankei Osaka Hai”. 2016年3月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e 重賞競走一覧(レース別・関西)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 11 (2024年). 2024年4月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e 2024年第2回阪神競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2024年4月29日閲覧。
  4. ^ a b 2024年度第2回阪神競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 3. 2024年4月29日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 歴史・コース:大阪杯 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2024年4月29日閲覧。
  6. ^ a b c d 中央競馬全重賞競走成績集【古馬関西編】
  7. ^ a b 2003年の成績表参照。
  8. ^ a b 平成29年度の重賞競走の主な変更点について” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年3月24日閲覧。
  9. ^ 通称春古馬三冠、競走創設当時から2022年現在まで達成馬なし
  10. ^ 平成29年度競馬番組等について” (PDF). 日本中央競馬会 (2016年11月16日). 2021年3月24日閲覧。
  11. ^ 大阪杯2025特集 競馬予想のウマニティ”. ウマニティ. 2025年7月19日閲覧。
  12. ^ 歴史・コース:大阪杯”. JRA. 2025年7月19日閲覧。
  13. ^ a b 大阪杯G1昇格、2000メートル路線強化に一歩”. 日本経済新聞 (2017年3月25日). 2025年7月19日閲覧。
  14. ^ ホープフルSと大阪杯、G1新設の舞台裏”. 日本経済新聞 (2017年1月14日). 2025年7月19日閲覧。
  15. ^ 大阪杯がG1に昇格 JRA、17年の日程発表”. 日本経済新聞 (2016年10月17日). 2025年7月19日閲覧。
  16. ^ 今年も大阪杯と同週に ドバイで騎乗するJRA所属騎手は?”. netkeiba (2025年4月4日). 2025年7月19日閲覧。
  17. ^ 懸念される国内G1の空洞化”. JRHA (2024年2月22日). 2025年7月19日閲覧。
  18. ^ 「ドバイ組全滅」大阪杯の教訓に学べ!海外遠征急増で「空洞化」する国内GⅠの狙い方/GⅠ戦線異状あり(前編)”. Asagei plus (2025年4月11日). 2025年7月19日閲覧。
  19. ^ GⅠ4競走、賞金を大幅増”. 日本経済新聞 (2024年11月25日). 2025年7月19日閲覧。
  20. ^ 「地」が出走できるGI競走とそのステップ競走について(平成28年度)” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年3月24日閲覧。
  21. ^ 競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年3月24日閲覧。
  22. ^ 「地」が出走できるGI競走とそのステップ競走について【2024年度】” (PDF). 日本中央競馬会. 2024年4月29日閲覧。
  23. ^ 競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会. 2024年4月29日閲覧。
  24. ^ a b 中央競馬全重賞競走成績集【古馬関西編】』、647頁。
  25. ^ 中央競馬全重賞競走成績集【古馬関西編】』、650頁。
  26. ^ 中央競馬全重賞競走成績集【古馬関西編】』、652頁。
  27. ^ 中央競馬全重賞競走成績集【古馬関西編】』、654頁。
  28. ^ 安田記念などが国際G1に格付け”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ (2004年7月6日). 2023年4月1日閲覧。
  29. ^ 2005年の成績表参照。
  30. ^ 4月19日(日曜)までの中央競馬の開催等について”. 日本中央競馬会 (2020年4月2日). 2020年6月18日閲覧。
  31. ^ https://db.netkeiba.com/race/195709010209/
  32. ^ https://db.netkeiba.com/race/196409010310/
  33. ^ https://db.netkeiba.com/race/197009010610/
  34. ^ GⅠ昇格後は2:01.6(第65回優勝馬レイパパレ)
  35. ^ 連続記録は安藤勝己の3年連続(第45回〜第47回)、GⅠ昇格後は横山和生の2年連続(第68回・第69回)
  36. ^ GⅠ昇格後は武豊(第61回・第67回)・M.デムーロ(第62回・第64回)・横山和生(第68回・第69回)の2勝
  37. ^ GⅠ昇格後はディープインパクト(第63回・第65回・第66回)の3勝
  38. ^ GⅠ昇格後、連覇は他にロードカナロア(第68回・第69回)が記録

各回競走結果の出典

関連項目

外部リンク


産経大阪杯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:51 UTC 版)

第113回天皇賞」の記事における「産経大阪杯」の解説

着順馬番競走馬名性齢騎手斤量タイム着差単勝オッズ人気1着 4 (外)タイキブリザード 牡6 岡部幸雄 57 2:00.7 001.9 1 211 (父)インターユニーク 牡6 田面木博公 571 2.00.8 クビ 023.9 8 3着 7 (父)アラタマワンダー 牡8 四位洋文 57 2.00.8 ハナ 037.6 10 5着 8 サマーサスピション 牡5 田中勝春 56 2:01.0 012.9 5 7着 2 (父)スギノブルボン 牡6 松永昌博 57 2:01.3 012.2 4 11着 1 カミノマジック 牡6 南井克巳 57 2:02.0 110.6 12 天候:晴、馬場状態:稍重第40回産経大阪杯(GII)は、3月31日阪神競馬場行われた1.9倍と断然の1番人気に支持されたのは、タイキブリザードだった。前年宝塚記念有馬記念という春秋グランプリ競走で2着となっていた。続く4.2倍の2番人気は、優駿牝馬オークス優勝ダンスパートナー牝馬ながら菊花賞進み5着となった後、3戦連続重賞2着から参戦することとなった8.2倍の3番人気は、重賞3勝のナムラコクオー第61回東京優駿日本ダービー)ではナリタブライアンに次ぐ2番人気評価得た経験がある。 その他、前々年天皇賞(秋)、産經大阪杯などを制したネーハイシーザー前年青葉賞制したサマーサスピション。アラマタワンダーなど重賞馬を含む、12頭立てとなったスタートからネーハイシーザー先手主張し逃げる展開となる。タイキブリザード2番手、ダンスパートナーは9番手進んだ前半1000メートルを61.5秒で通過し後続徐々に詰め寄り、やがて単独先頭ネーハイシーザー吸収されるようになった最後直線半ばでは、最も内に位置取ったタイキブリザード、その外からインターユニークやアラタマワンダー、ダンスパートナー抜け出し図った残り150メートル地点タイキブリザードスパート優勢となり、追い上げるインターユニークなどをクビ退けて先頭入線した。以降、4着のダンスパートナーまで「クビハナクビ」という上位勢の決着であったタイキブリザードはこれが重賞初制覇となり、所有する大樹レーシングホースは前週タイキフォーチュン制した毎日杯GIII)に続いて2週連続での重賞勝利となった管理する藤沢和雄調教師は、「ペース速かったら、もっと楽に勝てたかもしれない今日は力で何とかねじ伏せたというところかな」と振り返った

※この「産経大阪杯」の解説は、「第113回天皇賞」の解説の一部です。
「産経大阪杯」を含む「第113回天皇賞」の記事については、「第113回天皇賞」の概要を参照ください。

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