稲葉幸夫
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稲葉 幸夫(いなば ゆきお、1908年9月4日 - 2001年10月7日)は、日本の騎手(東京競馬倶楽部、日本競馬会所属)、調教師(日本競馬会、国営競馬、日本中央競馬会所属)。騎手としてロツクパークによる第1回横浜農林省賞典四歳呼馬(現・皐月賞)優勝など通算174勝。また調教師としては騎手兼業であった戦前期から顕著な成績を残し、八大競走13勝を含む通算1451勝を挙げた。特に牝馬の管理に長けたため「牝馬作りの名人」、「牝馬の稲葉」と称され、史上初の牝馬三冠トレーナーともなっている。1981年、黄綬褒章を受章。2004年、調教師顕彰者に選出され、中央競馬の殿堂入りした。
- ^ 仔分け=繁殖牝馬の所有権を競走馬時代の馬主に残したまま、預託の形で牧場に戻すこと。馬主との信頼関係において、交配・産駒の育成方針などを調教師が差配することができる。
- ^ 『優駿』1977年5月号、p.29
- ^ 『調教師の本』p.14
- ^ a b 『調教師の本』p.15
- ^ 『調教師の本』pp.16-17
- ^ 藤本(1991)p.29
- ^ 『調教師の本』p.18
- ^ a b 『調教師の本』p.19
- ^ 『調教師の本』p.20
- ^ 早坂昇治『競馬異外史 - Sports of Kingsヨコハマに上陸』(中央競馬ピーアール・センター、1987年) ISBN 978-4924426207、p.83
- ^ a b c d e 『優駿』1986年1月号 p.101
- ^ 藤本(1991)p.49
- ^ 『調教師の本』p.380
- ^ 『日本の騎手』p.230
- ^ 『調教師の本』pp.21-22
- ^ 井上(1964)p.189
- ^ 『調教師の本』p.22
- ^ 『調教師の本』p.37
- ^ 「ニュース&インフォメーション『東西8名の調教師が定年引退、勇退』」『優駿』、日本中央競馬会、1989年4月、158頁。
- ^ 『優駿』2009年11月号 p.123
- ^ 『調教師の本』p.387
- ^ 『調教師の本』p.24
- ^ a b 『調教師の本』p.39
- ^ 渡辺正人『言えなかった競馬の本』株式会社青春出版社、1982年2月17日、78-79頁。
- ^ 中央競馬ピーアール・センター編『調教師の本(2)』(中央競馬ピーアール・センター、1991年)p.368
- ^ 『調教師の本』p.45
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