東京市井の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:01 UTC 版)
「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の記事における「東京市井の人々」の解説
小梅(こうめ) 演:橋本愛 浅草の遊女で孝蔵の友人。熊本の阿蘇出身。凌雲閣の袂を根城に客引きをしており、四三や美川にも声をかける。 客として相手をした美川から遊女を辞めるよう迫られるようになり、美川を苦手視する。しかし同郷と判明し孝蔵の初高座を観に美川を連れ、仲睦まじい様子を見せる。その後、美川とは切れていないにも関わらずやくざ者の徳重の愛人となり、別れる際には孝蔵と恋仲である旨の嘘をつき、美川と駆け落ち。孝蔵が東京に居られなくなるきっかけをつくる。 そしてその後、清さんの魅力に気づき結婚、十二階下で飲み屋を営む。東京で噺家として再スタートを切った孝蔵に、清水りんとの見合い話を持ちかけて仲人としてふたりの間を取り持つ。関東大震災で自宅を失い、清さんと共に明治神宮外苑競技場のバラックに入居する。 清さん(せいさん) 演:峯田和伸 浅草の人力車夫で、孝蔵の兄貴分的存在。健脚の持ち主。 人力車に乗せた嘉納に健脚を褒められ、マラソンに興味を示して浅草のマラソン大会や羽田の大予選会に出場し、四三と知り合う。(両大会とも出場資格として中学生以上の在学生か卒業生であることが必須であったが、最終学歴小学校卒業であるにも関わらず学歴詐称 して出ている)。 その後四三がオリンピックへの参加を決めると、練習に協力。ストックホルムに似た道として、芝から日本橋を通って浅草までの道を往復するというコースを教える。 四三がストックホルムから帰国した後、播磨屋に引きこもっていることを知り四三の同窓生と共に部屋へ押しかけ、四三に檄を飛ばす。 小梅が徳重と騒動を起こした際は、一年間孝蔵が東京の高座に上がらないことを条件として手を打ち、また孝蔵の才能を信じて孝蔵を徳重から身を挺して守っている。のちに小梅と結婚、舗装路となり走りにくくなったことを受けて、十二階下で小梅と飲み屋を営んでいる。だが、関東大震災で浅草が焼け野原となり自宅を失う。明治神宮外苑競技場のバラックに入居し、バラックの自治会長として嘉納と協議し復興大運動会の開催を了承する。 後に東京視察のために来日したラトゥールを人力車で案内する役目を任される。 美濃部盛行(みのべ もりゆき) 演:土佐和成 孝蔵(志ん生)の父。職業は警察官。孝蔵が10歳の頃、大事にしていた煙管を質屋に売り飛ばしたことに激怒して街中で槍を持って追い回した末に孝蔵を勘当する。 美濃部てう(みのべ てう) 演:山本裕子 孝蔵(志ん生)の母。 徳重(とくじゅう) 演:榊英雄 小梅を囲うやくざ者。孝蔵と恋仲と話す小梅の嘘を信じて憤り、孝蔵を探し追う。 マリー 演:薬師丸ひろ子 日本橋のバー「ローズ」の店主。占いを得意としており「よく当たる」と自称しているが、「田畑は30歳で死ぬ」「ロサンゼルス五輪で大横田が金メダル獲得」など鑑定結果はことごとく外れている。しかし、この田畑の寿命の予言が田畑を翻弄し、水泳への情熱に拍車をかけることとなる。 以後、田畑は学習し、マリーの占いの鑑定結果の裏を信じるようになる。 清水亀次郎(しみず かめじろう) 演:遠山俊也 高田馬場の下宿屋。りんの父。 大野(おおの) 演:久保酎吉 医者。 水明亭店主 演:カンニング竹山 国立競技場のすぐそばにある食堂「水明亭」の主人。 新タクシー運転手 演:宮藤官九郎 東京オリンピックの開会式当日、志ん生をタクシーに乗せるが、ブルーインパルスが空に描いた五輪を見る市民の喧騒により渋滞に巻き込まれる。
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