十二階とは? わかりやすく解説

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じゅうに‐かい〔ジフニ‐〕【十二階】

読み方:じゅうにかい

【一】冠位(かんい)十二階

【二】凌雲閣(りょううんかく)の通称


十二階


十二階

作者山本昌代

収載図書手紙
出版社岩波書店
刊行年月2001.12


十二階

読み方:じゅうにかい

  1. 筍。〔第七類 雑纂
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凌雲閣

(十二階 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/13 10:39 UTC 版)

凌雲閣(りょううんかく)は、明治時代東京大阪に建てられた眺望用の高層建築物である。東京の凌雲閣は、1890年竣工の高さ52m・12階建て、大阪の凌雲閣は、1889年竣工の高さ39m・9階建てだった。 名称は「雲を凌ぐほど高い」ことを意味する。いずれも現存しない。


注釈

  1. ^ 浅草公園と付していたが、実際には公園外地の千束町(現在の千束とは異なる)にあり、便宜上公園に編入されていた。然るに、当時の「浅草公園地第六区内建物高さ制限」には抵触せず高い建築物が可能であった。
  2. ^ 仁丹塔が凌雲閣を模した外見となったのは1954年の再建以降である[44]。1944年解体の初代仁丹塔は全く別のデザインであった[44]
  3. ^ 浅草中映劇場及び浅草名画座
  4. ^ 難波駅 (南海)の南口付近にあった。ちなみに24年後の1912年には、(初代)通天閣が南南東1kmほどの所にできる。

出典

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