同潤会アパートとは? わかりやすく解説

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同潤会アパート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 15:21 UTC 版)

同潤会アパート(どうじゅんかいアパート)は、財団法人同潤会大正時代末期から昭和時代初期にかけて東京横浜の各地に建設した鉄筋コンクリート造(RC造)集合住宅の総称である。同潤会が建設した同潤会アパートは近代日本で最初期の鉄筋コンクリート造集合住宅として、住宅史・文化史上、貴重な存在であり、居住者に配慮したきめ細かな計画などの先見性が評価されている。


  1. ^ a b 本田榮二『ビジュアル解説 インテリアの歴史』秀和システム、2011、490-493頁。 
  2. ^ 中村町第一共同住宅館:1921年竣工、鉄筋ブロック造。
  3. ^ 東京市営古石場住宅:1923年竣工、鉄筋ブロック造。
  4. ^ 内田祥三文庫~web版公文書館の書庫から東京都公文書館
  5. ^ 不良住宅地区改良法と住宅監督制度(大月敏雄(1997))
  6. ^ マルク・ブルディエ「同潤会アパート原景」P53に、目標として「中流階層のために実用的で最新の住宅の建設」がまず挙げられている。
  7. ^ 不良住宅改良事業『同潤会十八年史』(同潤会、1942)。猿江裏町の事業は不良住宅地区改良法(1927年)の成立前で、先駆的な事業であった。移転が困難な者のために仮収容所を用意し、元の居住者は家賃を半額とした(ただし、従来の家賃よりは高額であったため、共同住宅に入居できる者は少なかったと言われる)。同潤会は横浜南太田、日暮里にも共同住宅を建設したが、こちらは木造であった。
  8. ^ 大内田鶴子「同潤会アパートの再開発と町内会(1923年から2005年まで)」『江戸川大学紀要』第24号、江戸川大学、2014年、95-108頁、NAID 120005459807 
  9. ^ マルク・ブルディエ「同潤会アパート原景」P185
  10. ^ 藤岡洋保「建築は非芸術と主張した論客 野田俊彦」(「近代日本の異色建築家」所収)
  11. ^ 大月敏雄『集合住宅における経年的住環境運営に関する研究』 東京大学〈博士 (工学) 甲第12314号〉、1997年。doi:10.11501/3139814NAID 500000160692NDLJP:3139814https://doi.org/10.11501/3139814 
  12. ^ アイランズ『東京の戦前 昔恋しい散歩地図 2』草思社、平成16年10月。
  13. ^ 住宅営団の残存資産を一括競売にかけ、その資金を元に設立された。
  14. ^ 「築84年、最後の同潤会アパート解体工事始まる」産経ニュース2013年5月19日[1]
  15. ^ 同潤会猿江裏町アパートメント 郵便受け口”. 江戸東京博物館. 2022年10月4日閲覧。
  16. ^ a b c d 草柳大蔵『実力者の条件』p.38
  17. ^ 大久保房男『終戦後文壇見聞記』紅書房、2006年、44頁。
  18. ^ 四方田犬彦『映画のウフフッ』フィルムアート社、1992年。
  19. ^ 江戸英雄『すしやの証文』中公文庫、1990年、p72。代官山アパートであろう。


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同潤会アパート

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ナラタージュ」の記事における「同潤会アパート」の解説

泉が高校生時代葉山から話を聞いていた。再会後、葉山別れていない妻の存在知り葉山への想い揺らぎ始めた泉が希望し葉山と共にアパート目指し稲荷町の駅に降り立つ

※この「同潤会アパート」の解説は、「ナラタージュ」の解説の一部です。
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