階段室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 00:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動階段室(かいだんしつ)とは、集合住宅などといった建築物に設けられている部屋の名称。階段室とされる部屋というのは階段だけが置かれた空間であり、防火区画内では構造、仕上げの制限を受ける[1][2]。
日本銀行大阪支店のように人々が行き交う場となるような階段室の場合には、美しいデザインが施された形態となっている場合がある[3]。
住棟形式
集合住宅の住棟形式に階段室型(エレベータ室型)があり、廊下がなく、階段室から直接各戸に出入りするように設計した形式をいう[4]。日本においては昭和30年代から供給されてきており、プライバシー、通風、採光などといった条件に優れている。団地と呼ばれる建築群は多くが4~5階建てでありエレベーターを持たず、隣り合う2戸で一つの共用階段を持っているのであるが、この共用階段が置かれている部屋というのが階段室というわけである[5]。
集合住宅の中央に階段室(エレベータホール)を配置して共用廊下を通して各戸に移動できるようにした形式はセンターコア型という[4]。
脚注
- ^ 階段室(かいだんしつ)とは - コトバンク
- ^ “基準法施行令(昭和二十五年政令第三百三十八号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年12月26日閲覧。
- ^ 階段室の詳しいご紹介(日本銀行大阪支店)
- ^ a b 第2章 集合住宅の建て方および住まい方に関する調査 国立研究開発法人建築研究所、2021年1月16日閲覧。
- ^ マンションの間取りの基本:階段室型 マンション物件選びのポイント All About
階段室と同じ種類の言葉
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