にしむら‐けんた【西村賢太】
西村賢太
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西村 賢太(にしむら けんた、1967年(昭和42年)7月12日 - 2022年(令和4年)2月5日[1])は、日本の小説家。同人誌への参加で執筆を始め、暗澹たる日々にもがく姿をさらけ出す私小説の書き手。
注釈
- ^ 当時の実家は裕福であり、小説における「お寿司」「お蕎麦」「ぼく」などの丁寧な物の言い方は、言葉遣いに厳しい両親に育てられた影響によると当人は2011年10月14日の『スタジオパークからこんにちは』(NHK総合)で語る。
- ^ 同年2月12日、七尾市立図書館内に「七尾ふるさと文庫館」がオープンしたことにあわせて、藤澤清造の作品とともに西村の作品も収載され、西村が寄贈した図書も追加された[22]。
- ^ 同年6月、生前の西村が初出雑誌記事に拠って編集した清造の随筆集が、講談社から出版された[23]。
- ^ 玉袋筋太郎との巻末対談を除外・藤澤清造にまつわる随筆など18篇を追加して『藤澤清造追影』講談社文庫 2019年5月 に収録
- ^ 『随筆集 一私小説書きの独語』(2014年7月)所収。ただし刊行時期は『喫煙室第22集』(2012年3月)が先なので「再録」ではない。
- ^ 単行本『随筆集 一私小説書きの弁』と新潮文庫『随筆集 一私小説書きの弁』と『藤澤清造追影』所収の「藤澤淸造──自滅覚悟の一踊り」と同内容。ただし、ルビ等に異同があるため、ひとまず単行本未収録とする
- ^ 『薄明鬼語』所収の「六角精児/小説のような人生を過ごして」と同じ内容。ただし本書には初出誌に掲載されていた対談風景を写したモノクロ写真4点あり
出典
- ^ a b c “芥川賞作家の西村賢太さん死去 「苦役列車」「暗渠の宿」”. 共同通信. (2022年2月5日) 2022年2月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『週刊文春』2011年2月24日「新・家の履歴書」
- ^ 2011年10月14日『スタジオパークからこんにちは』(NHK総合)における西村の発言。
- ^ 芥川賞作家・西村賢太が自身の半生で見てきた食風景と、消えない郷愁の味 - メシ通 | ホットペッパーグルメ 2019.05.31 01:00
- ^ a b 『新潮45』2011年12月号 上原善広との対談「このロクでもない二人」
- ^ “芥川賞作家の西村賢太さん死去”. 産経ニュース (2022年2月5日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ 『波』2011年6月号、上原善広との対談「言葉を殺すのは誰か」での発言。
- ^ NHK「かぶん」ブログ:NHK|取材エピソード|芥川賞・西村賢太さん
- ^ 西村賢太「解題」『田中英光傑作選 オリンポスの果実/さようなら他』、田中英光 西村賢太・編、角川書店、2015年。
- ^ “芥川賞作家・西村賢太さん54歳で死去…日刊ゲンダイに語っていた「自分の墓」の秘話”. 日刊ゲンダイ. (2022年2月6日) 2023年2月5日閲覧。 “西村賢太さんの死因を警察で調査、タクシー内で具合悪くなり病院搬送も心臓停止状態”. 日刊スポーツ. (2022年2月5日) 2022年2月7日閲覧。
- ^ a b c “清造先生 見守ってて 芥川賞・西村賢太さん 合掌”. 中日新聞web. 中日新聞社 (2022年1月30日). 2022年2月12日閲覧。
- ^ 「苦役列車」で第144回芥川賞を受賞した西村賢太さん 朝日新聞社
- ^ 文芸春秋2011年3月号p372~p374
- ^ https://www.news-postseven.com/archives/20110816_28734.html?DETAIL
- ^ 日本経済新聞夕刊2011年7月12日付
- ^ NEWSポストセブン 「風俗」発言の芥川賞作家「私の体からは負のオーラ出てる」2011.02.24 10:00
- ^ ワタナベエンターテインメントのウェブサイトの当該ページ
- ^ “西村賢太|ワタナベエンターテインメント”. ワタナベエンターテインメント. 2022年2月5日閲覧。
- ^ 「週刊アサヒ芸能」6月27日号および7月4日号の西村の連載コラム「したてに居丈高」第30回、第31回
- ^ "芥川賞作家の西村賢太さん死去". 産経ニュース. 2022年2月5日. 2022年2月5日閲覧。
- ^ “芥川賞作家・西村賢太さん死去 タクシー車内で倒れ、病院到着時には心停止”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2022年2月5日) 2024年6月28日閲覧。
- ^ a b “七尾ふるさと文庫館開館 西村賢太さん1月に寄贈、地元ゆかりの作品一堂”. 北國新聞DIGITAL. 北國新聞社 (2022年2月12日). 2022年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月28日閲覧。
- ^ “『根津権現前より 藤澤清造随筆集』(藤澤清造,西村賢太):講談社文芸文庫”. 講談社BOOK倶楽部. 講談社. 2022年7月1日閲覧。
- ^ “西村賢太さん、師の隣に眠る 七尾・西光寺で納骨法要”. 北國新聞DIGITAL. 北國新聞社 (2022年3月30日). 2022年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月28日閲覧。
- ^ “西村賢太さん遺骨 西光寺に”. 中日新聞 (2022年2月17日). 2023年2月5日閲覧。
- ^ 「芥川賞作家・西村賢太さんの墓が… 七尾の西光寺、山門やお堂など倒壊」『中日新聞』、2024年1月10日。2024年1月23日閲覧。
- ^ SWITCHインタビュー 達人達2014年9月27日対談 “稲垣潤一 急逝の西村賢太さん追悼「もう一度お会いしたかった」西村さんが大ファン「SWITCH」対談も”. スポニチアネックス (2022年2月5日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ 「石原氏の政治家としての面には毫も興味を持てなかった」ものの、石原の作や政治発言と、西村が石原に敬意を抱くきっかけとなった初期の随筆『価値紊乱者の光栄』中の主張が一貫している点に「私としては小説家としての氏への敬意も変ずることはなかった」と石原逝去後に述べていた。"胸中の人 石原慎太郎氏を悼む…西村賢太". 読売新聞. 2 February 2022. 2022年2月5日閲覧。
- ^ "【アーカイブ】西村賢太さん「作家の口福」:ケダモノの舌". 朝日新聞. 5 January 2013. 2022年2月6日閲覧。
- ^ 『一私小説書きの弁』文庫本の解説は高田である。高田文夫 (2022年2月10日). “第25回『苦役列車 脱線』”. 高田文夫の『おもひでコロコロ~バウバウ昼ズ篇~』. ニッポン放送. 2023年1月27日閲覧。
- ^ a b 『北國文華』2011年春号「芥川賞で浮かんだ“郷土の文士”藤澤清造 〈特別インタビュー〉 ◆西村賢太 わが師を語る 悲惨だが滑稽(こっけい)、野暮(やぼ)だけどダンディー」p.19。
- ^ 【新春インタビュー】芥川賞作家・西村賢太「僕は“仕方がない”から風俗に行っているんです」週プレNews 2014年1月3日 16時00分 (2014年1月24日 19時01分 更新)
- ^ TBS系『日曜ゴールデンで何やってんだテレビ』2013年2月10日。
- ^ 西村賢太「したてに居丈高」第54回
- ^ 煉瓦(同人文芸誌)第28号 日本の古本屋 . 2022年3月18日閲覧
- ^ 初出の題は「碧空を思う」 単行本化の際に改題
- ^ 単行本『無銭横町』には収録なし。文庫化の際に追加再録
- ^ 『文學界』2022年4月号 P217
- ^ ”父の性犯罪により解体した家族。犯罪加害者家族の背負う罪なき罰”. 講談社BOOK倶楽部. 2022年3月7日閲覧。
- ^ 胸中の人 石原慎太郎氏を悼む. 読売新聞オンライン. 2022/02/02 05:00 . 2022年3月17日閲覧
- ^ 本誌表紙の表記は「ダメ作家グランプリ」だが、目次や本誌ページの表記は「ダメ人間作家コンテスト!」。
- ^ honto販売ページ. 2013年8月31日販売終了. 2022年4月1日閲覧
- ^ 西村賢太(無頼派作家)が大ファン稲垣潤一と語り合った夜(フライデー) | 現代ビジネス. (2014.01.07). 2022年3月26日閲覧。
- ^ 伊藤雄和×西村賢太(作家)|ろくでなしが多くの人の心をつかむ ナタリー対談. 音楽ナタリー. 2018年3月6日. 2022年6月25日閲覧
- ^ ”「クサいものにはどんどん蓋をしていく」作家・西村賢太と山田ルイ53世が語る、中年の生き方”. 日刊SPA!(2021年06月12日). 2022年3月7日閲覧。
- ^ “復讐は、虚しいか。父のために人を殺めた少女を待ち受ける、哀しくも優しい運命『五瓣の椿』“. カドカワストア. 2022年3月7日閲覧。
- ^ インタビュー記事に「姉が持っていた『赤毛のアン』など家にあった少女ものを読んでいたのが本との付き合いの始まりで、本格的にハマったのは小学校5年生の時でした」と記載。
- ^ 森山未來とツーショット写真のモノクログラビア記事
- ^ エッセイの「私」と小説の「貫多」は同じなんです。. 本の話(2012.05.30). 2022年7月23日閲覧
- ^ 『朝日新聞』2022年12月3日 土曜版付録「be」6~7面に全3回を再掲。カラー写真あり
- ^ クズすぎる芥川賞作家「西村賢太」風俗嬢にやり込められる. Smart FLASH(2019.05.05 20:00). 2022年3月17日閲覧
- ^ ”芥川賞作家・西村賢太が自身の半生で見てきた食風景と、消えない郷愁の味”. メシ通(2019-05-31). 2022年3月7日閲覧。
- ^ 第144回芥川賞の同時受賞者である朝吹真理子と連名
- ^ 『別冊文藝春秋』2015年11月掲載対談の予告記事
- ^ モノクログラビアをまじえた8頁のインタビュー記事
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