ビッグシャッフル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/03 14:10 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2015年8月)
|
ビッグシャッフル | |
---|---|
欧字表記 | Big Shuffle[1] |
品種 | サラブレッド[1] |
性別 | 牡[1] |
毛色 | 鹿毛[1] |
生誕 | 1984年[1] |
死没 | 2009年12月29日[2] |
父 | Super Concorde[1] |
母 | Raise Your Skirts[1] |
母の父 | Elevation[1] |
生国 | ![]() |
生産者 | Moyglare Stud Farm |
馬主 | Gestüt Auenquelle |
競走成績 | |
生涯成績 | 17戦4勝[1] |
獲得賞金 | 167,483ドル |
勝ち鞍 |
|
ビッグシャッフル (Big Shuffle、1984年[1] - 2009年12月29日[2]) は、アメリカ合衆国で生まれ、アイルランドでスプリンターとして活躍した競走馬である。種牡馬として6回ドイツのリーディングサイアーに輝いた。
出自
父スーパーコンコルド(Super Concorde)は米三冠馬シアトルスルーと同じボールドリーズニング(Bold Reasoning)の産駒であり、1977年に仏2歳G1のモルニ賞とグランクリテリウムを制した馬であった。
母レイズユアスカーツ(Raise Your Skirts)は米G3のサンタイネスステークス(7f)及びレイルバードステークス(7f)を制するなど14戦9勝2着3回の活躍馬であり、近親には1959年のプリークネスステークス優勝馬ロイヤルオービット(Royal Orbit)がいる。
ビッグシャッフルは1984年にケンタッキーで生まれ、2歳時の1986年にアイルランドへ送られた。
競走成績
ビッグシャッフルは3歳時から愛英の重賞戦線で活躍し、テトラークステークスとコーク&オラリーステークスの短距離G3競走を2勝したほか、G1愛2000ギニーでもドントフォゲットミー (Don't Forget Me)の4着と健闘した。4歳時にはG3グリーンランズステークスを制したほか、ジュライカップでソヴィエトスター (Soviet Star)の2着、フォレ賞でサルス (Salse)3着、スプリントカップでドージング (Dowsing)の4着と英仏G1競走での活躍が認められ、アイルランドの最優秀短距離馬に選ばれた。5歳時も現役を続け、グリーンランズステークスで2着に入る活躍をみせた。
- 1987年
- コーク&オラリーステークス(英G3・6f)
- テトラークステークス(G3・7f)
- 3着 キーンランドスプリントステークス (愛G3・6f)
- 4着 アイリッシュ2000ギニー (愛G1・8f)
- 1988年
- グリーンランズステークス (愛G3・6f)
- 2着 ジュライカップ (英G1・6)
- 3着 フォレ賞 (仏G1・1400m)
- 4着 スプリントカップ (英G1・6f)
- 1989年
- 2着 グリーンランズステークス (愛G3)
種牡馬成績
競走馬引退後は1990年からドイツで種牡馬として供用され、2003年、2005年、2007年、2009年、2011年及び2012年のリーディングサイアーに輝いた。
主な産駒
- Feuerblitz (GER,2009,鹿毛,母Flamingo Island,母父Acatenango)-2013 伊G1 ローマ賞
- ターフローズ (GER,2004,黒鹿毛,母Turfquelle,母父シャーディー)-2007 伊G1 リディアテシオ賞
- Smooth Operator (GER,2006,鹿毛,母Salzgitter,母父Salse)-2008 仏G2 クリテリウムドメゾンラフィット
- Pomellato (GER,2005,黒鹿毛,母Passata,母父Polar Falcon)- 2007 仏G2 クリテリウムドメゾンラフィット
- Daring Love (GER,2002,鹿毛,母Daring Action,母父アラジ)-2004 独G2 モーリスラクロワトロフィー
- Sambaprinz (GER,1999,黒鹿毛,母Samambaia, 母父Ti amo)-2002 独G2 ベルリンブランデンブルクトロフィー
- Auenklang (GER,1997,栗毛,母Auenglocke, 母父Surumu)-1999 独G2 RKバウストフカップ
- Areion (GER,1995,鹿毛,母Aerleona,母父Caerleon)-1998 独G2 ゴルデネパイチェ
母の父として
- Nicoreni (GER,2022,鹿毛,父Brametot,母Nouvelle Neige)-2025 独G1 ディアナ賞、2024 独G3 ヴィンターケーニギン賞
- ロサギガンティア (JPN,2011,青毛,父フジキセキ,母ターフローズ)-2014 スプリングステークス、2015 阪神カップ
- Oriental Tiger (GER,2003,鹿毛,父Tiger Hill,母Oriental Flower)-2008 独G2 ゲルリンク
血統表
ビッグシャッフルの血統(ボールドルーラー系・F-No.7-ePolynesian S5×M5=6.25%、Case Ace M5×M5=6.25%) | (血統表の出典) | |||
父
Super Concorde 1975 黒鹿毛 |
父の父
Bold Reasoning1968 黒鹿毛 |
Boldnesian | Bold Ruler | |
Alanesian | ||||
Reason to Earn | Hail to Reason | |||
Sailing House | ||||
父の母
Prime Abord1967 黒鹿毛 |
プリメラ | My Babu | ||
Pirette | ||||
Homeward Bound | Alycidon | |||
Sabie River | ||||
母
Raise Your Skirts 1972 栗毛 |
Elevation 1967 芦毛 |
Raise a Native | Native Dancer | |
Raise You | ||||
White Peak | Royal Charger | |||
Blue Case | ||||
母の母
Strings Attached1968 栗毛 |
Tudor Minstrel | Owen Tudor | ||
Sansonnet | ||||
Timalin | Court Martial | |||
Admirals Belle |
- 2代父Bold Reasoningは7歳で早世したため3世代の産駒しか残せなかったが、61頭の産駒から10頭のステークスウィナーを輩出しており、ステークスウィナーの割合16%は産駒で名種牡馬のSeattle Slewの11%をも上回っている。
- 2代母Strings AttachedにLady Jurrorの3×4のインブリードがあり、スピードが強調されている。
- ビッグシャッフルの産駒Areionも2010年及び2013年に独リーディングサイアーに輝いている。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ
- Pedigree Online
- ビッグシャッフルのページへのリンク