サガとは?

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 難読語辞典 > サガの意味・解説 

サーガ [0] 【saga】

サガ

サガ [1] 【Saga】


さが [1] 【性

生まれつきの性質。もって生まれ性分持ち前。 「おのれの-のつたなさをはじる」
ならわし。ならい。習慣。 「定めなきはうき世の-だ」 〔「性・祥」などの字音に基づく語ともいう〕

さが 【祥・〈前兆〉】

〔「性(さが)」と同源
しるし。きざし。 「大雨狭穂より発()り来て面(かお)を濡らすとみつるは、是何の-ならむ/日本書紀 垂仁

さが 【佐賀】 ◇


さが 【嵯峨】

◇ 京都市右京区大堰おおい川東岸の地名対岸嵐山と並ぶ名勝地天竜寺大覚寺広沢池車折くるまざき神社清涼寺など名所史跡に富む。⦅歌枕⦆ 「 -の山みゆきたえしせり)の千世の古道あとは有けり/後撰 雑一
嵯峨切さがぎれ)」の略。

さ が [1] 【嵯

トタル[文] 形動タリ
山などの高く険しいさま。 「剣山けんざん)は岩石-たる奇峰で/肉弾 忠温

さ が [1] 【槎・槎牙】

トタル[文] 形動タリ
木のごつごつしてからみあっているさま。 「 -たる老梅不如帰 蘆花

前兆

読み方:サガ(saga

しるし


嵯峨

読み方:サガ(saga

山の高くけわしいさま


読み方:サガ(saga

(1)きざし。
(2)吉兆


サガ 【Saga】

北欧歴史伝説司るという女神。(北欧民族愛誦する歴史伝説をもサガという)水晶館に住み側にさまざまの思想を含んだ川が流れており、サガは毎日それを飲んで心に湧く話を詠ずるという。神々の王オーディン毎日この館を訪れ話を聞くのだという。

嵯峨

読み方:サガ(saga

作者 中谷孝雄

初出 昭和17年

ジャンル 小説


佐賀

読み方:サガ(saga

所在 東京都江東区


佐賀

読み方:サガ(saga

所在 岐阜県山県市


佐賀

読み方:サガ(saga

所在 山口県熊毛郡平生町


佐賀

読み方:サガ(saga

所在 高知県幡多郡黒潮町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

佐賀

読み方:サガ(saga

所在 佐賀県(JR長崎本線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

サガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/19 04:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

サガアイスランド語: saga 複数形: sögur)は、おもに中世アイスランドで成立した古ノルド語(古北欧語、古アイスランド語とも)による散文作品群の総称。同時代に書かれたエッダ詩ゲルマン民族の神話や英雄伝説を題材にしているのに対し、サガはノルウェーやアイスランドで起きた出来事を題材にしたものが多いことに特徴があり、約200点が現代に伝わっている。

転じて、フィクションにおいて、一家一門の物語を壮大に描く長編の叙事小説[1]ファンタジー作品、叙事詩的映画などがサーガと呼ばれたり、そのようなタイトルを称することがある(『グイン・サーガ』、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』、『ゼノサーガシリーズ』など。)。

語源

サガは古アイスランド語のsegja(「言う」を意味する動詞で、英語のsay, ドイツ語のsagenに相当する)から派生した言葉であり、「語られたもの、語り物、物語」を意味する[2]

著者と執筆時期

ほとんどのサガは著者不明で、執筆期間はアイスランドで独自の民主制が置かれていた、いわゆるアイスランド共和国時代の後期である12世紀から13世紀とされる。それ以降に書かれた作品は大陸の騎士道ロマンスやおとぎ話の模倣(「騎士のサガ」、「嘘のサガ」)が多くなり、それらは通例サガに含まれない[3]

形式

多くのサガは散文のみで書かれているが、スカルド詩人などを主人公とするサガには、韻文のスカルド詩が挿入されているものもある。全体の長さは作品によって大きく異なり、『ニャールのサガ』のように現代の刊本で数百ページにおよぶものもあれば、『アイスランド人の書』のように数十ページで終わるものもある[4]。比較的短い作品にはサットル(þáttr)と呼ばれ、サガから区別されるものがある。サットルは日本では通例「話」と訳される(『棒打たれのソルステインの話』など)[5]

内容と分類

サガが扱う内容は、歴代のノルウェー王の伝記、アイスランドの植民とキリスト教化の歴史、島民の諍いと裁判、古代ゲルマン民族の伝説など多岐にわたる。

各種のサガは伝統的に、主題をもとに「王のサガ」、「司教のサガ」、「アイスランド人のサガ」、「古代のサガ」の4つに分類される[6]。ただし、この分類に収まらないサガや、複数の分野にまたがるサガも多い。以上の分類のほかにも様々な分類方法があり、たとえば北欧文学者の谷口幸男によると「宗教的学問的サガ」、「王のサガ」、「アイスランド人のサガ」、「伝説のサガ」の4つに分けている[7]。『アメリカ大百科事典』では「歴史的サガ」、「神話的サガ」、「ロマンスサガ」の3分類がとられている[8]

王のサガ(Konungasögur)
スカンディナヴィア諸国の王侯の事績を扱う。最大のものはスノッリ・ストゥルルソンの作とされる『ヘイムスクリングラ』で、神話時代から初のノルウェー統一王であるハーラル美髪王を経て、スノッリの同時代のマグヌス・エルリングソン王に至るまでの歴代ノルウェー王の生涯を記した16のサガが収められている。ほかにバルト海沿岸のヨムスボルグを拠点に活躍したとされる伝説的なヴァイキング集団を扱った『ヨームのヴァイキングのサガ』などがある。
司教のサガ(Bisukpa sögur)
アイスランドにおけるキリスト教化の歴史と同地で活躍した聖職者の生涯を扱う。ほかのサガよりも史実性が高いとされる。『キリスト教徒のサガ』、『司教パールのサガ』『聖ソルラークのサガ』などがある。
アイスランド人のサガ(Íslendinga sögur)
家族のサガ、氏族のサガとも。植民から内乱の末ノルウェー王に服属するまでの期間のアイスランド人の活動を扱うサガで、その洗練された文体と完成された叙述により文学的観点から最重要の作品群とされる。内容は「血の復讐」と呼ばれる一族同士の報復行為の応酬とアルシング(全島集会)での調停を扱ったものが多い。
アイスランド人のサガは大小30作ほどが知られているが、卓越した詩人にして戦士のエギル・スカラグリームソンとその一族を扱う『エギルのサガ』、偉大な戦士グンナルと賢人ニャールの友情と死を描く『ニャールのサガ』、サガでは珍しく女性を中心人物としている『ラックサー谷の人々のサガ』、数世代に渡る首長たちの抗争を主題とする『エイルの人々のサガ』、アイスランドを追放になり、放浪のすえ殺された不運な男の生涯を空想を交えて描く『グレティルのサガ』の5作は質、量ともに最大級のサガであり、日本では「五大サガ」と称される[9]。ほかに、ノルド人のアメリカ大陸探検の様子を描く『赤毛のエイリークのサガ』などがある[10]。共和国時代末期の内乱状態を描いたサガの集成『ストゥルルンガ・サガ』は、単体で「同時代のサガ」(Samtíðarsögur)という独自のジャンルに分類されることもある[11]
古代のサガ(Fornaldarsögur)
伝説のサガとも。アイスランド植民以前のノルド人の伝承や古来より伝わるゲルマン民族の伝説を扱うサガである。古代のサガが書かれたのはアイスランド人のサガよりも後の時代で、空想的な内容を多く含む点に特徴がある。ニーベルンゲン伝説を題材とする『ヴォルスンガ・サガ』、デンマークの首長ラグナルとその息子達を扱った『皮ズボンのラグナルのサガ(ラグナル・ロズブロークのサガ)』などがある。

代表的なサガ

王のサガ

司教のサガ

  • 『キリスト教のサガ』 (Kristni saga)
  • 『聖ソルラークのサガ』 (Þorláks sögur helga)
  • 『司教パールのサガ』 (Páls saga byskups)

アイスランド人のサガ

古代のサガ

その他

日本語訳

  • 菅原邦城訳『ゲルマン北欧の英雄伝説―ヴォルスンガ・サガ』東海大学出版会、1979年。
  • 松谷健二訳『エッダ グレティルのサガ 中世文学集3』ちくま文庫、1986年。
  • 大塚光子訳『スールの子ギースリのサガ』麻生出版、2011年。ISBN 978-4-905383-01-7
    • 初版は三省堂より『スールの子ギースリの物語』として1987年に発行。
  • 日本アイスランド学会編訳『サガ選集』東海大学出版会、1991年。
    • 「アイスランド人の書」、「めんどりのソーリルのサガ」、「蛇舌のグンラウグのサガ」、「グリーンランド人のサガ」、「棒打たれのソルステインの話」、「ヴェストフィヨルド人アウズンの話」、「ハーコン善王のサガ」、「勇士殺しのアースムンドのサガ」、「司教パールのサガ」を収録。巻末に用語集付き。
  • 菅原邦城他訳『アイスランドのサガ 中篇集』東海大学出版会、2001年。
    • 「フレイル神ゴジ・フラヴンケルのサガ」、「ヴァープナフィヨルドのサガ」、「ドロプラウグの息子たちのサガ」、「バンダマンナ・サガ―欺かれた首領たちの物語」、「赤毛のエイリークルのサガ」を収録。
  • 森信嘉訳『スカルド詩人のサガ』東海大学出版会、2005年9月5日、初版第1刷。ISBN 978-4486016960
    • 「コルマクのサガ」、「ハルフレズのサガ」を収録
  • 渡辺洋美訳『ギスリのサガ(1000点世界文学大系 北欧篇2)』北欧文化通信社、2008年。
  • 谷口幸男訳『ヘイムスクリングラ 北欧王朝史(1000点世界文学大系 北欧篇3)全4巻』北欧文化通信社、2008年~2011年。
  • 林邦彦訳『北欧のアーサー王物語―イーヴェンのサガ/エレクスのサガ』麻生出版、2013年。
  • マッツ・G・ラーション『悲劇のヴァイキング遠征―東方探検家イングヴァールの足跡 1036‐1041』新宿書房、2004年。
    • 『東方探検家イングヴァールのサガ』の抄訳を収録

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ サガ【Saga】の意味 - 国語辞書 - goo辞書、2013年1月15日参照。
  2. ^ 『エッダとサガ』p91
  3. ^ 『サガ選集』p278
  4. ^ 日本語訳では、『アイスランドの書』は上下二段組で20ページ(『サガ選集』)、一方『ニャールのサガ』は上下二段組で245ページある(『アイスランド・サガ』)
  5. ^ 『サガ選集』p137
  6. ^ 『サガ選集』p278
  7. ^ 平凡社大百科事典など
  8. ^ Encyclopedia Americana
  9. ^ 『エッダとサガ』p97など。なお、アメリカの百科事典The Encyclopedia Americanaではこれらから『グレティルのサガ』を除いた4作をFour Masterpiecesとしている。
  10. ^ 『赤毛のエイリークのサガ』は王のサガに分類されることもある。(『エッダとサガ』p136)
  11. ^ 『角川世界史辞典』

参考文献

  • The Encyclopedia Americana, international edition, 1988
  • 『平凡社大百科事典』改訂新版、平凡社、2007年
  • 『角川世界史辞典』角川書店、2001年
  • 谷口幸男『エッダとサガ 北欧古典への案内』新潮社、1976年
  • 谷口幸男『アイスランド・サガ』新潮社、1979年
  • 日本アイスランド学会編訳『サガ選集』東海大学出版会、1991年

関連文献

  • 谷口幸男『エッダとサガ-北欧古典への案内』新潮選書、1976-03-15、初版。ISBN 978-4106001826
    • 28篇のサガの概説が記載されている。
  • 山室静『北欧文学の世界』弘文堂、1959-01-15、初版。ISBN 978-4486007937
    • 二十数篇のサガの概説が記載されており、また附録として「めんどりのトーレ記(めんどりのソーリルのサガ)」、「氷島改宗記(キリスト教のサガ)」、「西氷島のオードウンの話(ヴェストフィヨルド人アウズンの話)」の3篇が収録されている。
  • J. L. バイヨック『アイスランド・サガ 血讐の記号論』柴田忠作訳、東海大学出版会、1997年6月20日、初版第1刷。ISBN 978-4486014089
  • ペーテル・ハルベリ『北欧の文学 古代・中世編』岡崎晋訳、鷹書房、1990年9月30日、初版。ISBN 978-4803403732
  • 熊野聰『サガから歴史へ―社会形成とその物語』東海大学出版会、1994年、初版。
  • 熊野聰『続・サガから歴史へ』麻生出版、2011年、初版。ISBN 978-4-905383-02-4

関連項目

外部リンク


サガシリーズ

(サガ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 09:25 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
サガシリーズ
ジャンル コンピュータRPG
開発元 スクウェア・エニックス(旧スクウェア
発売元 スクウェア・エニックス(旧スクウェア)
主な製作者 河津秋敏
小林智美
伊藤賢治
1作目 魔界塔士Sa・Ga
1989年12月15日
最新作 サガ スカーレット グレイス
2016年12月15日)
公式サイト SaGa Project Portal Site
テンプレートを表示

サガシリーズSaGa series)はスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたコンピュータRPGシリーズの総称。

概説

同社から発売されたファイナルファンタジーシリーズに対して「短くシンプルな名前」のタイトルを模索した[1]上で、「サ・ガ (Sa·Ga)」がシリーズ名となった。PlayStation以降の作品(およびリメイク)は中黒を除いた「サガ (SaGa)」と表記する。

「サ・ガ」のタイトルについて、シリーズ25周年記念時の河津秋敏のインタビューによると、ファイナルファンタジーに対し短いタイトルで、"ズガガガ"や"ドバババ"という音のような勢いのあるもの、という意図があるが、「なんで『サ・ガ』になったのかは、よくわからないです」としており、明確な意味が存在するかは不明。タイトルに中黒を入れていたのは叙事詩のサガではないためで、「性(サガ)」というゲーム中のセリフについても後付けであると明言している[2]。一方、『魔界塔士Sa・Ga』開発チームは、「サ・ガ」のネーミングの由来は「語感とかロゴにしたときの見た目とか」と語っている。[3]

本シリーズは、1989年12月13日ゲームボーイ初のRPGとして発売された『魔界塔士Sa・Ga』に端を発する。ゲームボーイ版『時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』を除き、河津秋敏チームによる制作(GB版『Sa・Ga3』のみスクウェア大阪支部・藤岡千尋のチーム)。

2016年12月現在、シリーズは12作(リメイクである『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』を含めると15作)を数える。機種が変わるごとにタイトルを変更し、その都度タイトルでは連番を数え直す特徴がある。全世界累計出荷本数は990万本[4]

ただし、「ゲームボーイ版(以下GB版)『Sa・Ga』シリーズ」と「スーパーファミコン版(以下SFC版)『ロマンシング サ・ガ』シリーズ以降」とでは全くの別シリーズという見方は多い。これは、同じサガシリーズの名前を冠しながらも、両者に世界観やゲームシステムの共通性があまり見られなかったことと、発売当初の広報にて、全くの別作品と謳っていたためである。

『魔界塔士 Sa・Ga』はスクウェア初のミリオンヒットを記録し、同ハード初期のキラーソフトの一つとなった。ゲームボーイ初のRPGとして携帯ゲーム用RPGの新境地を開いた。スーパーファミコン時代には、同社の看板ゲームであるファイナルファンタジーシリーズ(以下、FFシリーズ)と肩を並べる人気シリーズとなった。

同じスクウェア作品ではあるがスタッフが異なるため、FFシリーズとはゲームシステムはかなり異なる。もっとも特徴的なことは、FFシリーズを始めとする多くのRPGで採用されている「レベル+経験値による成長」が存在しないことであり、ゲームボーイ版『時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』を除いたすべての作品でこのシステムを踏襲している(FFシリーズでも河津秋敏が深く関わった『FF2』はレベル制を採用しておらず、熟練度を採用している)。近年のFFシリーズおよびドラゴンクエストシリーズとは比較にならないくらい高い難易度になっている作品もある。

FFシリーズやDQシリーズが一本のストーリーを主軸にゲームが展開されるのに対し、サガシリーズはバラエティに富む多数の世界を行き来することが多く、ストーリー性よりも全体的な世界観やゲームシステムを重視した作りになっている(ゲームの大部分でプレーヤーがストーリーを眺める内容である『サガ フロンティア2』など例外もある)。GB版3作品では、塔・秘宝・時空といった主題で複数の世界が結びついている。またロマンシングサガシリーズは自由度が向上し、世界各地に散らばるストーリーを自分の好きな順番でを進めることができ、その進度に応じてさまざまなシナリオ分岐が生じる。シリーズ間のストーリーの繋がりはなく、GB版の作品同士で世界観のつながりを匂わせる描写がごく少数見られる程度である。

GB時代のイメージイラストは藤岡勝利が担当していた。ハードをSFCへと移した『ロマンシング サ・ガ』からはイラストレーター小林智美が起用され、キャラクターデザインなどを担当した。アニメ調に近い藤岡から、繊細な小林への交代は、ユーザーの持つサガシリーズへのイメージを大きく変えることとなった。『アンリミテッド:サガ』は社内の直良有祐がデザイン、小林はイメージイラストとしての参加となった(『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』は直良をアートディレクター、鈴木康士をキャラクターデザイナーとしているが、チームによるデザインと説明されている)。ワンダースワンカラーの『魔界塔士 Sa・Ga』リメイク版は藤岡勝利でなく社内の板鼻利幸が、ニンテンドーDSの『サガ2秘宝伝説』は同じく社内の小林元がデザインを担当している。一方で、『エンペラーズ サガ』では小林智美を始め、複数のイラストレーターが起用されている。カードゲームである性質上、同一人物でも複数のイラストレーターによって描かれ、別のカードとして扱われているものがある。

シリーズ作品一覧

発売の年表
1989魔界塔士 Sa・Ga
1990Sa・Ga2 秘宝伝説
1991時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]
1992ロマンシング サ・ガ
1993ロマンシング サ・ガ2
1994
1995ロマンシング サ・ガ3
1996
1997サガ フロンティア
1998
1999サガ フロンティア2
2000
2001
2002アンリミテッド:サガ
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012エンペラーズ サガ
2013
2014
2015インペリアル サガ
2016サガ スカーレット グレイス
2017
2018ロマンシング サガ リ・ユニバース

リメイク作品

ここでは、タイトルが変更されシステムなどに大幅なアレンジが加えられたものを挙げる。

戦闘面における特徴

ほぼ全作品に共通

主人公および味方キャラクターについては、キャラクターの総合的な強さを示す「レベル」という概念がない(ただし『時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』は例外)。このため、レベルアップに伴い各種パラメータが一斉に上がることはない。

モンスター種族の存在する作品では、変身後の強さを決めるためにモンスター用のレベルが設定されており、高いレベルほど強い傾向にある。また、作品によっては熟練度などの特殊な成長要素をレベルと称する場合もある。しかしいずれも、一般の「経験値を積むことでキャラクターの総合的な強さが上昇する」レベルとは関係が無い。

キャラクターの成長方法は作品によって異なるが、多くは「戦闘終了時にときどき個々のパラメータが上がる」作品が多い。これは使った力が上がるので結局は部分レベルアップという見方も可能だが、『ロマンシング サ・ガ2』以外は「一定の経験値を積めば必ずレベルが上がるわけではない」ため、成長はある程度偶然に左右される。また、敵については、味方の成長・能力取得などの確率を判定するためにレベルが設定されており、レベルの高い敵と戦えば成長しやすい。ただし敵は全体的に強めに設定されており、一撃死もよくある。戦うごとにセーブ・死んだらリセットというプレイスタイルが必要になることもある。

また、特定作品では、戦闘自体では成長しないキャラクターもいる。

  • 『魔界塔士 Sa・Ga』などに登場するモンスター種族は、より強い敵の肉を食べて(『サガ フロンティア』では倒した敵の技を取り込んで)強いモンスターへ変身する。
  • 『魔界塔士 Sa・Ga』の人間などは成長用アイテムを購入して使用することで成長する。
  • 『Sa・Ga2 秘宝伝説』などのメカはより強い武器・防具などを装備する(『サガ フロンティア』ではそれに加えプログラムをインストールして対応する技を習得する)ことで強化する。
  • 『アンリミテッド:サガ』は全キャラクターがシナリオ達成時にもらえるスキルパネルをセットすることで強化する。

コマンド体系上単に「たたかう」という概念はなく(あるとすれば直接攻撃の意味ではなく戦闘の意志を示すコマンドであり)、武器・魔法・技・術がほぼ同列に扱われており、それらを直接選択する形になる。作品によってはいわゆるMPの概念もない。攻撃名の中には「やきつくす」「押しつぶし」のような、もはや特定の技名とは呼べないような攻撃方法が混ざっている作品もある。

多くの敵には弱点となる攻撃が設定されており、ボスは明確な弱点こそほとんど無いが、他の作品では効かないように設定されている即死攻撃が効いたり、能力低下や状態異常の魔法や能力が効くように設定されることが多い。そのため、力押しでクリアするのはかなりの時間が掛かるが、敵の弱点を把握すると難易度が大きく下がる。

『ロマンシング サ・ガ』 以降に共通

『ロマンシング サ・ガ』以降(GB版のリメイク含む)では、モンスターがフィールド上を移動する姿が見えていて、それに主人公が接触すると戦闘に突入する所謂シンボルエンカウント方式を取っている(『アンリミテッド:サガ』のみ接触時以外の視認が原則不可能)。前作までも一部のダンジョンなどでシンボルエンカウントは一部に存在したが、通常はFFシリーズやドラゴンクエストシリーズなどと同様、フィールドを移動中にいつ敵に遭遇するか分からないランダムエンカウント方式を取っていた。

より大きな特徴が、戦闘回数と連動する敵の強さのシステムの導入である(『サガ フロンティア2』を除く)。地域に関係なく、敵の強さの基準を戦闘回数で決定する(次項フリーシナリオ参照)ため、序盤で行動範囲を広げても強敵に遭遇し続けることはない。ただしその反面、格下の相手と戦い安全に鍛える手法がほとんど通用しない。特に『ロマンシング サ・ガ1』『同2』では、逃げても戦闘回数に数えられるため、逃走を繰り返した挙句に初期状態のまま強力な敵が出現し、戦闘に勝利すること自体が困難あるいは不可能となり、ストーリーをある程度進めた段階でクリアが非常に困難になる「詰み」の状態になる可能性もある。それ以外の作品でも、逃げること自体にリスクが存在する。

  • 敵シンボルが消えず逃走直後に再び戦闘になる(『ロマンシング サ・ガ1』『同2』『同3』)。
  • 戦況に応じた交渉が必要でチャンスが限られている(『サガ フロンティア2』)。
  • 敵シンボルは消えるがパーティー人数に応じて誰かのLP(生命力)が減る(『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』)。
  • 敵シンボルが消えない上に所持金を落とすことがある(『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』)
  • 逃げること自体不可能(『サガ フロンティア』『アンリミテッド:サガ』)。

すなわち、戦闘を避ける手段は主に敵シンボルを避けることになる。作品によっては敵の追跡が厳しいため注意を要する。

また、武器ごとに使用できる「技」や、GB・DS版サガおよび多くのRPGでの魔法にあたる「術」も欠かせない要素である。GB版の頃から武器や能力を直接選択して攻撃するスタイルはそのままだが、武器の種別や術の属性ごとに、系統立てて強い攻撃手段が段階ごとに用意され、それらを選択することでさらに強力な攻撃などを行えるようになった。武器の中には「体術(本来は柔術の異称だが、本シリーズでは素手での格闘技全般を指す)」も含まれる。使い込むことで、技や術を使うためのポイントの上限が上がり、長期戦や強い攻撃をより多く使用できる。

  • 『ロマンシング サ・ガ』『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』では、技に関しては武器を使い込むと、熟練度が増すにつれ威力が高まるほか、それぞれの武器に秘められた技が順に解禁されていく(『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』では魔法もこの方法でレパートリーを増やす)。武器ごとに技が異なるため、強力な武器を装備しても技の性能がそれに比例するとは限らない。術に関しては店で購入して覚える形となり、属性ごとに専用の店で代金を支払えば使えるようになる。
  • 『ロマンシング サ・ガ2』以降は、技に関しては武器を使っていると新しい技を突然覚える「閃き」システムを導入した。これにより、武器の熟練度を上げるのではなく、より強力な敵と戦うことで強力な技を閃きやすくなるため、強敵と戦う動機に「技を覚えることでの自己強化」が加わった。また、技は「武器の種別ごとに共通で使える」ため、一度覚えてしまえば上位互換の武器でもそのまま使える。ただし、特定の装備品でしか使用できない「固有技」も存在する。術に関しては前作との大きな変更点はないが、複数の属性系統を掛け合わせ、より強い威力を発揮させる「合成術」が登場している。
    • それに加え、敵からの攻撃を避けられる「見切り」というシステムが登場。敵の攻撃を受けた際に閃いて覚えることが可能。マヒや眠り状態など「身動きが取れない状況」以外なら必ず避けられるため、厄介な敵への強力な対処法になる。
    • ただし、技・術・見切りともに、一度に装備できる数が限定されているため、多くの攻撃手段を身に着けていても、一度の戦闘中にそれら全てを使えるわけではない。戦う相手によってどの攻撃手段を選ぶか、吟味する必要性も出てきた。閃いた瞬間にキャラクターの頭上に電球が光る演出は、以降の作品でおなじみとなり、戦闘システムは主に小泉今日治が担当している。
    • 戦闘後にはHPが全回復するため、1戦ごとに全力で戦えるが、その分敵は全般的にかなり強化されている。また、HP(耐久力)以外にもLP(生命力)という概念が新たに登場したことも大きな特徴。これは『魔界塔士Sa・Ga』における「ハート(蘇生可能回数)」が元となっており、HPが0になる(戦闘不能)か、戦闘不能中に敵の攻撃を受けると減り、LPが0になると復活できなくなる(あるいはパーティーから離れる)ようになっている。特に初出の『ロマンシング サ・ガ2』ではLP回復手段が限られていたことも、戦闘の難易度上昇に拍車をかけた。
  • 『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』では、連携(後述)を行うことによって、装備品などに隠された技が発動する。そのため、強力な技を使いたい場合、装備品などが持つ基本的な性能よりも、連携によって発動する技の性能が重要となる。

他にも、味方の能力を上げたり敵の能力を下げるなどを行う「補助系」の効果が全般的に高く、状態異常の種類も増えている。例えば、無差別に攻撃する「混乱」に加えて意図的な同士討ちをする「魅了」が登場したり、戦闘中に行動できない「眠り」に加えて睡眠現象自体にデメリットがある「悪夢」が登場するなど、多彩な攻撃が可能となったため、戦術の幅が広がっており、同時に高い戦略性が求められる。

戦闘に関連して、資金稼ぎが難しくなったことも特徴である。通常、敵を倒すと資金を入手できるが、(普通に魔物が金などを持っていては不自然であるとの考え方から)『ロマンシング サ・ガ』以降では入手額が少なくなり、全く金を持っていないモンスターも増えた。代わって、イベントクリアの報酬や、敵が時折落とすアイテムの換金、宝箱などの探索が大きな収入源となっている(あるいは宝箱などで入手できる武具が主力となる作品もある)。フリーシナリオの特性上、先の町に進めば強力なアイテムが売られているとは限らないため、計画的に使わないとあっという間に資金が尽きてしまう。

『サガ フロンティア』 以降にほぼ共通

大きな特徴は「連携」システムの導入である。これは、対戦型格闘ゲームの連続技をRPGで再現しようとしたもので、複数のメンバーが同じ敵に攻撃すると、それらの攻撃が一度に行われ、2人目以降の攻撃の威力が上がる(『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』では1人目の攻撃も強力になる)。もしも敵の攻撃が挟まると、そこで連携は打ち切られるため、敵味方の行動順序をうまく組み立てる必要がある。成功すれば大打撃を与えられる上、通常はその敵には通用しない技・術が効く場合もあるため、活用次第でかなりの強敵にも勝つことができる。作品によっては1人で連携の効果がある攻撃もある。

ただし、敵も連携してくるため、逆に味方が多大なダメージを受けてしまうことも多い。多くの作品では、「同じ相手に攻撃」という条件がゆえ、人数が少ないと相手の連携のターゲットになりやすい。また連携を成功させるには、互いに連携できる攻撃の組み合わせを選択しなければならず、この時は攻撃名がそれぞれ省略されて繋げられるため、珍奇な名称になる組み合わせもある。

  • 『サガ フロンティア2』『アンリミテッド:サガ』では、味方を補助したり回復する行動も連携が可能。
  • 『アンリミテッド:サガ』では、全ての行動が連携可能であり、敵に割り込まれてもそのまま連携できるが、敵に割り込まれたまま連携が成立すると、味方の攻撃に乗じて敵の攻撃がさらに強力になるため、大きな被害をうけるリスクの方が大きい。
  • 『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』では、他の作品とは連携のシステムが根本的に異なっている。
    • 攻撃をした際に、連携が可能な場合はその場で発動の可否を選択できる。
    • 連携を発動させると、次のメンバーの攻撃は、強力なバージョンの「連携技」に変化する。威力上昇は他の作品同様のため、飛躍的な効力上昇が望める。
    • ほぼ全ての攻撃が連携可能だが、連携確率は攻撃の種類次第である。
    • 連携は味方の特権で、発動すると次のメンバーは敵の行動に割り込まれることなく、即座に前のメンバーに続いて攻撃する。

サガ スカーレット グレイス』には連携システムが登場しておらず、「連撃」という新しいシステムが導入されている。ただし、従来の連携とは「(原則的に)味方同士で協力して敵を攻撃する」という共通点がある。

また、技・術のシステムにも変更点が若干存在する。

  • 技・術をセットする欄は、ロマンシングサガシリーズでは技と術で別箇だったが、このシリーズでは同じ欄に混ぜてセットすることになる。欄数自体は変わらないため、一度にセットできる数はおよそ半分に減少しており、これまでよりもさらに吟味の必要性が高まった。特に『サガ フロンティア』のメカ種族は、欄数に厳しい制限がある。
  • 『ロマンシングサガ2』・『3』では、一度覚えた技・術を欄から外す「封印」に関して、技の方が優遇されていた(術は封印自由度が低かったり再修得に料金が必要だった)が、このシリーズでは平等の扱いを受け、一度封印したものは技・術ともに自由に再セットできる。ただし『サガ フロンティア』のモンスター種族は自由に再セットできない。
  • 装備品ごとに設定された「固有技」は閃いて覚える必要が無く、最初から使えるようになっている。ただし『サガ フロンティア』の場合、「特定の装備品+技などをセットする」という条件が揃わなければ使用できない隠された固有技が多数存在する。
  • 『サガ フロンティア』では種族ごとに成長方法が異なるため、一度覚えた技・術を他のメンバーに流用することができない。

ステータス異常

3作品(リメイク作品含む)以上に登場する、主なステータス異常は以下のとおり。2作品以下のものでも、主だったものに類似していれば補足として表記する。

能力値変化
パラメータが変動する。作品によって、永続の場合もあれば、毎ターン効果が薄れたり、一定ターンごとに解除されたりする。
スタン
そのターンだけ行動不能になる。作品によっては、防御態勢まで崩されたり、行動済の相手を次のターンに行動不能にさせることもある。移動して攻撃する行動のみ対象のスネア、術のみ対象のショックもある。
時間停止
そのターンだけ行動不能になる。行動が出来なくなるだけで、それ以外の効果はなく、効力が次のターンに持ち越される作品もない。
狂戦士
作品によってはバーサーカー。特定のジャンルの行動ができなくなる。作品によって技や術全般が対象だったり、術のみ対象だったりする(攻撃力が高まる作品もある)。魔法が対象になる沈黙もある。
暗闇
作品によっては盲目。武器の攻撃の命中率が下がる。作品によっては、命中率ではなく攻撃力が下がることもある。自然には回復しないことが多い。
眠り
眠りこけて行動不能になる。作品によっては、ダメージを受けた時点で強制解除される。
悪夢
「眠り」に加え、起きると「混乱」状態になっている。作品によっては、起きたときに「狂戦士」「誘惑」になるケースもある。
マヒ
硬直して行動不能になる。「眠り」よりも長いターン有効である場合が多く、ダメージを受けても強制解除されない。昏倒する気絶もある。
混乱
錯乱して正しい行動ができなくなる。作品によって、ランダムに動くこともあれば、敵味方問わず攻撃したり、攻撃範囲がより広くなるなど、効果は大きく異なる。コマンド入力はできるが実際はランダムに利敵行動を取らされる憑依などもある。
ターゲット強制変更
そのターンだけ行動の矛先が本来とは別のキャラクターへと強制的に変えられる。同士討ちさせる目的で対象の仲間へと矛先を変えるタイプや、使い手の仲間を守るために自身へ矛先を変えるタイプがある。
誘惑
作品によっては魅了。敵に寝返り、コマンド入力を受け付けず、利敵行動を取る。倒された状態の者のみ対象のアニメートなどもある。このシリーズは、味方はHPが低く攻撃力が高い傾向にあるため、石化などの全滅に直結するステータス異常よりもある意味では全滅につながりやすい。
毎ターンHPが減る。怪我でHPが減る炸裂もある。
再生
作品によっては自動回復。毎ターンHPが再生する。
呪い
パラメータが強制的に下げられる。作品によって、防御性能のみ下がったり、毎ターン全てのパラメータが下がり続けたりする。
バリア
特定の属性を遮断する障壁に守られ、ダメージを防いだり無効化したりする。作品によっては永続する。
凍結
多くのステータス異常は一定ターンで自然治癒するが、その(治癒までの)ターン経過を停止させる。作品によっては、この状態自体の経過時間が凍結=効果が永続する。
石化
体が石になって行動不能になる。全員がかかると全滅だが、作品によっては硬質化した体が持つ鉄壁の防御力で敵の攻撃を弾くこともある。
戦闘不能
HPが0になった状態で、全員がかかると全滅。作品によってはこの状態を治療するための蘇生手段がないと復帰できない。作品によっては「気絶」「死亡」と表記される。
死亡
作品によって、HP(耐久力)が0になった「戦闘不能」状態と、LP(生命力)が0になった「復帰不能」状態に分かれている。

その他

  • 武器に使用回数制限(耐久度)が設けられた作品が多い。
    • 『魔界塔士 Sa・Ga』『Sa・Ga2 秘宝伝説』『サガ フロンティア2』では、ほとんどの武器に設定されており、0になると壊れてしまう。したがって武器は消耗品となり、常に補充することを念頭に置いたシステムになっている。一部の防具も、戦闘中に使用できるものは同様である。
    • 『時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』では、使用回数制限のシステムが基本的に撤廃されたが、一部の武器は1回しか使用できない。
    • 『サガ フロンティア2』からは、修理による使用回数回復が可能。
    • 『アンリミテッド:サガ』『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』では、使用回数が0になっても、修理するまで使えなくなるだけで、壊れることはなくなった。
      • 『魔界塔士 Sa・Ga』『Sa・Ga2 秘宝伝説』『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』の場合、自分自身で覚えた(あるいはモンスター種族が持っている)能力なら、宿屋に泊まるなどで無料にて回復するし、壊れることもないが、全体的に使用回数自体は少なめである。
      • 『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』では、技に対応した「スキル」レベルを上げたり、「クラス」に就くと、耐久度が減りにくくなる。逆に、耐久度を犠牲に威力を高めるなどの改造も可能である。
  • 『アンリミテッド:サガ』では、HPの概念が大きく異なる。HPは「敵の攻撃を受けた時にLPを守れる力」となったため、HP0になっても戦闘は続行可能である。ただし戦闘不能にならなくてもLPが減るケースが非常に多く、特にHPの残りが少ないとLPを削られる確率は非常に高い。LPの回復方法自体は現在進行中のシナリオを終わらせる以外にほとんど無く、LP自体の最大値はまったく成長しないため、HPや防御力を高めて如何にLPを守るかが最重要となる。
  • 体術には、シリーズで異同はあれど、プロレス技が必ずと言っていいほど採用される。

これらの特徴は『ラスト レムナント』に一部は形を変えて受け継がれている。

フリーシナリオ

通常のRPGでは、特定の状況を揃えることでイベントが発生する(「フラグが立つ」)。そのため、プレイヤーが条件を揃えない限り、いつまでも事態が進行しない場面がよく見られる。

『ロマンシング サ・ガ(リメイク作含む)』『ロマンシング サ・ガ2』ではこれに加え、時間軸の概念を取り入れることで、主人公の行動に関係なく、勝手に事件が発生・進行する(特定のイベントをクリアすると発生する連鎖イベントもある)。HPや戦闘回数(後のシリーズでは主に勝利回数)に従ってイベントが発生・進行することで、擬似的に時間の経過を表現しているため、クリアしたいイベントは迅速に戦闘を少なくしながら遂行する必要がある。特定の主人公しか体験できなかったり同じ時期に複数進行するものも存在し、複数回のプレイを前提としたバランスと言える。

ただし、多くはクリアしなくてもゲーム進行は可能で、イベントをわざと避けたり、悪行を働いたり、受けを狙った選択肢を選ぶこともできる。不利な結果になることもあるが、作品によっては悪事を働いた方が有利になることすらある。どのような途を採るかが、プレイヤーの手に委ねられている。

このシステムが導入されている作品では、基本的に戦闘回数を増やせば敵が強化されるため、どの地域でも実力相応の敵と戦えるようになっており、初めて訪れる地域でも敵の強さを過剰に警戒する必要は少なく[6]、これが自由に行動できるフリーシナリオシステムを支えている。

移動面における特徴

GB版では、他のコンピュータRPGと大差ない。基本は徒歩だが、場所によってグライダーバイクなどの乗り物が登場する。海賊の多い地方では、船の代わりに浮島(海を移動できる島)を探して乗るなど、特殊な乗り物も存在する。また、『時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』では、戦闘機「ステスロス」がストーリーに大きく関わっている。

『ロマンシング サ・ガ』以降では、基本的には街やダンジョンの間を行き来するのにフィールドを歩かない(フィールドを通過しないと行けない場所もある)。街などから出ると、その地域の街などの場所を示した地図(ワールドマップ)が表示され、行きたい街などを選択すると瞬時に移動できる。道に迷ったり雑魚との戦闘にわずらわされることがない。ただし、最初から全ての街やダンジョンへ行ける訳ではなく、話を聞いたり、イベントを進めると行き先が増える。街やダンジョンの中は、一般的なRPGと同様にキャラクターを操作して移動する。

『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』では、街やダンジョン間の行き来で歩く地図は簡略化されているが、各地域間を決められたルートで移動するため、ルートが開拓されていないと行くことができない。そのために専用のフィールドが用意され、ここでは敵とのエンカウントがこれまでのシリーズ同様に存在する。フィールドで通過した出口に応じたルートが開拓されていく。

世界観

初期のサガシリーズは純ファンタジー的な世界や都市の聳え立つSF的な世界から純和風の世界、世界の大部分が海や砂漠で満たされた世界といった様々な世界がパラレルワールドとして同時に存在している世界観が大きな特徴である。一つの世界での問題を解決し、次の世界へと移っていく形で物語が進んでいく。モンスターが人間と同じくして生活を営んでいるのも特徴の一つ。

戦闘においては、などの白兵戦用武器と、魔法が基本の攻撃手段ではあるが、近未来的な機械火器兵器がしばしば登場する。GB版の全シリーズ(リメイク作含む)にかくばくだんが登場し、『魔界塔士 Sa・Ga』では後々まで語りぐさとなっている威力を持つチェーンソー、『Sa・Ga2 秘宝伝説』では戦車レオパルト2が登場するといった具合である。モンスターとして登場するモビルスーツ、武器として登場するはどうほう、防具として登場するアライのメットといったパロディなども目立つ。ゲームボーイ第1作目は、FFシリーズの外伝として企画されたため(『ファミ通』開発者インタビュー談)、アイテム名等に当時のFFシリーズの影響が見られ、ゲームボーイ版全般の傾向となった。

『ロマンシング サ・ガ』シリーズ・『サガ フロンティア2』では架空の世界の中世的な時代を舞台とした典型的なファンタジーの世界観となっており、SF的な要素は存在しない。アイテムや魔法の名称もFFシリーズから脱却した独自のものとなっている(GB版のリメイク作品ではFFシリーズ系統と独自の系統を併せ持つ)。『ロマンシング サ・ガ』と題された一連の作品では吟遊詩人というキャラクターが登場する(物語での役割はそれぞれ異なる)。『サガ フロンティア』では「リージョン」という形で初期のサガシリーズに似た世界観を回帰させた。

また、初期の作品を中心に神々の存在が物語の鍵となっており、神と人間(主人公達)が対峙するシーンも多く見られる。

音楽

GB版サガシリーズは、当初は植松伸夫作曲であった。『Sa・Ga2 秘宝伝説』から伊藤賢治も作曲に加わった。『時空の覇者 Sa・Ga3 [完結編]』のみ、笹井隆司が主な作曲を担当、藤岡千尋も作曲している。

『ロマンシング サ・ガ』シリーズ・『サガ フロンティア』では、ほぼ全てが伊藤の作曲となった。ただし「涙を拭いて」(『ロマンシング サ・ガ1-2』に登場)と「伝説は始まる」(『ロマンシング サ・ガ2』に登場)の2曲は植松伸夫作曲で、『魔界塔士 Sa・Ga』『Sa・Ga2 秘宝伝説』からの再登場である。

『サガ フロンティア2』と『アンリミテッド・サガ』では浜渦正志作曲。

初代ロマサガをもとにした『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』では、再び伊藤が復帰。なお、ミンサガでは「メヌエット」の作曲は山崎将義(山崎まさよし)。この他、植松の「涙を拭いて」が再々登場し、さらに一部の曲で関戸剛が作・編曲に加わっている(関戸作曲・伊藤編曲、伊藤作曲・関戸編曲のいずれかで、関戸単独の曲はない)。

ニンテンドーDSでのリメイク作品に関しては、『サガ2 秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』では伊藤が作曲・編曲を担当。『サガ3時空の覇者 Shadow or Light』では伊藤および笹井が作曲・編曲を行なった。

主なスタッフ

佐賀県とのコラボレーション企画

ロマンシング佐賀
シリーズ開始から25周年となった2014年に「ロマンシング佐賀」と題し、県名の読みが同じ「Sa・Ga」にちなんで、佐賀県と連携した企画を行った[7]。これは佐賀県地元の名産品と本シリーズを関連させた商品展開などを通して、より広い層へと本シリーズの知名度を広める目的で企画されたものであった[8]。また、プロサッカーチームのサガン鳥栖とも共同で「ロマンシングサガン」というイベントを開催[9]
ロマンシング佐賀2
前年に続き2015年3月21日より6月28日まで開催されていた。この時には春秋航空日本ボーイング737-800の1機の座席のヘッドレストカバーなどに『ロマンシング サ・ガ』のロゴタイプの入ったものとした。また、九州旅客鉄道(JR九州)でもキハ125形気動車の2両に対して『ロマンシング サ・ガ』の登場人物らが描かれたラッピング車両(外観は1両ごとに異なっている)を運転していた[10]
ロマンシング佐賀3
2016年7月、第3回目が佐賀市嬉野市有田町などで開催された[11]。『サガフロンティアシリーズ』の登場人物を印刷した「佐賀風呂」(足湯)も設置された。
ロマンシング佐賀2018
2018年10月 - 12月、第4回目が開催された。「佐賀」の七賢人と「ロマンシング サ・ガ2」の七英雄のコラボ企画が行われた。[12]

舞台

『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』

30-DELUX SQUARE ENIX Special Theater『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』のタイトルで、2017年4月 - 5月に上演[13]。『ロマンシング サ・ガ3』をベースにした内容となっている。

ストーリー

黒き星が太陽をむしばむ―死食― その年に生まれた命は、人も獣も魔物でさえも死に絶える。

三度目の死食に襲われてから十余年。 すでに世界は魔界の王侯―四魔貴族―の侵入を許し、動乱の時を迎えていた。

そして今、急世の使命を負う者たちがロアーヌの地に集結する。 ひとりは領主としての責務を果たすため、ひとりは愛する妹を守るため・・・。

だが彼らの前に立ち塞がるは最強の魔貴族、天空の支配者ビューネイであった。

キャスト

スタッフ

『SaGa THE STAGE ~七英雄の帰還~』

2018年9月 - 10月に上演。『ロマンシング サ・ガ2』をベースにした内容となっている。

ストーリー

今よりはるか昔― 巨大アリの魔獣タームとの終わりの見えぬ戦いが続いていた時代。

人類存亡の危機を救ったのは、 ワグナス率いる七人の勇者―「七英雄」であった。

だが人のために血を流し、人のために命を賭して戦った彼らに栄光は無かった。 タームの女王クイーンを倒した「七英雄」は、 その力を畏れた者によって異世界に追放されてしまう。

それから長き時の後―。

世が動乱と混迷に見舞われる時、再び現れ、 世界を救うという「七英雄」の伝説は現実となる。

しかしそこに在ったのは、異形の姿に変わり果てた、堕ちた英雄たちだった。

伝えられることのなかった「七英雄」の真実の物語と、 皇帝達の新たなる年代記が、今、幕を開ける―。

キャスト

スタッフ

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 『魔界塔士Sa・Ga必勝攻略本』(辰巳出版)p.73
  2. ^ 『週刊ファミ通』2015年1月15日増刊号付録『サガ』シリーズ25周年記念冊子および、新作『SAGA2015(仮称)』発表記念。河津秋敏氏が振り返る『サガ』シリーズ25年の思い出(電撃オンライン)
  3. ^ 『魔界塔士Sa・Ga必勝攻略本』(辰巳出版)p.73
  4. ^ 事業概要|株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス”. 株式会社スクウェア・エニックス (2011年6月9日). 2011年10月25日閲覧。
  5. ^ 4Gamer.net サガシリーズ最新作「エンペラーズ サガ」,GREEにおいて本日配信開始。シリーズ歴代の戦士達や七英雄などと協力し世界の平和を取り戻そうより
  6. ^ 出てくる敵が最初から決まっていたり、他の地域より強い敵が出るように設定されていたり、逆に一定以上の強さの敵は出現しないように設定されている場合もある。
  7. ^ アニメ「僕は友達が少ない」の劇中に出てくる同名のゲームとは無関係。
  8. ^ 「サガ」シリーズと佐賀県のコラボ,その名も「Romancing 佐賀」が明らかに。人気ゲームシリーズと伝統工芸がまさかの融合 - 4gamers.net 2014年2月19日閲覧。
  9. ^ 「ロマンシング佐賀2」と「サガン鳥栖」がコラボ決定! 6/20(土)「ロマンシングサガン」イベント実施(サガン鳥栖公式ホームページ)
  10. ^ 「ロマンシング佐賀」再び降臨! 春秋航空日本・JR九州・ARTNIAで実現 - マイナビニュース 2015年3月9日発信 2015年12月17日閲覧。
  11. ^ ついに「佐賀風呂」登場 ロマサガ×佐賀の3連携目「ロマンシング佐賀3」公式サイト公開
  12. ^ 「ロマンシング佐賀2018」実施決定! - SQUARE ENIX 2018年8月2日発信 2020年4月23日閲覧。
  13. ^ “30-DELUX×スクエニがRPG「サガ」シリーズ舞台化、清水順二&緒月遠麻ら出演”. ステージナタリー. (2016年12月1日). http://natalie.mu/stage/news/211499 2016年12月2日閲覧。 

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サガ」の関連用語

サガのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



サガのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2020 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
中経出版中経出版
Copyright (C) 2020 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
MovieWalkerMovieWalker
(C)MovieWalker
キネマ旬報 (c)キネマ旬報社
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサガ (改訂履歴)、サガシリーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2020 Weblio RSS