エーリヴァーガルとは? わかりやすく解説

エーリヴァーガル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/08/15 12:39 UTC 版)

エーリヴァーガル古ノルド語: Élivágar)は、北欧神話に登場する川のことである。名前は「嵐の海」の意味である[1]

『ヒュミルの歌』には、テュールの父で賢い巨人のヒュミルが、エーリヴァーガルの東の天の縁に住んでいると書かれている[2]

ギュルヴィたぶらかし』には、エーリヴァーガルを一緒に流れる泡に毒気が含まれており、フヴェルゲルミルから遠い場所まで流れてくると氷に変わった。氷が止まって流れなくなったとき、毒気でできたが上に立ちこめ、凍ってになった。霜がどんどん増え、奈落の口に届くほど重なっていると書かれている[3]

『ギュルヴィたぶらかし』と『ヴァフスルーズニルの言葉』には、この毒液から霜の巨人の一族が生まれた、そのため巨人は獰猛であると書かれている[4]

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』50頁。
  2. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』76頁。
  3. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』227頁。
  4. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』47、227頁。

関連項目

参考文献





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エーリヴァーガル」の関連用語

エーリヴァーガルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エーリヴァーガルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエーリヴァーガル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS