ナーストレンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/26 06:07 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ナーストレンド(古ノルド語: Nástrǫnd)は、北欧神話に出てくる死者の世界のことである。名前は「死者の岸」の意味である[1]。
『巫女の予言』と『ギュルヴィたぶらかし』には、ナーストレンドの上に、北向きの扉がついた館があることが書かれている。その天窓(古代の北欧の屋根についていた明かり取り兼煙出し用の窓)からは毒がしたたり、壁は蛇の背骨を編んで作られている[2]。 さらに『巫女の予言』には、ナーストレンドにある館でニーズヘッグが死者の血をすすること、狼が男たちの体を裂いてしまうことが書かれている[1]。
脚注
参考文献
- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
関連項目
|
固有名詞の分類
- ナーストレンドのページへのリンク