カーリ (北欧神話)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/04 08:54 UTC 版)
カーリ(古ノルド語: Kári)は、風の言い換え(ケニング)として、北欧神話のスールルのうちの1つで言及される、おそらくは巨人の名である。
解説
カーリは、ともに『フラート島本』に残されている『オークニー諸島人のサガ』(en)および『ノルウェーはいかに住まわれしか[1]』(en)にのみ現れる。
そこではカーリが、その父で巨人のフォルニョートの王国の後継者として登場する。
彼の兄弟は火の象徴であるロギ(Logi)、そして海の支配者であるフレール(Hlér)またはエーギル(Ægir) といわれている。
『如何に-』によれば、カーリの子孫はフィンランドとクヴェンランドの支配者となった。
さらに、カーリは、『オークニー諸島人のサガ』によってフロスティ(Frosti。「霜」の意)、あるいは『ノルウェーはいかに住まわれしか』よってヨークッル(Jökul。「つらら」「氷」「氷河」の意)と名前をつけられた息子の父となった。
孫はスネー(スナー、スナィルとも。Snær)とされている。
備考
アイスランド出身の歌手ビョーク(Björk)が、2001年に発表したアルバム『ヴェスパタイン』(Vespertine)の中の1曲に、『Frosti』というタイトルのものがある。
脚注
- ^ 『オージンのいる風景』252頁で確認した表記。
参考文献
- ヘルマン・パウルソン『オージンのいる風景 オージン教とエッダ』大塚光子、西田郁子、水野知昭、菅原邦城訳、東海大学出版会、1995年、ISBN 978-4-486-01318-1。
関連項目
「カーリ (北欧神話)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はオリンピックに出たことのあるカーリング選手だ。
- カーリーコーテッド・ウォータースパニエル
- スコットランドのカーリングのゲームをプレイする
- カーリットという爆薬
- カーリーボブという髪型
- カーリングという,氷上で行うスポーツ
- スケート,ホッケー,カーリングのために表面がなめらかな氷でおおわれた場所
- 日テレ・ベレーザは,日本女子サッカーリーグ(L・リーグ)の勝者,さいたまレイナスFCを破り,4年ぶりに全国選手権で優勝した。
- この状況を改善するため,全米各地のより多くの少年少女サッカーリーグが,「沈黙の土曜日」運動を始めている。
- 井原さんはカーリン・モータースポーツの一員となる予定だ。
- 女子サッカーリーグは先日,「なでしこリーグ」に改称され,5月21日に今年のシーズンを開幕する予定だ。
- ATF(米国アルコール・タバコ・火器取締局)の捜査官,ダグ・カーリン(デンゼル・ワシントン)は事件を捜査するために派遣される。
- 中村選手はヨーロッパの主要サッカーリーグで年間最優秀選手賞を受賞した初めての日本人選手となった。
- オランダのサッカーリーグで人気上昇中の日本人選手
- 2月12日,フェイエノールト・ロッテルダムの宮(みや)市(いち)亮(りょう)選手がオランダサッカーリーグのヘラクレス・アルメロ戦でプロ初ゴールを決めた。
- 日本代表チームの成功のおかげで,日本女子サッカーリーグ「なでしこリーグ」ではかつてないほど多くの観客を試合に集めている。
- 男子カーリングチームがソチ五輪をめざす
- 「ソチ五輪に行きたい。」と北海道の男子カーリングチーム,チーム常(とこ)呂(ろ)の敦(つる)賀(が)信(まこ)人(と)主将は語った。
- カーリングの女子日本代表チームは4大会連続で五輪に出場しているが,男子チームは1998年の長野五輪以降は五輪に出場していない。
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