ブローズグホーヴィ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/03/22 09:20 UTC 版)
ブローズグホーヴィ(古ノルド語:Blóðughófi。Blodughofiとも)は、スールルに名前が列挙される馬の1頭の名である。この馬は、北欧神話の豊穣神フレイのものとされている。
『スノッリのエッダ』第二部『詩語法』[1]において、詩に次の馬の名が挙げられていると紹介された中に、ブローズグホーヴィまたはブローズホーヴという名前で登場する。
- 『ソルグリームの歌』 - 「ブローズグホーヴィという馬がいて、強力なアトリジ(=フレイ)が乗る」
- 『カールヴの歌』- 「ベリの殺し手(=フレイ)はブローズホーヴを御す」
しかしこのブローズグホーヴィが、『古エッダ』の『スキールニルの旅』に登場する(※第一部『ギュルヴィたぶらかし』37章には登場しない)、フレイが召使いのスキールニルに与えた馬[2]と同一の馬なのかは明示されていない。
脚注
参考文献
- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
- 谷口幸男「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』第43巻No.特輯号3、1983年。
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ブローズグホーヴィ
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馬。「血にまみれた蹄」の意。ゲルズに求婚する為にスキールニルに与えた馬と同一の馬かははっきりしない。
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