ゲリとフレキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/10 18:00 UTC 版)
ゲリ (Geri/Gere) とフレキ (Freki/Freke) は、北欧神話に登場する神オーディンに付き添う一対の狼である。ゲリ、フレキの名はともに「貪欲なもの[1]」の意味と解釈される。
スノリ・ストゥルルソンが書いた『散文のエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第38章には、ヴァルハラにいる時、オーディンが自分の食物をこの狼たちに与えること、なぜならオーディンには食事の必要がないからで、彼はただワインだけで生きていることが簡潔に述べられている[2]。ゲリとフレキは、ヴァルハラで振舞われている牝豚セーフリームニルの肉を平らげているという[3]。この神話に関するスノッリの情報源は、『詩のエッダ』の『グリームニルの言葉』第19節[4]とされている。
ゲリとフレキは、ケニング(言い換え)では、狼全般の代名詞として使われることが多く、また、死体とも関係が深い。「ゲリのビール」と言えば「血」を、「フレキの小麦」といえば「死体」を指す[3]。
『ヒュンドラの歌』での「フレキ」
『詩のエッダ』の『ヒュンドラの歌』第18節においては、女巨人ヒュンドラによって列挙される人間の男性オッタルの祖先の中に、同名の「フレキ兄弟」の名がある[5]。
脚注
参考文献
- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
ゲリとフレキ
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オーディンに従う双子の狼。狼耳のフードを被った子供として描かれている。「貪欲なもの」の名の通り、食欲旺盛。
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