巨人 (伝説の生物)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/15 02:10 UTC 版)

巨人(きょじん、英 ジャイアント(giant)、ジャイガント(gigant))は、様々な神話や伝説、ファンタジーに登場する伝説の生物の一種で、長身・巨体の神や人間あるいは人型の生物、亜人間のことである。
英語のジャイアント・ジャイアンツは、ギリシア神話のギガス(ギガンテス)に由来する。また、ティーターン(タイタン)など、神である場合は巨神と書く事もある。
概要
媒体によってそれぞれである。知能が低く乱暴で、人を食べたりすることになっている場合が多いが、賢く友好的だったり、超古代の生き残りになっていることもある。多くの巨人は古い時代の神の信仰が残ったものともいわれている。北欧神話の巨人についても同様の仮説が19世紀末アクセル・オルリックによって提示されたが、ジョルジュ・デュメジルは「ゲルマニアにおいてもカフカスにおいてもまたヨーロッパのいかなる所であれ、『巨人崇拝』なるものはけっして存在しなかった」(『デュメジル・コレクション4』p. 150)としてこれを否定している。
アジアでも神婚譚の一種として、周王朝の先祖の后稷(こうしょく)の母姜嫄は野原で巨人の足跡を踏んで妊娠したというものがある[1]。
多くの人類学者やスミソニアンなどの博物館は巨人の存在を動物などの骨の見間違いであると積極的に否定しているが、科学者の中には巨人が実際に存在した と主張する者もいる。彼らはノアの方舟伝説が実在した洪水から来ているように、ゴリアテなどの神話も巨人から由来しているのではないかと考えている。 事実、巨人の骨と見られる2 - 3メートル近くの骨が見つかったという写真、新聞等の記録は残っているがその全ての骨は行方不明または消失しており、またその骨が巨人の骨であるという証拠も残されていない。 ただし骨が見つかった記録のあるパケット洞窟(アメリカ)の様に大きな人の歯のような骨が実際に見つかっている例はある。
巨人の例
- ギリシア神話
- 旧約聖書
- 北欧神話
- イギリスの伝説
- ツニート - イヌイット(エスキモー)の言い伝えで、心優しい巨人。
- 中国
- 日本の伝承
- モンゴルの神話
- マンザシリ - 原初の巨人。
- 台湾の伝説
- インドの伝説
- ネイティブ・アメリカンの伝承
- ナルムクツェ - クーテネイ族の伝承に登場する巨人。
脚注
- ^ 加地伸行 『孔子』 角川ソフィア文庫 2016年 ISBN 978-4-04-400045-5 p.38.
「巨人 (伝説の生物)」の例文・使い方・用例・文例
- 電子工学界の巨人たち
- 神話や伝説で名高い巨人
- 魔女は一つ目の巨人に姿を変えた。
- 彼は巨人症に冒されていたが、アスリートとして成功した。
- その塔は衆に抜きん出た巨人にたとえられた。
- 彼は文句無しの巨人だ。
- 大雨のために本日の阪神・巨人戦は中止になった。
- 昨日の阪神巨人戦を見たかい。
- 今年は巨人が優勝しないと思うよ。
- 巨人・中日戦のナイターの券が2枚あるんだけど見に行かない?
- その巨人は誰にも愛されなかった。
- 科学界の巨人, 偉大な科学者.
- 巨人のような大男[力持ち].
- 科学界の巨人たち.
- 巨人はきのうの勝利で優勝に王手をかけた.
- 巨人と阪神の勝差は縮まるどころかますます広がった.
- この 1 敗によって阪神の巨人に対する対戦成績は 9 勝 8 敗となった.
- セントラルリーグでは巨人が中日を抜いて首位になった.
- 巨人軍は永遠に不滅です.
- 読売巨人軍はチーム補強のため元大リーグの選手を雇った.
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