ネフィリム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 02:08 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ネフィリム(Nephilim)は、旧約聖書の『創世記』および『民数記』、旧約聖書外典(続編)の『ヨベル書』、『エノク書』などにあらわれる種族の名で、一般的には「巨人」とされる。名前の意味は「(天から)落ちてきた者達」であるという。「ネピリム」とも表記される。
概要
『創世記』第6章1–4節によれば、地上に人が増え始め、娘たちが生まれると、神の子らは人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。こうして神の子らと人間の娘たちの間に生まれたのがネフィリムであった。彼らは大昔の名高い英雄たちであったという。
『民数記』第13章32–33節ではカナンを偵察したイスラエルの一隊が、「そこにすむ民は巨人であり、ネフィリムである。彼らアナク人はネフィリムの出だ」とモーセに語る場面がある。
『ヨベル書』7:21–23によれば、巨人たちが人の娘をめとり、そこからネフィリムが生まれたとされる。ネフィリムは「みな仲たがいをして共食いをし、お互いを殺しあった」という。この箇所ではネフィリム以外にエルバハ、ネピル、エルヨという三種の名称があげられているが、それらも巨人をあらわしていると考えられる。
『第一エノク書』7章では地上に降りて人間の娘と交わった天使たち(グリゴリ)によって、巨人が生まれたという。巨人の体長は3000キュビット(1350メートル、ギリシア語の『エノク書』[1]では3000ペーキュス[2])もあり、人間たちの食物を食べつくすと共食いを行ったという(7:5)。
古代イスラエルと敵対した民族・国家を邪悪と強調するための象徴的描写とも考えられる。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
ネフィリム
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「ネフィリム (漫画)」の記事における「ネフィリム」の解説
エール 瞬のネフィリムでメイドの格好をしている。何時もボーッとしているのだが、キラキラしたものに目が無い。瞬に頭を撫でられるのが好き。管理ネフィリムのカテドラルよりも早くノワールを察知するなどその能力スペックは極めて高い。ゴーニュの力を受け取り4枚羽になった。 ブリスフル 真理のネフィリム。格好はピンク一色。横ロールの髪型が特徴で雨の日に弱い。真理共々クリフォトにさらわれる。 ソレイユ 束沙のネフィリム。格好は丈の短い和服。カレーが苦手で束沙が作っている時はどこかに隠れている。 カテドラル 公平のネフィリム。管理ネフィリムと呼ばれている。 ゴーニュ 鍛冶師の名をもつネフィリム。普段は保志美の家にある宝具の中に宿っている。保志美を依代に瞬たちに試練を課した。その後エールに自身の力を、瞬に宝具を託した。
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