ナルムクツェ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/18 22:28 UTC 版)
ナルムクツェ(Nalmuqtse)とは、アメリカ合衆国北西部に原住するインディアン部族であるクーテネイ族の神話・伝承に登場する巨人。
あまりにも身体が大きい為、歩行の際は四足で歩行する。ナルムクツェが移動したあとに出来た亀裂などから、地形が形成されていったと言われる。頭には飾りをつけており、この飾りがナルムクツェの力の根源となっている。ナルムクツェは四足歩行で世界中を歩き、道中、地球上のものに名前を付けていったが、旅を終えて最後に立ち上がった時、天に頭をぶつけ、その衝撃で頭の飾りが外れてしまった。活力の根源である頭飾りを喪失したナルムクツェは、生命活動を維持できなくなり死んでしまったという。
参考文献
- キャロル・ローズ編、松村一男訳「世界の怪物・神獣事典」(原書房)、303ページ
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